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第二章

26.ランジェリー※

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「スイ~温まってる?ここに下着置いておくからね?」
「ん、ありがと。もう出る・・・・・・」
ジルが扉を閉める音を聞いた後、俺は風呂からあがり、置いてくれた下着を手に取ると、ふんだんにレースが使われた白一色の紐パンと白の薄い生地で作られたオフショルダーロングスリップ。
両方が真っ白で、な、なんか・・・・・・・・・・
は、花嫁・・・・・・・・・みたい・・・・・・
そこで俺は、「はっ」とする。
用意してくれたそれを着て、バスロープを羽織って、本当はランジェリー姿の俺を待っているだろう二人の元に姿を出す。
「え、スイ?何でバスロープ着てるの?」
「脱いで、見せてよ?」
「・・・・・・・ジ、オルドたちもお風呂入ってきて。お、俺がし、下着用意するから・・・・・」
「???」
「あそこで何か買ったの?ま、いいか。スイの頼みだからね。ジオルド、入ろうか。兄弟二人で入るなんて、何年ぶりだ?」
「お、それもそうだな。スイ、私たちもしっかりと温まってくるからね」
「ん。そうして・・・・・・」
二人が浴室に消えた姿をしっかりと見て、自分が購入した箱を開けていく。
「ふふふ。すごく格好いい・・・・・・・・早く見たいな、王子姿」
ランジェリーの素晴らしさに俺は大変満足して、笑みを堪えきれない。
「いけないっ!涎が出そうだった!」
そそくさと俺は脱衣所にその2着を置く。
そして、ベッドルームに戻る
ゆっくりしっかり温まって正解だった。
ランジェリーは可愛いが、薄すぎて、少し肌寒い。
でも、これから起きることを考えると、すぐに『暑くて』『熱い』ことになるのだと・・・・。
その思考で頬が火照り、少し体温が上昇したようだ。


「スイ、あがったよ?で、私たちはこれかい?」
「あっ!」
二人は俺が用意していたフリルは少なめで、身体のラインがはっきりと出るランジェリーを着こなしていた。
ジオルドは白で、ジルが黒。
上下が一体化しているが、生地はとても薄く、触れると肌をしっかりと感じ取れる素材だ。
だが、その下着は金糸で縁取られ、複雑な模様も描かれている。それは、淫靡なこの場に厳かな雰囲気を醸し出している。
「格好いい・・・・・・・・」
二人に近づき、着ていたバスロープを落としながら二人に口づける。
「ん・・・・・スイも綺麗だ・・・・・・」
「ああ、結婚式をあげる時間が今取れないから、ドレス姿を見ることはできないけど・・・・・とても淫靡で綺麗だ・・・・・」
「ありがと。ジオルドもジルフォードもとっても格好いいよ・・・・・ぁんぅ」
「俺たちの、俺たちだけの淫靡な結婚式だな、今日は」
「そうだな。ということは、スイ?今日は手加減しないからね?」
「ん。痛いのはなしだけどな」
「「わかっている」」
二人に押し倒されるがまま、ベッドに横になり、自分自身の身体の主導権を二人に明け渡した。



「はぁん・・・・・・・ぁ・・・・・・ん・・・そこばっかりっ!」
綺麗に鍛え上げられた胸の頂点に咲く小さな蕾を、柔らかい布越しに二人で舐めて、噛んで、吸って・・・・・そして、その粒を熟れたサクランボの様に育てあげていく。
とても甘くて感触がコロコロと面白くて、熱心に育ててしまう。
布越しなのもまた、いい。
布で乳首が擦れるのか、いつも以上に吐息に甘さが含まれる。
腰をくねらせ、快楽から逃れようと上へ上へと身体を追いやるが、私たちがそれを許すはずもなく、ジルはガッチリと腰を掴み、そして、私は両手を縫い止めた。
「やっ!も・・・・・・・・・そんな・・とこっ!」
「ん?美味しいよ?」
「ああ、とっても、な」
「んんん~~~~~~~っ!!!」
胸に唇を当てたまま、話したことで熱い息が吹きかかり、それに快楽を見いだしたスイが達してしまったのだ。
しかし、
「ん?出てないよ、スイ?」
「すごい感じ様だな、出さずにイクなんて」
「っ!!!」
私たちの言葉に羞恥を覚えたのか、枕で顔を隠してしまった。
「ああ、可愛い顔を隠さないでくれ」
「口づけもできないじゃないか」
二人がかりで枕を奪い、スイの両手を近くにあった柔らかい布で縛る。
「なっ!ちょっ!これ、やだっ!」
「顔を隠されたくないからね。終わるまでスイは手を出したら駄目だよ?」
「俺たちのを触って貰えないのはつまらないが、致し方ないだろう」
二人でスイの舌を舐め吸い上げる。
ぐちゅくちゅと粘りのある音がシーツに吸い込まれていく。
その間に、ジルが性器を抜きにかかり、私はランジェリー類の中に入っていた、高級ローションを後肛の中に送り込み、指で緩急をつけながら解していく。
さすが高級なだけあって、スイの中は蕩けるのが早い。
グングンと2本、3本と飲み込んでいく。
うねる中は私の指に吸い付き、更に奥へと導いていくが最奥までは届かない。
「ジル、指貸してくれないか?」
私の左手はスイの片足を固定しているため、使えない。ジルも同じなのだが、弟はスイの足を自分の肩に掛けさせて、片手はそのまま前を丹念に抜き、もう片方で一気に3本の指を挿れたのだ。
その衝撃に、スイは大きく身体を震わせるも、声を我慢して耐えている。
前に一度、『声を出しすぎると後が辛い』とぼやいたことがあったのを今思い出した。
必死に声を我慢しているが、下の口はグチュビチュと下品な音を奏でている。下品な音のはずなのに、心地よくて、舐め上げたくなる。
私もスイの足を肩に乗せ、腰を浮かさせて、そこに吸い付く。
「ひぎっ!!」
じゅるる~と吸い上げると、甘くてとろりとした愛液が溢れ出てくる。
「ジル、このローションって・・・・・・・」
「ああ、あの有名な『孕ませること前提』のローションだ」
この世界で男性が孕むには、2種類の方法がある。
一つ目は、教会で腹に『加護』を授けて貰うこと。
二つ目は、このような特別なローションを使用すること。
一つ目の方法は、無料で、体質にもよるが、約90%の確率で妊娠をする。しかし、二つ目は高額で、確率はかなり低くなる。
ただ、最終的な孕み方は同じで、結腸内に精を吐き出すこと。
これが、子を成すための絶対条件なのだ。
今回はこのローションを使用したが、孕むこと前提のローションは男性では分泌しない愛液を、強制的に作り出す。そして、奥の奥まで届きやすいよう、解れ加減が絶妙となる。
「まだ、その行為をするつもりなかったんだけど」
「だが、据え膳だろう?」
「そうだね。だから、今日はいつも以上に念入りに解さないとね」
「ああ、わかっているさ」

そして、小一時間ほど二人で丹念に解すと、自力で閉じられなくなった後肛がヒクヒクと真っ赤に熟れた中を見せつけてくる。
体中には何度もイッた証の白い精が吐き出され、スイは「は・・・は・・・」と小さく喘ぎを漏らすだけとなってしまっている。
熟れた小さな蕾は、吐き出された精が降りかかっており、イチゴ練乳の様な感じだ。
抵抗する体力もないスイの両手を自由にするため、縛っていた紐をほどき、小さくペチペチと頬を叩くと、虚ろだった視線が戻ってきた。
「あ・・・は・・・・・・ん・・・・」
「スイ、もう少し頑張って?今日はね、スイのここまで挿入する予定だから」
私はスイの下腹部を強めに押す。
「ひっ!!」
「ああ、怖がらないで!そのために入念に時間を掛けて解したんだから」
「俺たち二人を受け入れるんだ。スイの身体を考えると、ここまで時間がかかってしまった」
私はスイの身体を持ち上げて力の入らない膝なのに膝立ちを強要する。もちろん私たちが支えてはいるが。
「あ、し・・・・む、り・・・・・・」
「ん、わかってる。少しだけ辛抱してくれ」
そうして、私とジルは二人で解れきったスイの後肛に自分の性器を押し当て、一思いに突き挿す。
「かはっ!!!」
と、苦しくて空気が漏れただけの声がスイの口から吐き出された。
大きく目を見開き、大粒の涙が空中に舞う。
その光景はとても美しい。
そして、いつもの位置で止めると、
「スイ、これからジルと二人で奥までいくから、ちょっと頑張ってね?」
「あ、駄目っ!そこは、はいっちゃ、だめぇぇぇぇっぇぇっ!」
彼の言葉を最後まで聞かず、二人でツンツンと閉じられた壁を突き、
そして、
ドゴッと、その壁を突き破る。
「あがっ!ひぐぅぅぅぅっ!!」
「「っ!!!!!!」」
とても狭くて、だが、とても温かい。
しかし、両方共に痛みを伴った。
スイはもちろんの事だが、余りの狭さと入り口の栓に性器を縛られ動くのも容易くない。
「ごめんな、スイ。痛くしないと言ったのに」
「あ・・・・が・・・・・・・ん」
「気持ちよくさせたかったんだけど」
「ぅ・・・・・・ぁ・・・・・ひっ!」
ドチュ、ズチュと痛みを堪えながら奥を突き上げる。
私たちの性器はスイの中から溢れ出た愛液が伝い、挿入の手助けをする。
グチュブチュドチュン
私たちの間に、もう言葉はない。
ただただ、獣のように混ざり合い、奥へと叩きつける。
「あああああああああああああっ!」
「「くっ!!!」」
私たちは「孕め」と希望を持って、最奥に吐き出したのだった。
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