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【二人目・二葉 兵固】

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『昨日はランク上げも稼ぎも出来なかったから今日こそはちまちま両方頑張っていこう!って相棒と決めたのに計画していたダンジョンレベル30ではなく突如目の前に聳え立ったレベル50のダンジョンに挑むこととなったんだけどさ!
このダンジョン、突然現われたからもちろん公式にも載っていないんだ!絶対に運営の嫌がらせだな。ま、二人で協力したらこのくらいのレベルは大丈夫なんだけどな。俺一人だと絶対無理だけど・・・・・・・。
仕方ないから挑んでやったら、ボスに辿り着くまでにモンスターも採取する薬草類も何もなし!全く金になんねーの!!時間の無駄だからさ、走って最奥に辿り着いたんだけど、巨大な扉が邪魔をしててさ!それをなんと相棒が回し蹴りで破壊!!ありえないだろう???おかしいだろう????だけど、それができちゃう相棒、マジ尊敬!!
ここまで走ってきたのに全く疲れてないのは驚きなんだけど、更に驚くことが!!相棒のブーツかなり重量があって挙げ句ピンヒールなんだぜ!!!どんな脚力してんの!?と問う前に気になったんだが、女性に聞きたい。
ピンヒールで走れるモノなのか、と。
それはさておき、その先にはかなりレベルを下げた『毒竜』が存在していたんだ。レベルが低いのは俺たちがもし万が一勝った場合本来の『毒竜』のレベルだと『ゲーム自体のレベルの設定』が変だとSNSに書き込まれるのを危惧したんだと思うんだよな~~。
でも、『運営側』には絶対的な自信があったと思うぜ?だってレベルが低いとは言え『竜』だし、ダンジョンレベル50だし!そんな『竜』を押しつけたんだからさ。まさか負けるなんて思ってなかったから『運営側が絶対に勝てるレベルまで』下げたんだろうし。
全く『運営側』の考えって理解できんわ~~~~~。つかさ、勝っても負けてもSNSするっつうの!!
ま、今日も『運営側』は超酷かった!!
このゲーム会社、まじ大丈夫???』
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