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第三章
閑話1 桃季壊れるの段3
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「で?何で俺たちこんなことになってんだ?ああ??」
翠蓮が俺にガンを飛ばしてくる。
竜胆は、
「何で俺あの位置に立っていたんだろう?」
そもそも俺たちと行動することになった原点に戻っている。
今の俺たちの姿は、俺たちの本業に相応しい忍びの装束!
野外イベントで『本当の忍者!ここに見参!!』というショーをする予定だったらしいが、出演者が不慮の巻き込まれ(・・・・・)事故(・・)に巻き込まれたことにより時間内に到着できない内容をジャングルレストランで小耳に挟んだのだ。
ならば『本当に、マジで、現代の本物の忍びがそのショーに代役として出ても良いだろう』という神のお告げが俺の脳内を回り、そして無理矢理代役として舞台に立たせて貰っている。
否、本物の『忍び』を拝めるんだ。存分に楽しめ!そして、崇めろっ!!
「あーーーーーーーーーーーはははは」
「「・・・・・・・・・・・・・・・・・」」
つか、何故ショーに出ようかと思ったかだよな?
それは『腹を空かす為!』だ!!
ジャングルレストランで買い込みすぎて、翠蓮と竜胆に怒られて、残さず食べさせられて、今ではポンポンと腹を叩いたらいい音が鳴るくらい、出てしまっているのだ。
二人も同じ状況だ、すまん!!!
なので、葵が予約してくれたフレンチレストランの時間までに腹を空かせる必要があるのだ!
フレンチだぞ!
フ・レ・ン・チ!!!
和食専門の俺が超楽しみにしているのが、洋風の食事だ!
毎食和食だと正直飽きる!
しかも自分が作った物だぞ!
こいつらは、翠蓮も竜胆も菖蒲も葵もいつも
「美味い!」って心から褒めてくれるが、本当にそうなのだろうか?と正直疑ってしまうのだ。
当たり前の味すぎて。
だから、時々違う味を味わって、自分の味を自覚させる必要があるのだ。
あとは見た目だ。
白の皿に盛り付けられるフレンチの華やかさを取り込む為に日々研鑽しているのだ。
和食は「器から成る」と言われるほどの物だ。見た目だって本当に重要だが、自分が作る物だけではどうしても目を肥やすことなど到底無理なのだ。
だから、葵がフレンチを予約してくれていたことは本当にありがたい!しかもだ!アニメとコラボだと!!
アニメの雰囲気を取り入れた目が楽しめる食事であることに違いない!
本当に楽しみだ!
だから、充分に腹を空かせる必要があるのだ!
翠蓮が俺にガンを飛ばしてくる。
竜胆は、
「何で俺あの位置に立っていたんだろう?」
そもそも俺たちと行動することになった原点に戻っている。
今の俺たちの姿は、俺たちの本業に相応しい忍びの装束!
野外イベントで『本当の忍者!ここに見参!!』というショーをする予定だったらしいが、出演者が不慮の巻き込まれ(・・・・・)事故(・・)に巻き込まれたことにより時間内に到着できない内容をジャングルレストランで小耳に挟んだのだ。
ならば『本当に、マジで、現代の本物の忍びがそのショーに代役として出ても良いだろう』という神のお告げが俺の脳内を回り、そして無理矢理代役として舞台に立たせて貰っている。
否、本物の『忍び』を拝めるんだ。存分に楽しめ!そして、崇めろっ!!
「あーーーーーーーーーーーはははは」
「「・・・・・・・・・・・・・・・・・」」
つか、何故ショーに出ようかと思ったかだよな?
それは『腹を空かす為!』だ!!
ジャングルレストランで買い込みすぎて、翠蓮と竜胆に怒られて、残さず食べさせられて、今ではポンポンと腹を叩いたらいい音が鳴るくらい、出てしまっているのだ。
二人も同じ状況だ、すまん!!!
なので、葵が予約してくれたフレンチレストランの時間までに腹を空かせる必要があるのだ!
フレンチだぞ!
フ・レ・ン・チ!!!
和食専門の俺が超楽しみにしているのが、洋風の食事だ!
毎食和食だと正直飽きる!
しかも自分が作った物だぞ!
こいつらは、翠蓮も竜胆も菖蒲も葵もいつも
「美味い!」って心から褒めてくれるが、本当にそうなのだろうか?と正直疑ってしまうのだ。
当たり前の味すぎて。
だから、時々違う味を味わって、自分の味を自覚させる必要があるのだ。
あとは見た目だ。
白の皿に盛り付けられるフレンチの華やかさを取り込む為に日々研鑽しているのだ。
和食は「器から成る」と言われるほどの物だ。見た目だって本当に重要だが、自分が作る物だけではどうしても目を肥やすことなど到底無理なのだ。
だから、葵がフレンチを予約してくれていたことは本当にありがたい!しかもだ!アニメとコラボだと!!
アニメの雰囲気を取り入れた目が楽しめる食事であることに違いない!
本当に楽しみだ!
だから、充分に腹を空かせる必要があるのだ!
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