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第三章 独占欲全開

廉也って呼べ

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「おはようございます、一緒に朝ごはん食べようと思って、キッチンお借りしています」

私を振り向かせ、唇を塞ぐ。

そのまま私を抱き上げてベッドルームへ運び、身体を重ねる。

「社長、駄目です、もう起きて支度しないと遅刻します」

「廉也でいいよ」

「いいえ、昨夜は調子に乗り過ぎました、すみません」

「大丈夫だ、廉也って呼べ」

「私達、恋人同士じゃないんですから、これから一線超えないようにしないといけないと思うんです」

私の言葉を遮るように廉也さんは起こった口調で言った

「何それ、どう言う意味?あんなに愛し合ったのに恋人同士じゃない?これから一線越えないように?」

私は下を向いてどう答えればいいか迷っていた。

「あいつの申し出受けるってこと?みゆとのことは忘れろってこと?」

「そうじゃありません」

「じゃあ、どう言うこと?俺を受け入れてくれたのは、あれは嘘?あいつを思いながら俺に抱かれたのかよ」

「違います」

びっくりした、こんな社長は初めて見た。
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