お前に惚れた〜極道の一途すぎる愛

ラヴ KAZU

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第十八章 力也とひとみのすれ違う気持ち

かえでのことは話しておかないとダメだな

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力也は嫌な予感がした。

(さっきの二葉組お嬢との現場を見られたのか)

二葉組組長から、力也は絶大な信頼を得ている。

我妻組組長とも古い友人だ。

組長同士将来は二人を結婚させようと考えていたようだ。

ところが、力也は父親である我妻組組長に無断で、ひとみと結婚した。

初めは猛反対で「すぐに離婚しろ」と顔を合わすたびに言われていた。

ところが、ある日を境に「お前が決めたなら間違いないだろう、幸せにしてやるんだぞ」と言ってきた。

(一体親父に何があったんだ)

力也はひとみが、父親が昔愛した堅気の女性の娘だと言うことを知らない。

力也の父親は自分が幸せにしてやれなかったあけみの分も、ひとみの幸せを願っていたのだ。

力也は嫌な予感がした。

(さっきの二葉組お嬢との現場を見られたのか)

二葉組組長から、力也は絶大な信頼を得ている。

我妻組組長とも古い友人だ。

組長同士将来は二人を結婚させようと考えていたようだ。

ところが、力也は父親である我妻組組長に無断で、ひとみと結婚した。

初めは猛反対で「すぐに離婚しろ」と顔を合わすたびに言われていた。

ところが、ある日を境に「お前が決めたなら間違いないだろう、幸せにしてやるんだぞ」と言ってきた。

(一体親父に何があったんだ)

力也はひとみが、父親が昔愛した堅気の女性の娘だと言うことを知らない。

力也の父親は自分が幸せにしてやれなかったあけみの分も、ひとみの幸せを願っていたのだ。

極道の世界のことは、ひとみはわからない。

(力也さんは私と離婚したら、あの女性と結婚するつもりかもしれない、私の保険証が使えなくなったら、離婚が成立したってことだよね)

ひとみは離婚届のことも、キスしていた女性とのことも、確かめる勇気がなかった。

(妊娠のことは黙っていよう)

ひとみは一人で生んで育てようと考えていた。

テーブルで食事をしている時も、ひとみは黙っていた。

力也は病院での様子を聞いてみようと思った。

「今度、病院はいつ行くんだ」

「えっと、一ヶ月後です」

ひとみは素直に本当のことを伝えた。

「一ヶ月後?風邪薬を一ヶ月分処方してくれたのか」

ひとみは狼狽えてしまった。
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