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第三章
56 まじ「神!!」
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「あっ!スイ~~~~」
ととととと、と駆けてくる足音が俺の背後で止まると、ギュッと柔らかい腕に抱きしめられる。
それとなんと嬉しいことだろうか、背中にマシュマロの様に柔らかいが大きいモノが当たっており、幸せを甘受する。
あ~~~
「サーシャ様のお胸はやはり『神』!!」
「まっ!健全な男の子ね~~~。顔を埋めても良いのよ??」
「っ!?えええっ!ぜ、是非っ!!!」
「と、言いたいけどもタダでは嫌よ?」
「はい???」
「スイの胸も触らせなさい!!」
「あ、どうぞ!その程度でサーシャ様のお胸にダイブできるのでありましたらお安いものです!!」
「ふふふふふふ。本当に欲望に忠実ね~~~。好きよ、そういう男の子!」
「では、お好きなだけお触りくだ「駄目に決まっているだろう、スイ!!」
「「えっ!?」」
後ろを振り向くと、額に怒りマークをクッキリと現しているジオルドが腕組みをしながら、俺の方にスタスタスタと歩いてきて、
「うわっ!」
腕を急に取られて、ジオルドの胸にダイブすることになったのだ。
うん、やはり筋肉に覆われた胸は、固い!
「柔らかいサーシャ様のお胸、楽しみたかったのに・・・・・」
「浮気と見做すよ、スイ?」
顎に手をかけられて、瞳を合わせられる。
まじで、瞳が怒りに燃えていた。
「ご、ごめん・・・・・・・。そんなつもりじゃなくて・・・・・・・」
「じゃあ、どんなつもり?女性の性に縋るなんて」
「・・何度も言っているだろう?健全な男の子の本能だと」
張りがあり、且つほんわりと柔らかいモノに挟まれたら揉んでしまうだろう!
楽しんでしまうだろう!?
だって、『男』なんだから!
「へ~~~~~・・・・・・ジルは相当疲れていたらしく寝かせてきたから、『俺』はみっちりきっちりしっかりとスイを思う存分『お仕置き』できるな?」
「ひっ!!!」
一人称が「俺」になったジオルドの本性は「どS」だ。
今日既に二人がかりで容赦なく俺は愛された身だ。本気で身体がもたない!
もう本当にまじで必死にジオルドの腕から逃れようと試みても、無駄。
「こんなことに筋肉の無駄使いをするなーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」
と、全く意味が伴わない反論しか出来ない俺です、はい。
「せ、せめて仕事をしてからにしてください・・・・・・・」
「ふ。いいだろう。仕事が終わったら『俺』の部屋に来い」
「承知しました、殿下」
命令口調の殿下・・・・・・・・・・
まじ、かっこいい!!!
何この格好良さ!!
惚れるわ~~~!いや、惚れ直すわ~~~~。
「スイ、悶えているところごめんなさいね。あなた仕事あるんじゃないの?」
「あっ!そうでした」
サーシャ様の言葉で現実に引き戻されました。
「で、仕事って何かしら?」
と、再びお胸に迎え入れて戴きました。
は~~~癒しだな~~と思うも、正直巫山戯ている時間などないことを思い出して・・・・・・・
「第一騎士団の農園を活性化して、明日には魔国に持って行けるようにしないといけなくて」
「ま~そんなに食料が足りていないのかしら?」
「全くですね。魔国全体が瘴気に覆われていたため、国民が充分に動けず、また動植物も生育しておらず、あれでよく今まで生きていられたのだと思わざるを得ない状況です」
「あら、だからスイは『食料確保』のため休まず働くのね?」
「ええ、俺は充分に休ませて戴きましたから、今動かないと俺の存在意義全く皆無ですからね」
「ふふふ、よく言うわね~。貴方の力で魔国全体から『瘴気』を祓ったのでしょうに。全く・・・・・もっと欲を出して褒美くらい欲しがりなさいな」
「滅相もない。俺の存在意義は『人間兵器』からぶれることないですから」
「・・・・・・・・・その意義を息子たちはまだ払拭できていないなんて、何て力不足で役立たずな子たちでしょう・・・・・・・。スイ、これは私からの命令です。今日はジオルドの所に行かず、自分の気が済むまで働きなさい!」
「はっ!その言葉、しかと承りました!」
「ジオルドには私から伝えておくわ。「お前たちも性欲にかまけず仕事をしろ」とね」
「っ!!!!!」
王妃がそのような言葉を使うとは思わず、呆気にとられているすきに侍女が
「王妃様、お時間のようです。そろそろ茶会へ」
「あら、もうそんなに時間が経っていたのね。では、スイレン。私の命には逆らわないよう」
「はっ!しかと承りました!」
ということで、俺はジオルドとの約束を残念なことに、本当に残念だよ。うん、超抱かれたかったよ、めちゃくちゃに。
いや、これまじだからね。誰も信じてくれないだろうけど!
と、ブツブツと呟いている俺自身「残念」とはちっとも思っていない。
逆に、「よかった~。これでちょっとだけど食料を確保できる!!」とめっちゃ喜んだくらいだ。
そう、俺の力でもってしても一日で「数十人分」の食料しか育てられないのだ。
それもたった1日分のみ。
第一騎士団団長のレオンハルトや副団長のユーステスの力を借りればもっと多く栽培・育成出来るだろうが、菖蒲とやり合った後すぐに魔国に戻り、彼らは今絶賛『田植え中』だ!!!
その手を止めてこちらに大切な人員を割くことはできない。
ジオルドやジルフォードの力を借りたら良いと思うだろうが、浄化に力を遣い、体力がもうない状態なのだ。
それでもやるのとやらないとでは大きな違いがあるので俺一人の力でやれるだけやってやる!!
ただジオルドって『性欲』には本当に元気で、化け物じみていて・・・・・・・・。
俺を求めてくれていることは正直に嬉しいのだけど。
うん、仕事が終わったらこの身体、ジオルドの癒しのために差しだそう。
それが彼にとって一番の「ご褒美」なのだと、自ら思い、そして
恥ずかしい!!!
ととととと、と駆けてくる足音が俺の背後で止まると、ギュッと柔らかい腕に抱きしめられる。
それとなんと嬉しいことだろうか、背中にマシュマロの様に柔らかいが大きいモノが当たっており、幸せを甘受する。
あ~~~
「サーシャ様のお胸はやはり『神』!!」
「まっ!健全な男の子ね~~~。顔を埋めても良いのよ??」
「っ!?えええっ!ぜ、是非っ!!!」
「と、言いたいけどもタダでは嫌よ?」
「はい???」
「スイの胸も触らせなさい!!」
「あ、どうぞ!その程度でサーシャ様のお胸にダイブできるのでありましたらお安いものです!!」
「ふふふふふふ。本当に欲望に忠実ね~~~。好きよ、そういう男の子!」
「では、お好きなだけお触りくだ「駄目に決まっているだろう、スイ!!」
「「えっ!?」」
後ろを振り向くと、額に怒りマークをクッキリと現しているジオルドが腕組みをしながら、俺の方にスタスタスタと歩いてきて、
「うわっ!」
腕を急に取られて、ジオルドの胸にダイブすることになったのだ。
うん、やはり筋肉に覆われた胸は、固い!
「柔らかいサーシャ様のお胸、楽しみたかったのに・・・・・」
「浮気と見做すよ、スイ?」
顎に手をかけられて、瞳を合わせられる。
まじで、瞳が怒りに燃えていた。
「ご、ごめん・・・・・・・。そんなつもりじゃなくて・・・・・・・」
「じゃあ、どんなつもり?女性の性に縋るなんて」
「・・何度も言っているだろう?健全な男の子の本能だと」
張りがあり、且つほんわりと柔らかいモノに挟まれたら揉んでしまうだろう!
楽しんでしまうだろう!?
だって、『男』なんだから!
「へ~~~~~・・・・・・ジルは相当疲れていたらしく寝かせてきたから、『俺』はみっちりきっちりしっかりとスイを思う存分『お仕置き』できるな?」
「ひっ!!!」
一人称が「俺」になったジオルドの本性は「どS」だ。
今日既に二人がかりで容赦なく俺は愛された身だ。本気で身体がもたない!
もう本当にまじで必死にジオルドの腕から逃れようと試みても、無駄。
「こんなことに筋肉の無駄使いをするなーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」
と、全く意味が伴わない反論しか出来ない俺です、はい。
「せ、せめて仕事をしてからにしてください・・・・・・・」
「ふ。いいだろう。仕事が終わったら『俺』の部屋に来い」
「承知しました、殿下」
命令口調の殿下・・・・・・・・・・
まじ、かっこいい!!!
何この格好良さ!!
惚れるわ~~~!いや、惚れ直すわ~~~~。
「スイ、悶えているところごめんなさいね。あなた仕事あるんじゃないの?」
「あっ!そうでした」
サーシャ様の言葉で現実に引き戻されました。
「で、仕事って何かしら?」
と、再びお胸に迎え入れて戴きました。
は~~~癒しだな~~と思うも、正直巫山戯ている時間などないことを思い出して・・・・・・・
「第一騎士団の農園を活性化して、明日には魔国に持って行けるようにしないといけなくて」
「ま~そんなに食料が足りていないのかしら?」
「全くですね。魔国全体が瘴気に覆われていたため、国民が充分に動けず、また動植物も生育しておらず、あれでよく今まで生きていられたのだと思わざるを得ない状況です」
「あら、だからスイは『食料確保』のため休まず働くのね?」
「ええ、俺は充分に休ませて戴きましたから、今動かないと俺の存在意義全く皆無ですからね」
「ふふふ、よく言うわね~。貴方の力で魔国全体から『瘴気』を祓ったのでしょうに。全く・・・・・もっと欲を出して褒美くらい欲しがりなさいな」
「滅相もない。俺の存在意義は『人間兵器』からぶれることないですから」
「・・・・・・・・・その意義を息子たちはまだ払拭できていないなんて、何て力不足で役立たずな子たちでしょう・・・・・・・。スイ、これは私からの命令です。今日はジオルドの所に行かず、自分の気が済むまで働きなさい!」
「はっ!その言葉、しかと承りました!」
「ジオルドには私から伝えておくわ。「お前たちも性欲にかまけず仕事をしろ」とね」
「っ!!!!!」
王妃がそのような言葉を使うとは思わず、呆気にとられているすきに侍女が
「王妃様、お時間のようです。そろそろ茶会へ」
「あら、もうそんなに時間が経っていたのね。では、スイレン。私の命には逆らわないよう」
「はっ!しかと承りました!」
ということで、俺はジオルドとの約束を残念なことに、本当に残念だよ。うん、超抱かれたかったよ、めちゃくちゃに。
いや、これまじだからね。誰も信じてくれないだろうけど!
と、ブツブツと呟いている俺自身「残念」とはちっとも思っていない。
逆に、「よかった~。これでちょっとだけど食料を確保できる!!」とめっちゃ喜んだくらいだ。
そう、俺の力でもってしても一日で「数十人分」の食料しか育てられないのだ。
それもたった1日分のみ。
第一騎士団団長のレオンハルトや副団長のユーステスの力を借りればもっと多く栽培・育成出来るだろうが、菖蒲とやり合った後すぐに魔国に戻り、彼らは今絶賛『田植え中』だ!!!
その手を止めてこちらに大切な人員を割くことはできない。
ジオルドやジルフォードの力を借りたら良いと思うだろうが、浄化に力を遣い、体力がもうない状態なのだ。
それでもやるのとやらないとでは大きな違いがあるので俺一人の力でやれるだけやってやる!!
ただジオルドって『性欲』には本当に元気で、化け物じみていて・・・・・・・・。
俺を求めてくれていることは正直に嬉しいのだけど。
うん、仕事が終わったらこの身体、ジオルドの癒しのために差しだそう。
それが彼にとって一番の「ご褒美」なのだと、自ら思い、そして
恥ずかしい!!!
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