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第三章
24 誓い
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「桃季が気を利かせて洗濯してくれて助かった・・・・・」
考えてみれば、フィルハートの者たちは着の身着のままでこちらの世界にやってきていた。
レインだけはちゃっかりと『酒』という土産だけは持ってきていたが。
青龍が説明を省いたせいで、皆『すぐに帰国する』と思い込んでいたようで、着替え一つ持ってきていなかったのだ。
「明日、買い物に行こうな・・・・・・」
じゃないと、こいつら約一週間の間、同じ服を洗濯しては着てを繰り返さなければならず、洗濯中はもちろん素っ裸!
それは困る!!!
とりあえず、レインたちを桃季の所に残し、俺たちは明日の12時に集合ということで解散したわけだが。
俺は殿下たちを自分の家に再び招き入れ、よくよく二人の体格をチェックする。
「・・・・・・・・合う服あんのか?」
筋肉は落ちたといっても、それでも体格は俺たちより数倍よくて、鍛え上げている俺の身体の方が貧相にさえ見えてしまう。一体どこでこの体格の服を手に入れたら良いのか・・・・・。俺が知る限り近場にそのような店は、ない!
「は~~~~~~」
俺は酒を冷蔵庫から取り出して、殿下たちにソファに座るよう促す。
「とりあえず、殿下たちはあっちのゲストルームを使ってくれ。部屋の中にこれより小さな箱があって、そん中に水や酒を冷やしているから好きなときに飲んでくれていい。腹が減ったら言ってくれ。デリバリーでも頼むから」
「デリバリー?」
「あ~宅配のことな。それよりも話さなきゃいけないことあんだろう?」
二人の瞳を覗き込むと、そこには戸惑いと後悔そして、強い意志が存在していた。相反する思いが同居する瞳。
俺は危うくもその妖しい瞳の中に飲み込まれそうになった。
「スイレン、本当にごめん・・・・いや、ごめんなさい。謝ってスイレンの気持ちが収まるわけではないのだけど」
「それでも俺たちはスイレンに謝りたいんだ!わかったんだよ、君に甘え続けていた自分を。自分が誰のおかげで生きて、息をして、恋をして、愛して。こんな幸せを与えてくれた君をいつの間にか蔑ろにしていたんだ。自分でも気付かないうちに・・・・・・」
「ジルフォードの言うとおりだ。こんなに自分の心も体も満ち足りた生活を享受できているのはスイレンが私たち・・・・・俺たちを愛してくれたからなのにな」
「っ!ジオルド・・・」
「ん?スイの前では『俺』でもいいのだろう?」
「・・・・・・・ん、その方が良い。俺もさ、ジオルドに会って、ジルフォードに会って、愛されて・・・幸せだったんだよ?言わなかったのは悪いと思ったけど、絶対にお前ら反対するだろう?」
「ああ、絶対にしたな」
「うん、監視までつけるな」
「だろう?だけど、俺には『護る』という義務があるからさ。わかってくれないとわかっていたから、黙ってた。わかってくれないと思うことが本当は辛かった・・・。その気持ちわかるか?」
ジッと二人の瞳を再び見ると、そこには本心を晒すという『決意』が鎮座していた。
「ああ、わかるさ。君に裏切られたと感じたとき『何で俺の気持ちを理解しない!』と思ったからね」
「俺もだ。『言葉にしなくてもわかれよ!』と自分の都合の良いように考えて情けない!!」
「あんな状況下でよく頑張ってたと思う。信頼できる者以外の前では疲労一つ見せなかったのは褒められることだったよ。だけど、そんな時こそもっと自分の周り、特に身近な者に目を向ける必要がある」
自分の経験則からの意見だ。自分だけが疲れているんじゃない。支えてくれる人だって、ある意味で『自分』以上に疲れていることを、知って欲しい。
「ああ、レインたちを見て本当に反省したよ」
「特にレインにはね・・・・・・。あの献身ぶり。よく周りを見ていないとできない行為だ」
「うん、あいつはよく見ているよ。だから、すんごい助かってる。そっちの世界に行って、正直結構苦労したんだぜ?水の出し方、火の使い方・・・・・・。館ではレイフォードが丁寧に教えてくれていたけど、あいつにも生活があるから常に頼れない。だけど、レインは違った。先に気付くんだ、俺が困っていることに」
「ほ~~~すごいな。もうスイの傍から離せない重鎮だ!」
「そっ!離されたら俺、一国を吹き飛ばすね!」
「「・・・・・・・それはやめてくれ」」
「冗談だって!と、言いたいけど、本気な部分もあるからな!」
「「肝に銘じておく」」
二人は顔を青く染めて、がくりと大きく肩を落とす。
そして、ゆっくりと息を吸って、吐いて・・・・・・
「改めて言うよ、スイレン」
「ん」
「俺たちの気持ちを」
「ん」
「「もう一度、俺たちと生涯を歩んで欲しい」」
「疑わない、裏切らない、そして、一生愛してくれるなら」
「もちろんだ」
「約束する!!」
「今度この契りを反故にした場合、凄惨なことになる。その覚悟は?」
「あるさっ!」
「一生大事にする!」
「喧嘩はするかもしれない。スイレンを怒らせるようなことをするかもしれない!」
「だけど、君を。生涯君だけを愛しく、愛することは絶対に誓える!」
「「絶対に離さない!!」」
「・・・・・・・・ん。なら、許す!けど、次はないからな!!」
「次なんてない!あるわけないだろう!!」
「スイがいなくなって、どれだけ後悔し、懺悔したことか・・・・」
「あったり前だ!それは当然だろうが」
「はは」
「ははは」
乾いた笑いが、楽しい笑いに変わるのに、そう時間はかからなかった。
「さて、夜も遅い。私たちは寝るか、ジル」
「は?」
「そうだな。さすがに疲れた」
「えっ?」
「じゃ、スイ、また明日な」
「ちょっ!?」
バタンと無慈悲に閉まる俺の部屋の扉。
「え?ヤル気力がないほど俺扱いた???」
いやいやいやいやいや!
あれは立派、というか超絶立派に育ったモノをビンビンにおっ立てておきながら、我慢って・・・・。
いや、我慢?してるような表情ではなかったような???????
まさかっ!!!
あいつら気付いてないのかーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!???
考えてみれば、フィルハートの者たちは着の身着のままでこちらの世界にやってきていた。
レインだけはちゃっかりと『酒』という土産だけは持ってきていたが。
青龍が説明を省いたせいで、皆『すぐに帰国する』と思い込んでいたようで、着替え一つ持ってきていなかったのだ。
「明日、買い物に行こうな・・・・・・」
じゃないと、こいつら約一週間の間、同じ服を洗濯しては着てを繰り返さなければならず、洗濯中はもちろん素っ裸!
それは困る!!!
とりあえず、レインたちを桃季の所に残し、俺たちは明日の12時に集合ということで解散したわけだが。
俺は殿下たちを自分の家に再び招き入れ、よくよく二人の体格をチェックする。
「・・・・・・・・合う服あんのか?」
筋肉は落ちたといっても、それでも体格は俺たちより数倍よくて、鍛え上げている俺の身体の方が貧相にさえ見えてしまう。一体どこでこの体格の服を手に入れたら良いのか・・・・・。俺が知る限り近場にそのような店は、ない!
「は~~~~~~」
俺は酒を冷蔵庫から取り出して、殿下たちにソファに座るよう促す。
「とりあえず、殿下たちはあっちのゲストルームを使ってくれ。部屋の中にこれより小さな箱があって、そん中に水や酒を冷やしているから好きなときに飲んでくれていい。腹が減ったら言ってくれ。デリバリーでも頼むから」
「デリバリー?」
「あ~宅配のことな。それよりも話さなきゃいけないことあんだろう?」
二人の瞳を覗き込むと、そこには戸惑いと後悔そして、強い意志が存在していた。相反する思いが同居する瞳。
俺は危うくもその妖しい瞳の中に飲み込まれそうになった。
「スイレン、本当にごめん・・・・いや、ごめんなさい。謝ってスイレンの気持ちが収まるわけではないのだけど」
「それでも俺たちはスイレンに謝りたいんだ!わかったんだよ、君に甘え続けていた自分を。自分が誰のおかげで生きて、息をして、恋をして、愛して。こんな幸せを与えてくれた君をいつの間にか蔑ろにしていたんだ。自分でも気付かないうちに・・・・・・」
「ジルフォードの言うとおりだ。こんなに自分の心も体も満ち足りた生活を享受できているのはスイレンが私たち・・・・・俺たちを愛してくれたからなのにな」
「っ!ジオルド・・・」
「ん?スイの前では『俺』でもいいのだろう?」
「・・・・・・・ん、その方が良い。俺もさ、ジオルドに会って、ジルフォードに会って、愛されて・・・幸せだったんだよ?言わなかったのは悪いと思ったけど、絶対にお前ら反対するだろう?」
「ああ、絶対にしたな」
「うん、監視までつけるな」
「だろう?だけど、俺には『護る』という義務があるからさ。わかってくれないとわかっていたから、黙ってた。わかってくれないと思うことが本当は辛かった・・・。その気持ちわかるか?」
ジッと二人の瞳を再び見ると、そこには本心を晒すという『決意』が鎮座していた。
「ああ、わかるさ。君に裏切られたと感じたとき『何で俺の気持ちを理解しない!』と思ったからね」
「俺もだ。『言葉にしなくてもわかれよ!』と自分の都合の良いように考えて情けない!!」
「あんな状況下でよく頑張ってたと思う。信頼できる者以外の前では疲労一つ見せなかったのは褒められることだったよ。だけど、そんな時こそもっと自分の周り、特に身近な者に目を向ける必要がある」
自分の経験則からの意見だ。自分だけが疲れているんじゃない。支えてくれる人だって、ある意味で『自分』以上に疲れていることを、知って欲しい。
「ああ、レインたちを見て本当に反省したよ」
「特にレインにはね・・・・・・。あの献身ぶり。よく周りを見ていないとできない行為だ」
「うん、あいつはよく見ているよ。だから、すんごい助かってる。そっちの世界に行って、正直結構苦労したんだぜ?水の出し方、火の使い方・・・・・・。館ではレイフォードが丁寧に教えてくれていたけど、あいつにも生活があるから常に頼れない。だけど、レインは違った。先に気付くんだ、俺が困っていることに」
「ほ~~~すごいな。もうスイの傍から離せない重鎮だ!」
「そっ!離されたら俺、一国を吹き飛ばすね!」
「「・・・・・・・それはやめてくれ」」
「冗談だって!と、言いたいけど、本気な部分もあるからな!」
「「肝に銘じておく」」
二人は顔を青く染めて、がくりと大きく肩を落とす。
そして、ゆっくりと息を吸って、吐いて・・・・・・
「改めて言うよ、スイレン」
「ん」
「俺たちの気持ちを」
「ん」
「「もう一度、俺たちと生涯を歩んで欲しい」」
「疑わない、裏切らない、そして、一生愛してくれるなら」
「もちろんだ」
「約束する!!」
「今度この契りを反故にした場合、凄惨なことになる。その覚悟は?」
「あるさっ!」
「一生大事にする!」
「喧嘩はするかもしれない。スイレンを怒らせるようなことをするかもしれない!」
「だけど、君を。生涯君だけを愛しく、愛することは絶対に誓える!」
「「絶対に離さない!!」」
「・・・・・・・・ん。なら、許す!けど、次はないからな!!」
「次なんてない!あるわけないだろう!!」
「スイがいなくなって、どれだけ後悔し、懺悔したことか・・・・」
「あったり前だ!それは当然だろうが」
「はは」
「ははは」
乾いた笑いが、楽しい笑いに変わるのに、そう時間はかからなかった。
「さて、夜も遅い。私たちは寝るか、ジル」
「は?」
「そうだな。さすがに疲れた」
「えっ?」
「じゃ、スイ、また明日な」
「ちょっ!?」
バタンと無慈悲に閉まる俺の部屋の扉。
「え?ヤル気力がないほど俺扱いた???」
いやいやいやいやいや!
あれは立派、というか超絶立派に育ったモノをビンビンにおっ立てておきながら、我慢って・・・・。
いや、我慢?してるような表情ではなかったような???????
まさかっ!!!
あいつら気付いてないのかーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!???
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