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第三章

29 愛したからだ※

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「あぁっ・・・・・・ん・・・・・おくぅ・・・・・・」
スイは腰だけを高く上げて、私たちにクチュクチュと中を弄ばれている。
ユラユラと揺れ動く柔らかい尻は色づき、私たちの口づけを待ち望んでいる。
チュッチュとそこに口づけをし、朱色を付けていく。
やっと二人の指が10本ほど入ったのは解しだして1時間程経ってからだった。
久しぶりのスイの中は、私たちの指を歓迎してくれなかったのだ。
『今まで愛してくれなかったのだから、充分時間をかけて愛してくれないとお前たちなんて受け入れてやらない!』と、言われているようで正直スイの中に嫉んだ。
だから、これでもかっ!というくらい丁寧に解した結果だらしなく後肛から泡だった私たち3人の精液がこぼれ落ち、そして縁はプクリと腫れながらもパクパクと口を開閉し、私たちを誘い込む。
『ふん、上出来よっ!』と言っているような後肛は、『早く挿入してちょうだい!』と開閉を大きくし私たちを誘惑する。
それに耐えられる人間はいないだろう。
私はスイの身体を抱き上げて、まず私の先をツプリと入れ、指で隙間を作るとジルがその隙に先端をねじ込ませてきた。
いつもなら少しキツく痛いくらいの後肛は、今日は柔らかくトロトロで奥へ奥へと容易く二人の大きくそそり立つ性器を飲み込んでくれるのだ。
「あ・・・・・ぁ・・・・・・・ぁ・・・・・」
と、既に息も絶え絶えで小さな喘ぎしか出なくなったスイだが、それでも私たちのモノを懸命に飲み込んで、自ら奥へ奥へと誘い込むように、少しずつ腰を落としてくる。
隙間なく拡げられた後肛は、グチュグチュといやらしい音を奏で、私たちの性器に汁を纏わり付かせる。
スイの中はどういうわけか自ら濡れ、私たちと性交することを待ち望んでいたかのようだ。
男は決して勝手に中は濡れない。だから私は舐めて解したのに、今はどうだ?
スイの後肛から精液でも腸液でもないものが溢れ出てきている。
だが、そんなことは今はどうだっていい。
今は、3人で気持ちよくなりたい!

「ああっ!ん・・・・・・・ぅくぅ・・・・・・・」
「くっ!スイもう少し緩められるか?」
「ぁ・・・・・・・ん・・・・・・ふぁ」
「駄目だジル、聞こえてない」
「だな・・・・・くぅ!」
中に挿入するまでは緩く、自ら中に導いたソコは、中に全て入りきってしまえば痛いくらいに締め上げてくる。
「動きにくい!」
私はスイに少しでも気を散らして欲しくて、前で可哀想に震えて射精を待つソレを扱くと、
「ああんっ!!!」
身体を震わせて勢いよく精を放つと、スイの後肛はギュッと締まりはするもののすぐに緩くなり、動きやすくなった。
そして、遠慮なく二人でガツガツと最奥を抉り、結腸の入り口を突き、こじ開けて、そして、
「ああああああああああああああんっ!!」
その奥に精を二人で解き放った。
ゴプ、ゴプと嫌な音を起てながら、奥へと飲み込むスイのソコはまだ足りないようで、私たちを再び締め上げては舐め回す。
私たちはもう理性がなくなり始め、そしてついには獣の様に、スイを犯したのだった。

正気に戻った頃には、私たちの性器は元の大きさに戻りはしたが、部屋にはすごい匂いとあちこちに散ってしまった精が床を彩っている。
倒れ込み、薄らと目を開けて小さく小刻みに息を繰り返すスイの腹は、ポコリと膨れ、私たちの精が奥まで入り込んでしまっていることを教えてくれる。
それに彼の身体は至る所に私たちのキスの後や強く握って締まったのであろう手の形が残り、少々痛々しい。
癒しの力で治してやりたいが、治したくもない。

だって、私たちが愛した身体をもっともっと見ていたいから・・・・・・・。
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