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第ニ章 契約上の関係

あれ依頼、千鶴を付け狙う車の影は消えた。 俺はこれで済んだとは思えなかった。

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そう、これでいい、ちづるは俺の契約上の妻だ。

ところが、ベッドに入っても中々寝付けなかった。

朝目覚めると、朝食の支度が整っていた。

「おはよう、ちづる早いな」

「おはようございます、お口に合うかどうか、言われた通り、玉ねぎとピーマンは使っていませんから」

「そうか、頂きます、うまい」

そして、俺は仕事に出かけた。

会社に行くと、早速秘書の丸山に結婚の報告をした。

「おめでとうございます、早速会社のホームページにて報告致しましょう」

「一つ調べて欲しい事がある」

「はい、なんなりとお申し付けください」

「ちづるの身に危険が迫っている、理由が知りたい、車のナンバーから持ち主を割り出してくれ」

「それはご心配ですね、承知致しました」

仕事が終わり、マンションへ向かった。

あれ依頼、千鶴を付け狙う車の影は消えた。

俺はこれで済んだとは思えなかった。

ちづるは買い物に出かけたいと言い出した。

「海堂さん、買い物に行きたいんですが」

「山川に頼め」
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