お前に惚れた〜極道の一途すぎる愛

ラヴ KAZU

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第十六章 山城と我妻

俺の女だったんだよな、俺のここ慰めてくれよ

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そして、ひとみは先生からの衝撃的な言葉に愕然とした。

「山城さんは心的外傷後ストレス障害PTSDと思われます」

「心的外傷……」

「恐ろしい体験から、自己防衛本能が働いて、その恐怖から逃れるために、一時的に記憶がなくなります、特にその記憶に関係している人物のことは記憶がありません」

「それで、私のことは覚えていないのですね」

「はい」

「どうすればいいのでしょうか」

「とりあえず、怪我の治療をしましょう、あとは精神科の先生とご相談ください」

ひとみは自分を責めた。

(私のせいだ)

病室に戻ると、山城はベッドから起き上がり、着替えようとしていた。

「山城さん、何をしているんですか」

「また、お前か、関係ない奴は出て行ってくれ」

「関係あります」

「へえ、どんな関係があるんだよ」

「今は我妻の妻ですけど、以前は……」

「我妻?誰だそいつは」

「我妻組若頭我妻力也です」

「お前、極道の男と結婚してるのか」

「はい」

「その我妻組の姐さんと俺が、どんな関係があるんだ、言ってみろよ」

「私、我妻と結婚する前に山城さんの女でした」

山城は声高らかに笑った。

「お前、おもしろいこと言うじゃねえか」

山城は部屋の鍵をかけて、ひとみをベッドに押し倒した。

「俺の女だったんだよな、じゃあ、俺のここ慰めてくれよ」

山城はひとみのニットを脱がせ、ブラを外した。

「山城さん、やめてください」

「俺の女だったんだろう」

山城はひとみも乳房を舐め回した。

ひとみの口から色っぽい声が漏れる。

「お前だって感じてるんじゃねえか」

山城は下着に手を伸ばした。

下着の縁から指を入れて、ひとみの秘所に触れた。

ひとみは背中をのけぞらせて、感じていた。

「おい、もう濡れてるぞ、お前だって、俺としたかったんだろう」
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