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第十章 ニューヨークの熱い夜
「当たり前だ、俺の結婚相手は亜紀だよ」
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声がする方へ振り向くと、理樹さんが立っていた。
「理樹さん!」
私達はお互いに引かれるように抱き合った、そして人目も憚らずキスをした。
まるでニューヨークの街が、二人を祝福してくれているような感覚に陥った。
解決しなければいけないことは山積みだが、今は理樹さんの腕の中で、抱きしめられている幸せに浸っていたかった。
「亜紀、今度こそ、日本に戻ったら結婚しよう、俺達は許嫁なんだからな」
「でも、理樹さんには婚約者がいるんですよ」
「ごめん、愛理お嬢さんに言われて、亜紀に内緒で出かけたこと謝るよ、本当にごめん」
「本当に私でいいんでしょうか」
「当たり前だ、俺の結婚相手は亜紀だよ」
私は溢れる涙をどうすることも出来なかった。
ニューヨークの熱い夜の炎は燃え続けていた。
「理樹さん!」
私達はお互いに引かれるように抱き合った、そして人目も憚らずキスをした。
まるでニューヨークの街が、二人を祝福してくれているような感覚に陥った。
解決しなければいけないことは山積みだが、今は理樹さんの腕の中で、抱きしめられている幸せに浸っていたかった。
「亜紀、今度こそ、日本に戻ったら結婚しよう、俺達は許嫁なんだからな」
「でも、理樹さんには婚約者がいるんですよ」
「ごめん、愛理お嬢さんに言われて、亜紀に内緒で出かけたこと謝るよ、本当にごめん」
「本当に私でいいんでしょうか」
「当たり前だ、俺の結婚相手は亜紀だよ」
私は溢れる涙をどうすることも出来なかった。
ニューヨークの熱い夜の炎は燃え続けていた。
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