俺の抱擁に溺れろ、お前の全てが欲しい、極道の一途な愛

ラヴ KAZU

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惹かれる気持ち③

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マンションにつくと、大館さんは「明日、お迎えにあがります」そう言って

マンションを後にした。

部屋に入ると、私はコップにミネラルウオーターを濯いだ。

「健斗さん、お水です」

健斗さんはお酒が強い方ではない。

キャバクラでも、ほとんど飲まない。

ソファーに腰をかけて、私の差し出したミネラルウオーターを一気に飲み干した。

「大丈夫ですか」

健斗さんはじっと私を見つめた。

「ユリエ、いや、かすみ、俺と結婚してくれ」

心臓がドキドキ言ってる。

嬉しい、嬉しい言葉だけど、私は結婚は出来ない。

それに今はお酒を飲んで、気持ちがハイになってるからに決まってる。

本気じゃない。

「健斗さん、そのお話はまた今度にしましょう」

「どうしてだよ」

「明日、目が覚めたら忘れちゃってるかもしれないし」

「忘れねえよ、かすみは俺が嫌いなのか」


「そんなことないです、でも私はキャバ嬢で、健斗さんはお客さまですから」

「お前は花園かすみで、俺は春日部拓真だ」

「健斗さんは私がキャバ嬢ユリエだから、興味をもってくれているんでしょうから、
ただのOL花園かすみはつまらないと思いますよ」

「そんなことはない、俺はかすみを愛してる」

私はドキドキと鼓動が速くなった。

だって、大好きな健斗さんに愛してるなんて言われて、嘘でも嬉しい。

でも私は結婚は出来ない。

「愛人にしてください、健斗さんはちゃんと結婚して、奥様と幸せな家庭を築いて、
ちょっと遊びたくなったら、私を抱いてください」

「俺に偽りの女を妻にしろと言うのか」

「違います、健斗さんに相応しい方を選んだ方がいいと申し上げているんです、
私では荷が重すぎます」

「何が荷が重いんだ、俺に毎晩抱かれて、休みの日は一緒に出かけて、
その内子供を授かったら、家族で時間を過ごせばいい、何も難しいことはないだろう」

子供?そうだよね、誰でも結婚したら子供は欲しいよね。

特に健斗さんは春日部コーポレーション社長で新堂組若頭なんだから、

後継者は必要だよね。

「ですから、奥様になる人は若くて、元気な子供を生んでくれる女性がいいと思いますよ」

「かすみだって大丈夫さ、それにもうすでに授かってるかもしれないし」



「どう言うことでしょうか」

「かすみを抱いてる時、俺は避妊していない」

私は全く気づいていなかった、まさか避妊していないなんて……

「そんなに驚くことか、結婚したい女を抱くのに、避妊は必要ないだろう」

「あのう、今までもそうだったんですか」

「そうだったって?」

「ですから、好きになった女性とは避妊してないんですか」

「避妊しないでセックスしたのはかすみが初めてだ」

「えっ」

「結婚したいって思ったのはかすみが初めてだからな」

「嘘」

私は独り言のようにボソッと囁いた。

「嘘じゃねえ」

健斗さんは大きな声ではっきりと答えた。

「俺、シャワー浴びてくるな、裸になってベッドにいろ」

健斗さんはシャワールームに向かった。




俺は冷静さを取り戻すべく、頭から冷たいシャワーを浴びた。

愛人にしてくださいだと、ちょっと遊びたくなったら抱いてくださいだと。

どう言うことだよ。

俺のことは愛していないのか。

他に好きな男でもいるのか。

俺は冷静ではいられなかった。

そこへユリエがドアの向こうから声をかけてきた。

「健斗さん、一緒にシャワー浴びてもいいですか」

「入ってこい」

ユリエはガラスドアの向こうで服を脱ぎはじめた。

ガラス越しに映るユリエの身体は一糸纏わぬ姿になった。

そんなユリエの身体に俺自身は反応して、大きくなった。

ドアが開いて、胸や感じる部分を手で隠して入ってきた。

俺はユリエの腰を引き寄せ、抱きしめた。

「健斗さん、もう大きくなって、あたりますよ」

「仕方ないだろう、愛する女が一糸纏わぬ姿でいるのに、反応しない男はいない」

「健斗さん」

「かすみ」



「ユリエって呼んでください、そうすると大胆になれるんです」

「ユリエ、ユリエ」

俺はユリエの乳房を舐め回した。

下からぐっと持ち上げて、乳房の先を強く吸った。

「ああ、気持ちいい、健斗、健斗、もっと激しく吸って」

俺はユリエの乳房の先を思いっきり吸った。

そして、そのまま、唇をお腹に這わせて、黒い茂みの奥へ持っていき、

ぐっと開いた。

舌で舐め上げた。

「いや、最高、私も健斗の舐めさせて」

ユリエはしゃがみ込んで、俺自身を口に含んだ。

そしてチュッパ、チュッパ、吸いはじめた。

「ユリエ、気持ちいいぞ、最高だ」

俺は腰を振って、ユリエの口の中に出した。

それでも俺自身は萎えることはなく、ユリエを押し倒し、ユリエの中に

入れた。

俺自身は熱量が大きいままズブズブはいった。

「ユリエの中は最高に気持ちいい」



俺は思いっきり腰を動かした。

ユリエはエロい顔を俺に向けて「健斗、健斗」って叫んでいた。

「ああ、ユリエ、お前を愛している、絶対に離さない」

俺はユリエの中で果てた。

そのままシャワーを浴びて、ユリエを抱き抱えて、寝室へ運んだ。

「健斗さん、ベッドが濡れちゃいます」

「大丈夫だ、まだまだ抱き足りない」

健斗さんは私の股を広げて、秘所を吸った。

「ああ、また気持ちよくなってきちゃった」

「いいぞ、気持ちよくなって上り詰めろ」

健斗さんは指を二本私の秘所に入れて抜き差しした。

動きが早くなって、快楽がまた押し寄せてきた。

健斗さんは私の秘所を攻めながら、乳房も舐め回した。

二ヶ所同時に攻められて、私は最高潮に達した。

ぐったりして、その身体をうつ伏せにさせられて、健斗さんは後ろから抱いた。

尻を持ち上げて、健斗さん自身を突き刺した。

肌と肌がぶつかり合う音が寝室中に響く。

私はそのまま眠りに誘われた。


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