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第二章 捧げちゃった
「東條ホールディングス社長、東條理樹よね」
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冬美と待ち合わせした時間にはちょっとは元気になっていた。
「亜紀、大丈夫?ニューヨークで何があったの?」
私は冬美にニューヨークでの理樹さんとの出会いを語り始めた。
「ニューヨークで白人男性に襲われそうになったところを、助けてくれたのが東條ホールディングス社長、東條理樹さんだったの」
「それで」
「私、怪我してたから、理樹さんが自分の泊まっているホテルに連れて行ってくれて、怪我の手当をしてくれたの」
「なるほど、よくあるパターンね、それで?」
「ルームサービスで食事をして、彼に振られて傷心旅行してる話をして、結婚するまではこの身は捧げないって言ったら国宝級だなって言われた」
「確かにその通りよね」
「そうしたら私の初めてを俺にくれって、東條亜紀になれって」
冬美は驚いた表情を見せた。
「プロポーズされたの?」
「うん」
「それで、亜紀の初めてを捧げたの?」
「うん」
「それ以来連絡ないんだ」
「うん」
「東條ホールディングス社長、東條理樹よね」
「亜紀、大丈夫?ニューヨークで何があったの?」
私は冬美にニューヨークでの理樹さんとの出会いを語り始めた。
「ニューヨークで白人男性に襲われそうになったところを、助けてくれたのが東條ホールディングス社長、東條理樹さんだったの」
「それで」
「私、怪我してたから、理樹さんが自分の泊まっているホテルに連れて行ってくれて、怪我の手当をしてくれたの」
「なるほど、よくあるパターンね、それで?」
「ルームサービスで食事をして、彼に振られて傷心旅行してる話をして、結婚するまではこの身は捧げないって言ったら国宝級だなって言われた」
「確かにその通りよね」
「そうしたら私の初めてを俺にくれって、東條亜紀になれって」
冬美は驚いた表情を見せた。
「プロポーズされたの?」
「うん」
「それで、亜紀の初めてを捧げたの?」
「うん」
「それ以来連絡ないんだ」
「うん」
「東條ホールディングス社長、東條理樹よね」
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