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【一人目・一条 臨】
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「ふっ!」
ヒュンッ!
「は??????」
最初の息のような声は、私。そして疑問の声はヒョウゴ。
「さ~さっさとかかって来なさい雑魚共!この私が骨も残さず綺麗に処分して、あ・げ・る☆」
「・・・・・・『あ・げ・る☆』じゃねーよっ!姉さん!ほら見ろよ!あっちのプレイヤーさん達、顔を青くして・・・・・・・・」
「失礼な奴らね。そんだけ締め上げられたいみたいね!」
「っ!だから待ってって!姉さーーーーーーーーん!!!」
「いひゃっほーーーー♪」
「・・・・・ラリアットにエルボー、バックブリーカーに極めつけはスープレックス・・・・・・・って!全てプロレス技じゃねーかっ!つか、なんでいきなり攻撃!?こいつらの話聞いてやれよ!」
私に向かってプンスカ怒る様は、何だろう、
「ああ、下僕だ」
「って!誰がだーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!」
!!!!!!
何か気配を感じる。殺気ではないが見張られている感覚。これは・・・・・・・・。
「俺が説明する前に姉さんがこいつら伸しちゃったから省くけど、俺の後ろにいる人達はこのゲームの監視人。通称ポリス」
「????????」
「だから、待ってって言ったのに・・・・・・・。俺たちがダンジョンに入る前に俺のサブスキル『バットアイ』でここを見張ってたんだよ。ついでにポリスに通報してさ」
「『バットアイ』?」
「ああ、そうさ。このスキルは高かったんだけど、俺には必要かと思って購入してたんだ。要は「コウモリ型のカメラをスキルで何カ所かに設置し、撮影。その光景を知らせたい人に送ることのできるスキルさ。移動させることも可能なんだが。あんまり需要がないようだけど、偵察用として俺には必要と思って得ていたんだよ。こんなことに役立つとは思ってなかったけどな!」
紹介されたポリスの方々の服装は、どこぞの衛兵かと思われるような騎士然とした出で立ちで、格好いいが録画光景を見ながら何か怒っているような・・・・・・・・・・・。
そして、一人の男性が私に向き直り、お一つお咳をこほん!
「リンデル嬢、ヒョウゴ殿ご協力感謝する。この録画映像は証拠品となりこの者達の処分は「永久追放」という沙汰になるであろう。しかし、一つ忠告だが、リンデル嬢、あまり無茶をされるなよ。悪ければ其方も処分対象だぞ、これは・・・・・・。今回はヒョウゴ殿に感謝するのだな」
「????????はい???」
「姉さん・・・・・・・・・・こいつらの話を聞く前に、倒しちゃったじゃん?ある意味で『プレイヤー殺し』だからな」
「っ!!!!!!!そうなの!?」
知らなかった~~~。殺すつもりはなくて、ただただ気絶させるのが目的だったから平気かと。
「あのな、プロレス技極めといて『気絶が目的』と誰が思うだろうと考えてくれよ」
「そういうことだ、リンデル嬢。今回は不問とするが、次回からは気をつけよ。だが、私から一つ。君はこのゲーム内で何かの役割を持つ人物になるだろう。そんな予感が私にはするよ。では、ゲームを楽しんでくれたまえ」
ふん縛れているプレイヤー殺し5人組は、ポリスと共にどこかに消え、私たちだけが残ったのだが。
「なあ、姉さんなんで職業をレスラーにしなかったんだ?」
!!!!!!!
そんな職業あったんかーーーーーーーーーーいっ!!
ヒュンッ!
「は??????」
最初の息のような声は、私。そして疑問の声はヒョウゴ。
「さ~さっさとかかって来なさい雑魚共!この私が骨も残さず綺麗に処分して、あ・げ・る☆」
「・・・・・・『あ・げ・る☆』じゃねーよっ!姉さん!ほら見ろよ!あっちのプレイヤーさん達、顔を青くして・・・・・・・・」
「失礼な奴らね。そんだけ締め上げられたいみたいね!」
「っ!だから待ってって!姉さーーーーーーーーん!!!」
「いひゃっほーーーー♪」
「・・・・・ラリアットにエルボー、バックブリーカーに極めつけはスープレックス・・・・・・・って!全てプロレス技じゃねーかっ!つか、なんでいきなり攻撃!?こいつらの話聞いてやれよ!」
私に向かってプンスカ怒る様は、何だろう、
「ああ、下僕だ」
「って!誰がだーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!」
!!!!!!
何か気配を感じる。殺気ではないが見張られている感覚。これは・・・・・・・・。
「俺が説明する前に姉さんがこいつら伸しちゃったから省くけど、俺の後ろにいる人達はこのゲームの監視人。通称ポリス」
「????????」
「だから、待ってって言ったのに・・・・・・・。俺たちがダンジョンに入る前に俺のサブスキル『バットアイ』でここを見張ってたんだよ。ついでにポリスに通報してさ」
「『バットアイ』?」
「ああ、そうさ。このスキルは高かったんだけど、俺には必要かと思って購入してたんだ。要は「コウモリ型のカメラをスキルで何カ所かに設置し、撮影。その光景を知らせたい人に送ることのできるスキルさ。移動させることも可能なんだが。あんまり需要がないようだけど、偵察用として俺には必要と思って得ていたんだよ。こんなことに役立つとは思ってなかったけどな!」
紹介されたポリスの方々の服装は、どこぞの衛兵かと思われるような騎士然とした出で立ちで、格好いいが録画光景を見ながら何か怒っているような・・・・・・・・・・・。
そして、一人の男性が私に向き直り、お一つお咳をこほん!
「リンデル嬢、ヒョウゴ殿ご協力感謝する。この録画映像は証拠品となりこの者達の処分は「永久追放」という沙汰になるであろう。しかし、一つ忠告だが、リンデル嬢、あまり無茶をされるなよ。悪ければ其方も処分対象だぞ、これは・・・・・・。今回はヒョウゴ殿に感謝するのだな」
「????????はい???」
「姉さん・・・・・・・・・・こいつらの話を聞く前に、倒しちゃったじゃん?ある意味で『プレイヤー殺し』だからな」
「っ!!!!!!!そうなの!?」
知らなかった~~~。殺すつもりはなくて、ただただ気絶させるのが目的だったから平気かと。
「あのな、プロレス技極めといて『気絶が目的』と誰が思うだろうと考えてくれよ」
「そういうことだ、リンデル嬢。今回は不問とするが、次回からは気をつけよ。だが、私から一つ。君はこのゲーム内で何かの役割を持つ人物になるだろう。そんな予感が私にはするよ。では、ゲームを楽しんでくれたまえ」
ふん縛れているプレイヤー殺し5人組は、ポリスと共にどこかに消え、私たちだけが残ったのだが。
「なあ、姉さんなんで職業をレスラーにしなかったんだ?」
!!!!!!!
そんな職業あったんかーーーーーーーーーーいっ!!
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