不運が招く人間兵器の異世界生活

紫苑

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第三章

27 二人だからだよっ!

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ゴインッ!!!
そして、今に至る。
「いきなり何!?人がリラックスしてるときに襲うなんて最低!!!」
「「ごもっともです・・・・・・・」」
私たち二人はスイに拳骨をくらい、こちらの世界での正座というもので説教を受けている。
「だいたいね、俺がわかってないわけないだろう!!二人のその・・・・・・・大きくなった存在にっ!一緒に風呂に入ったのは誰?浴衣を着せたのは誰!?もうっ!!!ばっかじゃないの!!!なんで、俺に気を遣ってんの!?心確かめ合ったじゃん!!!不要じゃん!!!!遠慮なんてっ!!・・・・・・・もう知らん!!」
と、スイは可愛く怒鳴って、可愛くふてて、可愛く顔を逸らして・・・・・・・・・


たまらない!!!

なんだ、この可愛い人はっ!!
こんな可愛い仕草、今まで見たことがない!!
もう一度背後からぎゅむっと抱きしめる。
「・・・・・・・・・」
「スイ、どうして私・・・俺たちだったら背後簡単に取られるの?」
「っ!!!そ、それは・・・・・・・」
「それは??」
・・・・・・・・・・・・・・・
「リラックスしているときの俺、二人がいることが当たり前で・・・・・・・だから・・・」
「うん、可愛い。スイすっごく可愛い」
「ん」
「ジルもそう思うよね?」
「ああ、可愛すぎるよ、スイ」
ジルもスイを抱きしめて、こめかみに小さくキスを落とす。
「ん、もう・・・・・・・で?」
「『で』って?」
「これで二人は満足なの?まだ、そそり立ってるけど?」
と、スイは私たちの下半身を指さす。
そこにはまだまだ元気で、今にもはち切れそうで、壊れそうな俺たちの大事な大事なモノが主張していた。

「しよっか?」
「「ああ、手加減はできないけどね」」

「ん、しなくていい、そんなこと。だから、満足して、満足させて?」
と上目遣いで可愛くお願いされたら、誰が我慢できようか。
否、できるはずなんて始めからないのだっ!!!
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