俺を好きになるな、お前を愛していない、極道の目覚めた独占欲

第十一章 蓮也の想い

③

「身体を温めないと風邪引きますよ」

「じゃあ、加子の身体で抱きしめてくれよ」

「だめです、ちゃんと湯船に浸かってください」

「一緒に入ろうぜ」

「だめです、私はやることがあるので、一人で入ってください」

「なあ、今日は泊まりって言ってたのに、何で帰ってきたんだ」

「若林さんから連絡もらったんです、蓮也さんが言うこと聞かないって」

「それで、帰ってきてくれたのか」

「雨が降ってきて、気温も下がって、外にずっと居たら、蓮也さんが風邪引いちゃうと思って帰ってきたんです」

「俺を心配してくれたのか」

蓮也の声のトーンが上がった。

「心配しますよ、嫌いなわけじゃないんですから」

蓮也は加子に追い立てられるように、シャワールームへ向かった。

蓮也が湯船に浸かっていると、ドアの向こうで、加子の声がした。

「蓮也さん、着替えここに置いておきますね」

蓮也はドアを開けて、加子を引き摺り込んだ。

「きゃっ、なんですか」

加子は服のまま、湯船に入ってしまった。

「もう、蓮也さん、ずぶ濡れになっちゃったじゃないですか」

「裸になれ」

蓮也は加子の服を脱がせた。

服を脱がせながら、身体を引き寄せ、キスをした。

「んん～ん」

蓮也の唇は首筋へと降りていく。

「蓮也さん、だめです」

蓮也の手は加子の乳房を大きく揉みしだいた。

「加子の乳首、立ってる、感じているってことだな」

蓮也は加子の乳首を舐めて吸った。

「いやん、気持ちよくなっちゃう」

「いいよ、気持ちよくなれ、こっちも触ってほしいだろ」

蓮也は加子の秘所を指で擦った。

「ああ～ん、気持ちいい」

「俺ももう大きくなってきた、入れるぞ」

「ベッドに連れて行って」

加子の可愛いおねだりに、蓮也は加子の身体にバスタオルをかけて

ベッドに運んだ。

「加子、加子、愛してる、お前が欲しい」

「ああ～ん、早く入れて」

「俺を愛してると言え」

でも加子は色っぽい喘ぎこえを出すも、愛してるの言葉は言わない。

加子、俺はお前の心も欲しいんだ。

どうしたら、俺を愛してくれるんだ。