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第三章 ドキドキが止まらない
私、なんて恥ずかしいことを口にしてしまったんだろう。
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「私のはじめての相手になって欲しいの」
「えっ」
しばらく沈黙が続いた。
心臓の鼓動が半端ない。
ドキドキが止まらない。
私、なんて恥ずかしいことを口にしてしまったんだろう。
なんて女だと思われたに違いない。
自分から抱いてくださいって言ってるのと変わりない。
私はサンドウィッチとコーヒーの袋を鷲掴みにして「ごめんなさい、忘れて」そう言って助手席のドアを開けてその場を後にした。
俺はしばらく、何が起こったのか分からなかった。
まりえさんはなんて言ったんだ。
はじめての相手になって欲しいって言ったんだよな。
えっ、嘘だろ。
どうして、俺?
でも、忘れてって。
はじめてって、まりえさんは経験ないってことか。
その時、まりえさんを十年間思い続けて、ただ遠くから見守っていられればと思っていた気持ちが独占欲に変わった瞬間だった。
私は社内でランチを済ませて、自分の取った行動に後悔していた。
あんなこと言っちゃって、どう言う顔して帰り過ごせばいいの。
「えっ」
しばらく沈黙が続いた。
心臓の鼓動が半端ない。
ドキドキが止まらない。
私、なんて恥ずかしいことを口にしてしまったんだろう。
なんて女だと思われたに違いない。
自分から抱いてくださいって言ってるのと変わりない。
私はサンドウィッチとコーヒーの袋を鷲掴みにして「ごめんなさい、忘れて」そう言って助手席のドアを開けてその場を後にした。
俺はしばらく、何が起こったのか分からなかった。
まりえさんはなんて言ったんだ。
はじめての相手になって欲しいって言ったんだよな。
えっ、嘘だろ。
どうして、俺?
でも、忘れてって。
はじめてって、まりえさんは経験ないってことか。
その時、まりえさんを十年間思い続けて、ただ遠くから見守っていられればと思っていた気持ちが独占欲に変わった瞬間だった。
私は社内でランチを済ませて、自分の取った行動に後悔していた。
あんなこと言っちゃって、どう言う顔して帰り過ごせばいいの。
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