お前を必ず落として見せる～俺様御曹司の執着愛

第八章 新の執着心

まどかは新にちゃんと話さなければと思っていた。

龍斗とまどかは幸せな日々を過ごしていた。

そして、まどかは新にちゃんと話さなければと思っていた。

あの雨の日、新を振り切ってアパートを飛び出してきたことが、ずっと気になっていた。

龍斗が仕事から戻ったタイミングで、口を開いた。

「龍斗さん、お話があるんです」

「何？」

まどかは大きく深呼吸をしてから話始めた。

「新のことです」

龍斗の表情が変わった。

「あの雨の日、新にやり直さないかと言われて、突き飛ばして出てきてしまったんです」

「そうだったのか」

「新は仕事の拠点をアメリカに移すからついてきてほしいと言われました、
だからその気はないとはっきり伝えたいんです」

「まどか、そうだな、あいつのアメリカに旅立つ予定もあるだろうし、
アパートも解約して、荷物も移したいしな」

まどかは頷いた。

そして、まどかは新に連絡を取り、会うことになった。

龍斗は一緒に同行すると言ったが、まどかは二人で話し合いをしたい旨を伝えてた。

その間に、龍斗はアパートの解約と引っ越しをすることになった。