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第一章
23.癒しと絆
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兄上たちが指令書を騎士団全体に出したため、翌日ジョギングは開催されず、騎士団が中心となって街中で清掃が行われた。
街の人たちと協力して行う作業は、大変だったが、清掃後街の人たちが温かい料理を用意してくれていたので、民も含め皆で楽しんだのだ。
騎士団と民の信頼が強まったと父上は大喜びされた。
大喜びどころではなかったな、あれは・・・・・・。
俺たち父上の子供は苦しくなるまで抱きしめられた。
27歳にもなって親に抱きしめられるなんて思ってもみなかった。だが、親に抱きしめられて嬉しくないわけはない、この歳になってもだ。
今回のこれを期に、清掃活動は年の数回行われる行事化としたのだった。
数日後、
「みるみる『瘴気』の発生が少なくなったな。これは他国にも知らせないといけないことだな」
「アルバート団長が既に手を回しました。第一騎士団が動くそうです」
「そうか。我々第三と第四は『瘴気』の対応だな」
「はい、ジオルド殿下。あと、陛下が各騎士団長に招集をかけました」
「は?私はその話知らないけど?レイフォード?」
「伝えましたよ。しかし、殿下が書類と格闘していたものですから、多分私の言葉は右から左だったんでしょうね」
「ううううう、すまない・・・・・・。書類整理できる人員を増やしたい」
「ええ、ですが、信頼できる人物でないと」
「ああ、それはわかっているんだがな」
私は溜息をつきたいのを我慢して、飲み込んだ。溜息をついてもどうしようもないからだ。
「あれ?ジオルド殿下お疲れ?」
ノックもせずに続き部屋から扉を開けてスイが入ってくる。私は手招きして彼を呼び寄せる。
彼の体温を身近に感じた瞬間腕を取り、私の膝の上に乗らせたのだった。
「スイの補給。暫くこのままでいさせて・・・・・・」
「お疲れ様、ジオルド」
急に膝の上に乗せられて、抱きしめられたのに一切戸惑いも反論もせず、私の頭を優しく撫でてくれる。
癒やされるけど、大人しいスイがある意味で怖いのは私だけか?
上目遣いでスイを見やると、天使かと思わせる優しい表情をしていた。
ああ、スイ、このまま君と・・・・・・・・・・。
「スイ団長、ありがとうございます。ジオルド殿下は数日間まともに睡眠を取ることもなく、ましてや食事も満足にしていないのです。陛下の招集の時間まで暫くありますから、そのまま寝させてあげてください」
「ん、わかった。というか、レイ、その『スイ団長』は止めてくれ。こっちの世界の初めての親友に距離を置かれた感じで嫌だ」
「し、親友っ!?はぅわっ!!あああ、なんて嬉しいことでしょう!!し、しかも初めての!!!ああああああ、私萌え死んでしまいます!」
「・・・・・オマエ、ナニイッテンノ?」
と、本来は俺が言うことをレインが代わりに言ってくれた。だって、俺固まっちゃって、声に出なかったからさ。
「兄様!!だって、だってですよ!!私に『初めて』をくださったんですよ!嬉しくないわけないじゃないですかっ!!」
「ええいっ!お前五月蠅いわ!ジオルド殿下が寝てるんだぞ!?」
「あ、忘れてました!ふふふふふふ、スイ紅茶煎れてきますね」
スキップでもしそうな勢いだ。
「・・・・・レイン、お前の弟、ご乱心?」
「言わないでください、団長・・・・・・」
「あれ?そういえばレインって歳いくつ?もしかしてその落ち着きよう、俺より上?」
「私ですか?私は殿下たちと同じ27歳ですよ。弟は一つ下なので26です」
「え、あ、そうなの?レイと俺は同じ歳なんだな。むむむ、年上に砕けた言葉使ってごめんなさい」
「は?え?いやいやいやいやっ!団長なのですから、私に敬語は不要です!!それに貴方は私の恩人なのですから」
「え、恩人?俺が??何かしたかな?う~~ん、そんなこと知らん!ただ俺にとってレインが副団長になってくれたことが嬉しいし、それに俺にはジオルドもジルフォードもアルバートもレイフォードも皆恩人!!あれ、俺恩人多すぎない?あ、でも、ジオルドは俺の特別になっちゃったけど」
「ふふふ、スイ団長大好きですよ。私は誠心誠意貴方に尽くします。そして、お願いです。私の大切な『エリアス・グラスゴー』を助けてください!」
「もちろんだ。それは任せろ!レインには申し訳ないけど『エリアス』の事はたいしたことじゃないんだ。問題は『彼の心』の部分だ。終わった後、必ず支えてやれよ?レインが彼の傍にいたいのなら第四騎士団副団長を辞めてくれてもいい。ただ、それまでは俺を助けてくれ」
「辞める気なんてありませんよっ!貴方の!スイ団長の傍を離れるわけありません!!私は貴方の忠実な副官です!どうか、私を傍に置いてください!!」
「ありがとう。レインが離れないなら俺は本当に嬉しい!よっしゃ!呪い次第だけど、『エリアス』の力全て元に戻せるように頑張るな!それと・・・・・・・」
「それと???」
「ん、いや、何でもないよ?」
という会話が私の頭上からする。
狡い!!
スイとの信頼関係をこんなにも早く築き上げたレインに嫉妬する。
私は、スイに言いたくてもまだ言えていない言葉があるのにぃぃぃぃっ!!
でも、スイの言葉嬉しかった!
私も恩人の一人だったんだと。しかも、『特別』とサラリと言ってくれた。
これは数日頑張った私へのご褒美に違いない!頑張って良かったよ!!
しかし、スイはエリアス・グラスゴーをどうするつもりなのだろう?彼の力を戻して・・・・・
あ、ああ、そういうことかっ!
なら私も手を貸そう!
ん?あれ、ジルはこの場にいないのか?
「あ、スイ。兄上がプチトマトが実ったからって持ってきてくれたぞ!」
と、ジルの声がする。
ああ、隣の部屋で兄上と話していたんだな。
うんうん。
「ああ、めっちゃ美味そう!食べたいけど、ジオルドの眠り妨げるな~」
「ふふ、いいよ、スイ。私は起きているから」
「「っ!!!!!!!!!!!!!!!!!!ジオルド殿下っ!!」」
スイもレインもすんごい驚きようだ。その表情、二人ともすごく可愛いぞ!!
「ジオルド・・・・・・寝たふりなんて。と、言いたいが少しはスイの温もりで寝てたんだろう?」
「ああ、少し休めたよ、ありがとうスイ。さてと、そろそろレイも戻ってくるし。紅茶を飲んで、陛下の元に行こう!」
「「「了解」」」
街の人たちと協力して行う作業は、大変だったが、清掃後街の人たちが温かい料理を用意してくれていたので、民も含め皆で楽しんだのだ。
騎士団と民の信頼が強まったと父上は大喜びされた。
大喜びどころではなかったな、あれは・・・・・・。
俺たち父上の子供は苦しくなるまで抱きしめられた。
27歳にもなって親に抱きしめられるなんて思ってもみなかった。だが、親に抱きしめられて嬉しくないわけはない、この歳になってもだ。
今回のこれを期に、清掃活動は年の数回行われる行事化としたのだった。
数日後、
「みるみる『瘴気』の発生が少なくなったな。これは他国にも知らせないといけないことだな」
「アルバート団長が既に手を回しました。第一騎士団が動くそうです」
「そうか。我々第三と第四は『瘴気』の対応だな」
「はい、ジオルド殿下。あと、陛下が各騎士団長に招集をかけました」
「は?私はその話知らないけど?レイフォード?」
「伝えましたよ。しかし、殿下が書類と格闘していたものですから、多分私の言葉は右から左だったんでしょうね」
「ううううう、すまない・・・・・・。書類整理できる人員を増やしたい」
「ええ、ですが、信頼できる人物でないと」
「ああ、それはわかっているんだがな」
私は溜息をつきたいのを我慢して、飲み込んだ。溜息をついてもどうしようもないからだ。
「あれ?ジオルド殿下お疲れ?」
ノックもせずに続き部屋から扉を開けてスイが入ってくる。私は手招きして彼を呼び寄せる。
彼の体温を身近に感じた瞬間腕を取り、私の膝の上に乗らせたのだった。
「スイの補給。暫くこのままでいさせて・・・・・・」
「お疲れ様、ジオルド」
急に膝の上に乗せられて、抱きしめられたのに一切戸惑いも反論もせず、私の頭を優しく撫でてくれる。
癒やされるけど、大人しいスイがある意味で怖いのは私だけか?
上目遣いでスイを見やると、天使かと思わせる優しい表情をしていた。
ああ、スイ、このまま君と・・・・・・・・・・。
「スイ団長、ありがとうございます。ジオルド殿下は数日間まともに睡眠を取ることもなく、ましてや食事も満足にしていないのです。陛下の招集の時間まで暫くありますから、そのまま寝させてあげてください」
「ん、わかった。というか、レイ、その『スイ団長』は止めてくれ。こっちの世界の初めての親友に距離を置かれた感じで嫌だ」
「し、親友っ!?はぅわっ!!あああ、なんて嬉しいことでしょう!!し、しかも初めての!!!ああああああ、私萌え死んでしまいます!」
「・・・・・オマエ、ナニイッテンノ?」
と、本来は俺が言うことをレインが代わりに言ってくれた。だって、俺固まっちゃって、声に出なかったからさ。
「兄様!!だって、だってですよ!!私に『初めて』をくださったんですよ!嬉しくないわけないじゃないですかっ!!」
「ええいっ!お前五月蠅いわ!ジオルド殿下が寝てるんだぞ!?」
「あ、忘れてました!ふふふふふふ、スイ紅茶煎れてきますね」
スキップでもしそうな勢いだ。
「・・・・・レイン、お前の弟、ご乱心?」
「言わないでください、団長・・・・・・」
「あれ?そういえばレインって歳いくつ?もしかしてその落ち着きよう、俺より上?」
「私ですか?私は殿下たちと同じ27歳ですよ。弟は一つ下なので26です」
「え、あ、そうなの?レイと俺は同じ歳なんだな。むむむ、年上に砕けた言葉使ってごめんなさい」
「は?え?いやいやいやいやっ!団長なのですから、私に敬語は不要です!!それに貴方は私の恩人なのですから」
「え、恩人?俺が??何かしたかな?う~~ん、そんなこと知らん!ただ俺にとってレインが副団長になってくれたことが嬉しいし、それに俺にはジオルドもジルフォードもアルバートもレイフォードも皆恩人!!あれ、俺恩人多すぎない?あ、でも、ジオルドは俺の特別になっちゃったけど」
「ふふふ、スイ団長大好きですよ。私は誠心誠意貴方に尽くします。そして、お願いです。私の大切な『エリアス・グラスゴー』を助けてください!」
「もちろんだ。それは任せろ!レインには申し訳ないけど『エリアス』の事はたいしたことじゃないんだ。問題は『彼の心』の部分だ。終わった後、必ず支えてやれよ?レインが彼の傍にいたいのなら第四騎士団副団長を辞めてくれてもいい。ただ、それまでは俺を助けてくれ」
「辞める気なんてありませんよっ!貴方の!スイ団長の傍を離れるわけありません!!私は貴方の忠実な副官です!どうか、私を傍に置いてください!!」
「ありがとう。レインが離れないなら俺は本当に嬉しい!よっしゃ!呪い次第だけど、『エリアス』の力全て元に戻せるように頑張るな!それと・・・・・・・」
「それと???」
「ん、いや、何でもないよ?」
という会話が私の頭上からする。
狡い!!
スイとの信頼関係をこんなにも早く築き上げたレインに嫉妬する。
私は、スイに言いたくてもまだ言えていない言葉があるのにぃぃぃぃっ!!
でも、スイの言葉嬉しかった!
私も恩人の一人だったんだと。しかも、『特別』とサラリと言ってくれた。
これは数日頑張った私へのご褒美に違いない!頑張って良かったよ!!
しかし、スイはエリアス・グラスゴーをどうするつもりなのだろう?彼の力を戻して・・・・・
あ、ああ、そういうことかっ!
なら私も手を貸そう!
ん?あれ、ジルはこの場にいないのか?
「あ、スイ。兄上がプチトマトが実ったからって持ってきてくれたぞ!」
と、ジルの声がする。
ああ、隣の部屋で兄上と話していたんだな。
うんうん。
「ああ、めっちゃ美味そう!食べたいけど、ジオルドの眠り妨げるな~」
「ふふ、いいよ、スイ。私は起きているから」
「「っ!!!!!!!!!!!!!!!!!!ジオルド殿下っ!!」」
スイもレインもすんごい驚きようだ。その表情、二人ともすごく可愛いぞ!!
「ジオルド・・・・・・寝たふりなんて。と、言いたいが少しはスイの温もりで寝てたんだろう?」
「ああ、少し休めたよ、ありがとうスイ。さてと、そろそろレイも戻ってくるし。紅茶を飲んで、陛下の元に行こう!」
「「「了解」」」
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