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第十五章 ニューヨークの街並み
それから一ヶ月の時が流れた。
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「えっ?僕に惹かれていくって言ったの」
次の瞬間、滝本先生は三船を引き寄せ抱きしめた。
「滝本先生、いけません、ここは病院です、誰かに見られたら誤解されます」
「僕たちは結婚するんだから何にも問題はないよ」
「滝本先生」
「もう一度プロポーズする、僕と結婚してくれ、返事はYESしか受け付けないよ」
「はい」
俺はその場にいることが悪いような気持ちになったが、三船がはいと返事して安堵した。
「滝本先生、三船、おめでとうございます」
「ありがとうございます」
「実は俺と亜紀も婚姻届を提出したんだ」
「そうなの?良かったわね、あとは早く目覚めてくれるといいわね」
「そうだな」
でも、亜紀は全く目覚める気配はなかった。
それから一ヶ月の時が流れた。
俺はずっと亜紀の傍に寄り添っていた。
疲れがピークに達して、居眠りをしてしまった。
「理樹さん」
次の瞬間、滝本先生は三船を引き寄せ抱きしめた。
「滝本先生、いけません、ここは病院です、誰かに見られたら誤解されます」
「僕たちは結婚するんだから何にも問題はないよ」
「滝本先生」
「もう一度プロポーズする、僕と結婚してくれ、返事はYESしか受け付けないよ」
「はい」
俺はその場にいることが悪いような気持ちになったが、三船がはいと返事して安堵した。
「滝本先生、三船、おめでとうございます」
「ありがとうございます」
「実は俺と亜紀も婚姻届を提出したんだ」
「そうなの?良かったわね、あとは早く目覚めてくれるといいわね」
「そうだな」
でも、亜紀は全く目覚める気配はなかった。
それから一ヶ月の時が流れた。
俺はずっと亜紀の傍に寄り添っていた。
疲れがピークに達して、居眠りをしてしまった。
「理樹さん」
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