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第七章 抑えきれない想い
もし、真山さんがキスしてくれたら私は素直に受け入れちゃうだろう。
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明日のことを考えると眠れず、白々と夜が明けてしまった。
俺はまりえさんを迎えに小出家に向かった。
玄関で小出氏と挨拶をした。
「今日はすまんな、まりえのわがままを聞いてもらって感謝するよ」
「いえ、自分がお供しますと言ったんですから……」
「よろしく頼むよ」
私はウキウキして、支度に時間がかかってしまった。
「真山さん、お待たせ」
「それでは一日まりえさんをお預かりします」
「お父様、行って参ります」
「ああ、行っておいで」
真山さんは私を助手席にエスコートしてくれた。
「まりえさん、シートベルトを閉めてください」
「あ、シートベルトね」
私はやっぱり出来ずに、真山さんにやってもらおうとお願いした。
「やってくれる?」
「はい、失礼します」
また、真山さんと顔が急接近した。
もし、真山さんがキスしてくれたら私は素直に受け入れちゃうだろう。
違う、キスしてほしい。
でも真山さんはシートベルトをしてくれたら私から離れた。
俺はまりえさんを迎えに小出家に向かった。
玄関で小出氏と挨拶をした。
「今日はすまんな、まりえのわがままを聞いてもらって感謝するよ」
「いえ、自分がお供しますと言ったんですから……」
「よろしく頼むよ」
私はウキウキして、支度に時間がかかってしまった。
「真山さん、お待たせ」
「それでは一日まりえさんをお預かりします」
「お父様、行って参ります」
「ああ、行っておいで」
真山さんは私を助手席にエスコートしてくれた。
「まりえさん、シートベルトを閉めてください」
「あ、シートベルトね」
私はやっぱり出来ずに、真山さんにやってもらおうとお願いした。
「やってくれる?」
「はい、失礼します」
また、真山さんと顔が急接近した。
もし、真山さんがキスしてくれたら私は素直に受け入れちゃうだろう。
違う、キスしてほしい。
でも真山さんはシートベルトをしてくれたら私から離れた。
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