102 / 104
俺はひとみがいないとダメだな
ひとみに感心した結城
しおりを挟む
ひとみは山城にLINEを入れた。
山城はわかったとだけ返した。
力斗はテツが迎えに行ってくれるとのことで、すぐにひとみは結城の車で、
力也のマンションへ向かった。
結城が部屋に入る前にひとみに伝えた。
「姐さん、部屋に入ったら驚かないでください、散らかってるなんてもんじゃありません」
「予想はついています、逆に綺麗に片付いていたら、ちょっとショックかも……」
「えっ」
「力也さんは掃除や洗濯、片付けはしない人ですから、どなたかがきて、私の代わりに部屋を綺麗にしていると言うことでしょう」
結城はなんて鋭いんだと驚いた。
部屋に入ると、予想以上の汚れ方にひとみは愕然とした。
まず、寝室に向かうと、テツが力也に寄り添ってくれていた。
「姐さん」
「私はもう姐さんではないです」
すると結城が口を挟んだ。
「いえ、まだ離婚届は提出していないので、姐さんですよ」
ひとみの顔がパッと輝いた。
「そうですか」
ひとみはほっと安堵した。
力也のおでこに手を当てると、確かに熱かった。
リビングから体温計を持ってきて、熱を測る。
氷まくらに氷を入れて、力也の頭の下に、おでこに冷たい水で絞ったタオルを乗せ
て布団を一枚多くかけていた。
山城はわかったとだけ返した。
力斗はテツが迎えに行ってくれるとのことで、すぐにひとみは結城の車で、
力也のマンションへ向かった。
結城が部屋に入る前にひとみに伝えた。
「姐さん、部屋に入ったら驚かないでください、散らかってるなんてもんじゃありません」
「予想はついています、逆に綺麗に片付いていたら、ちょっとショックかも……」
「えっ」
「力也さんは掃除や洗濯、片付けはしない人ですから、どなたかがきて、私の代わりに部屋を綺麗にしていると言うことでしょう」
結城はなんて鋭いんだと驚いた。
部屋に入ると、予想以上の汚れ方にひとみは愕然とした。
まず、寝室に向かうと、テツが力也に寄り添ってくれていた。
「姐さん」
「私はもう姐さんではないです」
すると結城が口を挟んだ。
「いえ、まだ離婚届は提出していないので、姐さんですよ」
ひとみの顔がパッと輝いた。
「そうですか」
ひとみはほっと安堵した。
力也のおでこに手を当てると、確かに熱かった。
リビングから体温計を持ってきて、熱を測る。
氷まくらに氷を入れて、力也の頭の下に、おでこに冷たい水で絞ったタオルを乗せ
て布団を一枚多くかけていた。
0
お気に入りに追加
100
あなたにおすすめの小説
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
寡黙な彼は欲望を我慢している
山吹花月
恋愛
近頃態度がそっけない彼。
夜の触れ合いも淡白になった。
彼の態度の変化に浮気を疑うが、原因は真逆だったことを打ち明けられる。
「お前が可愛すぎて、抑えられないんだ」
すれ違い破局危機からの仲直りいちゃ甘らぶえっち。
◇ムーンライトノベルズ様へも掲載しております。
一夜限りのお相手は
栗原さとみ
恋愛
私は大学3年の倉持ひより。サークルにも属さず、いたって地味にキャンパスライフを送っている。大学の図書館で一人読書をしたり、好きな写真のスタジオでバイトをして過ごす毎日だ。ある日、アニメサークルに入っている友達の亜美に頼みごとを懇願されて、私はそれを引き受けてしまう。その事がきっかけで思いがけない人と思わぬ展開に……。『その人』は、私が尊敬する写真家で憧れの人だった。R5.1月
副社長氏の一途な恋~執心が結んだ授かり婚~
真木
恋愛
相原麻衣子は、冷たく見えて情に厚い。彼女がいつも衝突ばかりしている、同期の「副社長氏」反田晃を想っているのは秘密だ。麻衣子はある日、晃と一夜を過ごした後、姿をくらます。数年後、晃はミス・アイハラという女性が小さな男の子の手を引いて暮らしているのを知って……。
やさしい幼馴染は豹変する。
春密まつり
恋愛
マンションの隣の部屋の喘ぎ声に悩まされている紗江。
そのせいで転職1日目なのに眠くてたまらない。
なんとか遅刻せず会社に着いて挨拶を済ませると、なんと昔大好きだった幼馴染と再会した。
けれど、王子様みたいだった彼は昔の彼とは違っていてーー
▼全6話
▼ムーンライト、pixiv、エブリスタにも投稿しています
ダブル シークレットベビー ~御曹司の献身~
菱沼あゆ
恋愛
念願のランプのショップを開いた鞠宮あかり。
だが、開店早々、植え込みに猫とおばあさんを避けた車が突っ込んでくる。
車に乗っていたイケメン、木南青葉はインテリアや雑貨などを輸入している会社の社長で、あかりの店に出入りするようになるが。
あかりには実は、年の離れた弟ということになっている息子がいて――。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる