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第二章

17.不憫※

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「う・・・・んぅ・・・・・・」
身体がだるい、目が重たい、尻の中がヒリヒリする。
ヒリヒリ・・・・・・・・!?
俺は飛び起きる。その際に腰が鈍く痛むがそれよりもっ!
そっと自分の後肛に触れ、指をツプリと入れると痛いし、プックリと中まで腫れているのがわかる。
やり過ぎてこうなったのではないことは、よ~~く覚えている。
アルコールを下から摂取するとあんな風になるのか~~~と、人ごとのように捉える。だって、あれが俺だったのだと思うと恥ずかしくて、ジオルドを滅してしまう!
ん?ジオルド?ならジルは俺の意識がなくなった後どうしたのだろう?
さすがにこの二人が意識ない人間を好き勝手に犯すはずはない。うん、多分。
もう信用が失われているけど、辛うじて残っている理性で判断をする。
ということは、ジルはどうしたんだろう?
俺に挿入できないなら、自分で・・・・・・・・
あああああっ!相手がいながら自分でするなんて!
なんと、不憫でしょう!!!
隣で健やかに寝ているジルが気の毒で、俺は気付かれないよう上掛けに潜り込み、ジルのソレを取り出して、口に含む。
朝勃しているせいもあり、簡単に固く太くなる。
「ふん・・・・・・ん・・・・・ぅ」
くちゅぷちゅ
と、卑猥な音を朝からさせる俺は大層淫乱な奴だろうな。
ジルが小さく「ん」と呟く。
起きたかな?と思うけど、まだ夢の中。
そのまま起きないで!そのまま俺の口に出して!
玉を口に含んで転がして、竿は上下に必死に抜いて、そして、先端を吸引すると、
「うわあぁぁぁ!」
淫らな声とはほど遠い絶叫が寝室に響きました。
「な、なにしてんの、スイ!?」
「へ?口淫?フェラ?」
「冷静に答えないで!口の物吐き出しなさい!」
ジルが俺の口元に手を持ってくるが、音が聞こえるようにゴックンと飲み込んでやった。
「っ!!!!!!!!!!!!!スイぃぃぃぃぃ」
「だって、ジル昨日俺の中でイケてないだろう?お詫び!それに今の俺には挿入できないよ?自分で触ったけど、腫れてて痛すぎる!ジオルドに治して貰うまで無理だし、それに新婚旅行のエッチって結構ハードじゃない?正直、俺辛いんだけど、ケツ!!」
「・・・・・・ごめん。自重する。ジオルド、起きてるんだろう!」
「あ、ああ。ごめんスイ、また無理をさせた」
「いいけど、アルコールは普通に飲みたい。次そんなことしたら離婚だからなっ!」
「「はい・・・・・」」
「ジオルドは大丈夫だったわけ?アルコールで解した俺の中に挿れたのに」
「実はだな、私のモノも腫れちゃってね。自分で治癒したんだよ。だから、アルコールは今後一切エッチには使用しません!」
「余ほど痛かったんだな」
「俺が見ても痛々しかったよ」
「へ~~~。自業自得だな」
「ぐっ!」
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