不運が招く人間兵器の異世界生活

紫苑

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第二章

45.処刑方法

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「皆の者、疲労困憊の所急遽呼び立ててすまぬ!」
「「「「「「いえいえいえいえいえいえいえ」」」」」」
「ぬっ!その棒読みは、少し辛い・・・・・・」
「ああああ、陛下~~~~~!!!」
よよよよよ、と崩れる陛下。
だけど、冷めた目で見る周りの臣下たち。
「ごほん!余興はこのくらいにして」
余興だったのかよっ!!!
「司祭の処刑が2日後に決定した」
「それもえげつない方法でだ」
「民の前で行うが、本来は見て欲しくはない光景だな」
「拷問中の処刑になるからな」
「父上、兄上、俺は正直あんな汚いモノ見たくないのですが」
「「「「皆そう思っているぞ、ジルフォード」」」」
王族が一気に話し、そしてその内容が全くの「????」なのだが?
「処刑方法は、司祭、否、元司祭が所持していた性拷問具を使用しての処刑となった」
「「「「「「!!!!!!!!!!!!!」」」」」」
「本来、この国の処刑は『処刑になった理由』と同じ方法を用いるのだ。最期には首を墜とすがな」
想像をして、吐き気を我慢している者まで出てきた。
小さく「おえっ」と声を漏らしている。
俺も想像してみたら「キモッ」の言葉一つで締めくくられる。
「しかも、その首を刎ね落とす役割がジオルドとジルフォードだ」
「ううう、嫌すぎる」
「剣が可哀想だ・・・・・」
うん、二人の言葉に納得だ。
数刻見ないうちに更に窶れていたのには、こういう理由があったためなのか。
「貴殿らにはその光景見届けて貰うぞ」
「「「「「「げっ」」」」」」
全員心の声が漏れてしまいました。
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