17 / 69
第三章 ドキドキが止まらない
それなら目の前にいるじゃない、依頼なら引き受けてくれるかもしれない
しおりを挟む
真山さんは私を助手席にエスコートしてくれた。
私はどうしても真山さんに聞きたいことがあった。
「真山さんはいつから彼女いないの」
「そうですね、この仕事をしてからですから十年前ですね」
「その前はいたの?」
「いました」
「その彼女となんで別れたの」
「この仕事を始めることを話したら振られました」
「その彼女とはどこまでのお付き合いだったの」
「結婚を考えていました」
「それじゃあ、男女の関係があったってこと」
「なんでそんな事聞くんですか」
「いいから答えて、あったの、なかったの」
「ありました」
「そうなんだ」
「なんでそんなこと聞くのですか」
私が一人暮らしを始めたかったのは、父親から離れたいと言うほかにデートしたり、お互いを求めあったり、経験したことがないことを経験したかったからだ。
でもこれからその相手を探すなんて、いつになることか。
それなら目の前にいるじゃない、依頼なら引き受けてくれるかもしれないと思った。
私はどうしても真山さんに聞きたいことがあった。
「真山さんはいつから彼女いないの」
「そうですね、この仕事をしてからですから十年前ですね」
「その前はいたの?」
「いました」
「その彼女となんで別れたの」
「この仕事を始めることを話したら振られました」
「その彼女とはどこまでのお付き合いだったの」
「結婚を考えていました」
「それじゃあ、男女の関係があったってこと」
「なんでそんな事聞くんですか」
「いいから答えて、あったの、なかったの」
「ありました」
「そうなんだ」
「なんでそんなこと聞くのですか」
私が一人暮らしを始めたかったのは、父親から離れたいと言うほかにデートしたり、お互いを求めあったり、経験したことがないことを経験したかったからだ。
でもこれからその相手を探すなんて、いつになることか。
それなら目の前にいるじゃない、依頼なら引き受けてくれるかもしれないと思った。
0
お気に入りに追加
7
あなたにおすすめの小説
極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。

甘すぎるドクターへ。どうか手加減して下さい。
海咲雪
恋愛
その日、新幹線の隣の席に疲れて寝ている男性がいた。
ただそれだけのはずだったのに……その日、私の世界に甘さが加わった。
「案外、本当に君以外いないかも」
「いいの? こんな可愛いことされたら、本当にもう逃してあげられないけど」
「もう奏葉の許可なしに近づいたりしない。だから……近づく前に奏葉に聞くから、ちゃんと許可を出してね」
そのドクターの甘さは手加減を知らない。
【登場人物】
末永 奏葉[すえなが かなは]・・・25歳。普通の会社員。気を遣い過ぎてしまう性格。
恩田 時哉[おんだ ときや]・・・27歳。医者。奏葉をからかう時もあるのに、甘すぎる?
田代 有我[たしろ ゆうが]・・・25歳。奏葉の同期。テキトーな性格だが、奏葉の変化には鋭い?
【作者に医療知識はありません。恋愛小説として楽しんで頂ければ幸いです!】

社長室の蜜月
ゆる
恋愛
内容紹介:
若き社長・西園寺蓮の秘書に抜擢された相沢結衣は、突然の異動に戸惑いながらも、彼の完璧主義に応えるため懸命に働く日々を送る。冷徹で近寄りがたい蓮のもとで奮闘する中、結衣は彼の意外な一面や、秘められた孤独を知り、次第に特別な絆を築いていく。
一方で、同期の嫉妬や社内の噂、さらには会社を揺るがす陰謀に巻き込まれる結衣。それでも、蓮との信頼関係を深めながら、二人は困難を乗り越えようとする。
仕事のパートナーから始まる二人の関係は、やがて揺るぎない愛情へと発展していく――。オフィスラブならではの緊張感と温かさ、そして心揺さぶるロマンティックな展開が詰まった、大人の純愛ストーリー。
クールなイケメン御曹司が私だけに優しい理由~隣人は「溺愛」という「愛」を教えてくれる~
けいこ
恋愛
マンションの隣の部屋に引越してきたのは、
超絶イケメンのとても優しい男性だった。
誰かを「愛」することを諦めていた詩穂は、
そんな彼に密かに恋心を芽生えさせる。
驚くことに、その彼は大型テーマパークなどを経営する
「桐生グループ」の御曹司で、
なんと詩穂のオフィスに課長として現れた。
でも、隣人としての彼とは全く違って、
会社ではまるで別人のようにクールで近寄り難い。
いったいどっちが本当の彼なの?
そして、会社以外で私にとても優しくするのはなぜ?
「桐生グループ」御曹司
桐生 拓弥(きりゅう たくみ) 30歳
×
テーマパーク企画部門
姫川 詩穂(ひめかわ しほ) 25歳
初色に囲われた秘書は、蜜色の秘処を暴かれる
ささゆき細雪
恋愛
樹理にはかつてひとまわり年上の婚約者がいた。けれど樹理は彼ではなく彼についてくる母親違いの弟の方に恋をしていた。
だが、高校一年生のときにとつぜん幼い頃からの婚約を破棄され、兄弟と逢うこともなくなってしまう。
あれから十年、中小企業の社長をしている父親の秘書として結婚から逃げるように働いていた樹理のもとにあらわれたのは……
幼馴染で初恋の彼が新社長になって、専属秘書にご指名ですか!?
これは、両片想いでゆるふわオフィスラブなひしょひしょばなし。
※ムーンライトノベルズで開催された「昼と夜の勝負服企画」参加作品です。他サイトにも掲載中。
「Grand Duo * グラン・デュオ ―シューベルトは初恋花嫁を諦めない―」で当て馬だった紡の弟が今回のヒーローです(未読でもぜんぜん問題ないです)。
一夜限りのお相手は
栗原さとみ
恋愛
私は大学3年の倉持ひより。サークルにも属さず、いたって地味にキャンパスライフを送っている。大学の図書館で一人読書をしたり、好きな写真のスタジオでバイトをして過ごす毎日だ。ある日、アニメサークルに入っている友達の亜美に頼みごとを懇願されて、私はそれを引き受けてしまう。その事がきっかけで思いがけない人と思わぬ展開に……。『その人』は、私が尊敬する写真家で憧れの人だった。R5.1月
契約結婚のはずなのに、冷徹なはずのエリート上司が甘く迫ってくるんですが!? ~結婚願望ゼロの私が、なぜか愛されすぎて逃げられません~
猪木洋平@【コミカライズ連載中】
恋愛
「俺と結婚しろ」
突然のプロポーズ――いや、契約結婚の提案だった。
冷静沈着で完璧主義、社内でも一目置かれるエリート課長・九条玲司。そんな彼と私は、ただの上司と部下。恋愛感情なんて一切ない……はずだった。
仕事一筋で恋愛に興味なし。過去の傷から、結婚なんて煩わしいものだと決めつけていた私。なのに、九条課長が提示した「条件」に耳を傾けるうちに、その提案が単なる取引とは思えなくなっていく。
「お前を、誰にも渡すつもりはない」
冷たい声で言われたその言葉が、胸をざわつかせる。
これは合理的な選択? それとも、避けられない運命の始まり?
割り切ったはずの契約は、次第に二人の境界線を曖昧にし、心を絡め取っていく――。
不器用なエリート上司と、恋を信じられない女。
これは、"ありえないはずの結婚"から始まる、予測不能なラブストーリー。
【完結】誰にも知られては、いけない私の好きな人。
真守 輪
恋愛
年下の恋人を持つ図書館司書のわたし。
地味でメンヘラなわたしに対して、高校生の恋人は顔も頭もイイが、嫉妬深くて性格と愛情表現が歪みまくっている。
ドSな彼に振り回されるわたしの日常。でも、そんな関係も長くは続かない。わたしたちの関係が、彼の学校に知られた時、わたしは断罪されるから……。
イラスト提供 千里さま
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる