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第5章 聖なる知己殺し
第21話:聖なる知己殺し・2
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彼方が振り返ると、戦闘をこわごわ見ていたローチカが目を丸くして見返した。
しかしそれも一瞬のことで、喜色満面で走り出してくると、彼方の肩をバンバンと叩いて祝福する。
「お前すげえな! たったの十秒で!」
「もう三秒は縮められると思うが」
「ははは、一応そいつのせいで人類は今まさに滅びる瀬戸際なんだぜー」
「敵が多いようだな。本来この拳銃は私を撃つための武器だろう」
彼方は空になった拳銃をローチカの腰のホルダーに押し戻す。その途端に、ローチカの目には理知的な光が戻る。ファンタジスタで見たような鋭い眼光が。
「そう考える理由は?」
「第一に、この敵が現れてもあなたは拳銃を使う素振りを見せなかった。第二に、あなたが私の姿を初めて見たとき左手の指先が腰に伸びたからだ。あなたは私を警戒している」
「『している』じゃなくて『していた』が正しいな。もう終わった話さ、こうして会話も通じるしな。あたしだって丸腰で知らねえ相手に殺されたくはねえんだ。許してくれよ」
「こんなオモチャを持っていたところで私はあなたを五秒で殺せるよ。虎の子の武器を簡単にインターセプトされるようではお話にならない」
「そりゃそうだ、あたし程度に倒されるようじゃわざわざ印刷した意味もねえ。ま、今のところあたしたちのファーストコンタクトはベストケースだ」
「本番はこれから?」
「その通り。突然で混乱もしてるだろうが、あんたにはやってほしいことがある! ええと、どこから話したもんかな。とりあえず、まず今向かってきたそいつは」
「生体印刷技術が生み出したクローン生体兵器、『隣人』だろ」
彼方の言葉に、説明を始めかけたローチカの口が止まる。半ばカマかけだったが、的中への驚きを悟られないように軽く目を伏せる。
やはり彼方はこの敵を知っている。それだけではない。この状況のことも、この世界のことも、ローチカが喋ろうとしていることは何もかも。
彼方が発声のための息を吸い、会話の主導権がまさに彼方に移ろうとした瞬間、それはダイブしてきた乱入者によって遮られた。
「か・な・たちゃーん!」
彼方の後方にある岸壁が突然からくり扉のように回転し、飛び出してきた背の高い女性は不意を突いて彼方に巻き付いた。
「ああ、すごく素敵だわ! 私、こんな強い女の子が欲しかったのよ! トレンチコートが似合って、ローラーブレードで戦場を駆けて、敵を次々になぎ倒していく女子高生キャラ! あー、運動した女の子の匂いに火薬の臭いが混じっていい香り……」
「やめろ」
抱き着いてコートの中に顔をグリグリと押し付けてくる女性を片手でぐいと押しのける。額に手を押しあてたことで長い髪の下の顔がよく見えた。突飛な行動とは裏腹に最大公約数的に整った顔のパーツ、いっそ無個性なほどに大人びた美人。
だが彼女が身に付ける装飾が主張するように、彼女は知れば知るほどに個性的だ。右耳に付けた戦闘機のピアス、左耳に付けた戦艦のピアス。彼女が愛用しているその二つのアイテムを彼方は見るまでもなく知っていた。
「何をしているんだ、桜井さん」
「あら、私のことも知ってるのね? うれしー」
マネージャーの桜井さんが笑う。
ローチカと同様、何から何まで彼方の記憶にある通りだ。チェシャ猫のように唇を割ってニッと笑うところも、変な方向に暴走するところも。服装まで同じなので違うところを見つける方が難しい。
こんな雪原でも芸能事務所のマネージャーらしく上下にパリっとしたスーツを纏っている。長い足を濃紺のタイツが覆い、見るからに仕事のできそうなキャリアウーマン。
とはいえ、ローチカの言葉が正しいとすればこの桜井さんもアバターかクローンか何かだ。彼方が知っている桜井さんと同一人物ではない。桜井さん自身の口ぶりからしても彼方とは初対面だが、しかし彼方が桜井さんを見知っていることは別に驚くべき事態ではないらしい。
登場人物が増えたのはいいが、彼方にとって一番大事なキャラクターはローチカでも桜井さんでもない。
「ところで立夏はどうした? 近くにいるのか?」
「立夏? 誰だよそれは」
「お友達かしら? それとも先輩後輩的な?」
「……」
彼方は桜井さんの顔を見るが、彼女も曖昧に首を傾げるだけだった。
元々面識のないローチカはともかく、桜井さんが立夏を知らないとなると話が違ってくる。初めて別個体との相違点らしきものが見えてくるが、今はそんなことはどうでもいい。それどころかローチカだの桜井さんだの隣人だの人類が滅びるだのが急速にどうでもよくなってくる。どれも立夏との再会よりは優先順位が低い。
そもそも今ここで彼方が取り得る選択肢には何があるか。顔を顰める彼方を見て、ローチカは言いづらそうに言葉を発した。
「あー、お前の友達とかだとして、その……それに関しては本当に悪いんだが、多分もう会えないと思うよ。あたしたちはお前一人しか印刷してないんだ」
「それがどういう意味か慎重に説明してくれ。返答次第では一番重大なステータスが変わることになる」
「言われなくても説明するさ。ただ、あたしたちがその子を殺したとか、その子が死んだとかいうわけじゃねえんだ。元からいなかったんだよ。お前も、その立夏とかいう友達も」
「意味深な台詞に対する考察はしばらく先送りにしよう。結局、立夏は今この世界には存在しない、そしてこれからも存在しない。この認識で正しいか?」
「そういうことになる。本当に悪かった」
「あなたが申し訳ないと思っていること、あなたはそうするしか無かったということ、この二つは信じよう。謝る必要は無い」
「助かる、礼を言うぜ。このプロジェクトが人道的じゃねえっていうのはあたしも重々承知してんだが、だが、もうこれしか……」
「勘違いするなよ。あなたが謝る必要がないのは、あなたの謝意は私の意志決定に全く関与しないからだ」
彼方はローチカと桜井さんの細い首筋を見た。
首の太さは三十センチ程度、この二人は華奢な成人女性に過ぎない。念のため、指を軽く鳴らして調子を見る。さっきの戦闘で身体も温まっているし、いつもと同じように動く。彼方の握力は片手で林檎を潰せるし、腕力は素手で竹を折れる。この二人くらいならすぐに首を折り殺せる。
ローチカがこれからするであろう説明は、彼方にとってはもうテレビの砂嵐ほどの価値もなかった。ここがどういう世界かには検討が付いているが、それを確かめる気も起きない。
立夏が今いないしこれからもいない、だとしたら今ここにいる意味は無い。最終結論がもう出ているというのに、追加説明は必要ない。
「…………」
幸いにも、癇癪を起こすより前に彼方には出来ることがある。例の虹色のボタン、終末器を今ここで押してしまうのだ。
終末器を押す状況は今までに二つあった。ファンタジスタ内で押したときは現実世界に戻った。現実世界で押したときはこの世界に転移した。
終末器は依然としてエスケープキーであり、恐らくその機能は「この世界を離脱してどこか別の世界に行くこと」。それがどういう原理でどういう意味なのかはよくわからない。だが、目的の無い世界からはただちに自殺して離脱すべきだ。それはゲームプレイヤーとしての彼方のフィロソフィーでもある。
問題は終末器がどうすれば出現するか。
とりあえずファンタジスタ内では他のプレイヤーを全員倒して彼方が自殺することで出現していた。だとすれば、全員殺して、そのあと彼方が自殺すれば、死に際に終末器が現れるのではないか?
だからあとローチカの言い訳を十単語だけ聞いて、それで事態が進展しなければ今すぐ殺す。ローチカも桜井さんもここで首を折って殺す。他にも誰かいればとりあえず殺す。そしてゆっくり自殺しよう。
彼方がそう決めてカウントを始めた瞬間、先に桜井さんが口を開いた。
「ひょっとして立夏ちゃんって、あの子?」
桜井さんが指さしたのは、銃撃を受けて崩れたポッドの内側だった。
そこに片目に大きな花を咲かせた少女が仰向けに横たわっていた。そんな奇異な格好の少女が立夏以外にいるはずもない。
ポッド内にはさっきまでは彼方しかいなかったはずだが、100%そうだと言い切れる自信はない。周囲の環境把握を優先して近くをそこまでよく見ていなかったのかもしれない。立夏はかなり小柄だし、見落としていた可能性も有り得なくはない。
とりあえず彼方は大きく息を吸い、五秒かけて吐いた。完全に戦闘用の熱が入った身体と頭を冷やすには、深呼吸一回分の空気を肺に循環させる必要があったから。
「問題は全て無くなった。立夏も連れて、もっと落ち着いた場所で細かく事情を話してもらおう。私から話した方が早いかもしれないが」
「助かるぜ。あたしたちはあんたらと共闘したいと思ってるし、できることは何でも協力するさ。それだけは本当に本当なんだ」
「もういいよ、ローチカさん。幸いにも、私たちが敵対したことはまだ一度も無いのだから」
しかしそれも一瞬のことで、喜色満面で走り出してくると、彼方の肩をバンバンと叩いて祝福する。
「お前すげえな! たったの十秒で!」
「もう三秒は縮められると思うが」
「ははは、一応そいつのせいで人類は今まさに滅びる瀬戸際なんだぜー」
「敵が多いようだな。本来この拳銃は私を撃つための武器だろう」
彼方は空になった拳銃をローチカの腰のホルダーに押し戻す。その途端に、ローチカの目には理知的な光が戻る。ファンタジスタで見たような鋭い眼光が。
「そう考える理由は?」
「第一に、この敵が現れてもあなたは拳銃を使う素振りを見せなかった。第二に、あなたが私の姿を初めて見たとき左手の指先が腰に伸びたからだ。あなたは私を警戒している」
「『している』じゃなくて『していた』が正しいな。もう終わった話さ、こうして会話も通じるしな。あたしだって丸腰で知らねえ相手に殺されたくはねえんだ。許してくれよ」
「こんなオモチャを持っていたところで私はあなたを五秒で殺せるよ。虎の子の武器を簡単にインターセプトされるようではお話にならない」
「そりゃそうだ、あたし程度に倒されるようじゃわざわざ印刷した意味もねえ。ま、今のところあたしたちのファーストコンタクトはベストケースだ」
「本番はこれから?」
「その通り。突然で混乱もしてるだろうが、あんたにはやってほしいことがある! ええと、どこから話したもんかな。とりあえず、まず今向かってきたそいつは」
「生体印刷技術が生み出したクローン生体兵器、『隣人』だろ」
彼方の言葉に、説明を始めかけたローチカの口が止まる。半ばカマかけだったが、的中への驚きを悟られないように軽く目を伏せる。
やはり彼方はこの敵を知っている。それだけではない。この状況のことも、この世界のことも、ローチカが喋ろうとしていることは何もかも。
彼方が発声のための息を吸い、会話の主導権がまさに彼方に移ろうとした瞬間、それはダイブしてきた乱入者によって遮られた。
「か・な・たちゃーん!」
彼方の後方にある岸壁が突然からくり扉のように回転し、飛び出してきた背の高い女性は不意を突いて彼方に巻き付いた。
「ああ、すごく素敵だわ! 私、こんな強い女の子が欲しかったのよ! トレンチコートが似合って、ローラーブレードで戦場を駆けて、敵を次々になぎ倒していく女子高生キャラ! あー、運動した女の子の匂いに火薬の臭いが混じっていい香り……」
「やめろ」
抱き着いてコートの中に顔をグリグリと押し付けてくる女性を片手でぐいと押しのける。額に手を押しあてたことで長い髪の下の顔がよく見えた。突飛な行動とは裏腹に最大公約数的に整った顔のパーツ、いっそ無個性なほどに大人びた美人。
だが彼女が身に付ける装飾が主張するように、彼女は知れば知るほどに個性的だ。右耳に付けた戦闘機のピアス、左耳に付けた戦艦のピアス。彼女が愛用しているその二つのアイテムを彼方は見るまでもなく知っていた。
「何をしているんだ、桜井さん」
「あら、私のことも知ってるのね? うれしー」
マネージャーの桜井さんが笑う。
ローチカと同様、何から何まで彼方の記憶にある通りだ。チェシャ猫のように唇を割ってニッと笑うところも、変な方向に暴走するところも。服装まで同じなので違うところを見つける方が難しい。
こんな雪原でも芸能事務所のマネージャーらしく上下にパリっとしたスーツを纏っている。長い足を濃紺のタイツが覆い、見るからに仕事のできそうなキャリアウーマン。
とはいえ、ローチカの言葉が正しいとすればこの桜井さんもアバターかクローンか何かだ。彼方が知っている桜井さんと同一人物ではない。桜井さん自身の口ぶりからしても彼方とは初対面だが、しかし彼方が桜井さんを見知っていることは別に驚くべき事態ではないらしい。
登場人物が増えたのはいいが、彼方にとって一番大事なキャラクターはローチカでも桜井さんでもない。
「ところで立夏はどうした? 近くにいるのか?」
「立夏? 誰だよそれは」
「お友達かしら? それとも先輩後輩的な?」
「……」
彼方は桜井さんの顔を見るが、彼女も曖昧に首を傾げるだけだった。
元々面識のないローチカはともかく、桜井さんが立夏を知らないとなると話が違ってくる。初めて別個体との相違点らしきものが見えてくるが、今はそんなことはどうでもいい。それどころかローチカだの桜井さんだの隣人だの人類が滅びるだのが急速にどうでもよくなってくる。どれも立夏との再会よりは優先順位が低い。
そもそも今ここで彼方が取り得る選択肢には何があるか。顔を顰める彼方を見て、ローチカは言いづらそうに言葉を発した。
「あー、お前の友達とかだとして、その……それに関しては本当に悪いんだが、多分もう会えないと思うよ。あたしたちはお前一人しか印刷してないんだ」
「それがどういう意味か慎重に説明してくれ。返答次第では一番重大なステータスが変わることになる」
「言われなくても説明するさ。ただ、あたしたちがその子を殺したとか、その子が死んだとかいうわけじゃねえんだ。元からいなかったんだよ。お前も、その立夏とかいう友達も」
「意味深な台詞に対する考察はしばらく先送りにしよう。結局、立夏は今この世界には存在しない、そしてこれからも存在しない。この認識で正しいか?」
「そういうことになる。本当に悪かった」
「あなたが申し訳ないと思っていること、あなたはそうするしか無かったということ、この二つは信じよう。謝る必要は無い」
「助かる、礼を言うぜ。このプロジェクトが人道的じゃねえっていうのはあたしも重々承知してんだが、だが、もうこれしか……」
「勘違いするなよ。あなたが謝る必要がないのは、あなたの謝意は私の意志決定に全く関与しないからだ」
彼方はローチカと桜井さんの細い首筋を見た。
首の太さは三十センチ程度、この二人は華奢な成人女性に過ぎない。念のため、指を軽く鳴らして調子を見る。さっきの戦闘で身体も温まっているし、いつもと同じように動く。彼方の握力は片手で林檎を潰せるし、腕力は素手で竹を折れる。この二人くらいならすぐに首を折り殺せる。
ローチカがこれからするであろう説明は、彼方にとってはもうテレビの砂嵐ほどの価値もなかった。ここがどういう世界かには検討が付いているが、それを確かめる気も起きない。
立夏が今いないしこれからもいない、だとしたら今ここにいる意味は無い。最終結論がもう出ているというのに、追加説明は必要ない。
「…………」
幸いにも、癇癪を起こすより前に彼方には出来ることがある。例の虹色のボタン、終末器を今ここで押してしまうのだ。
終末器を押す状況は今までに二つあった。ファンタジスタ内で押したときは現実世界に戻った。現実世界で押したときはこの世界に転移した。
終末器は依然としてエスケープキーであり、恐らくその機能は「この世界を離脱してどこか別の世界に行くこと」。それがどういう原理でどういう意味なのかはよくわからない。だが、目的の無い世界からはただちに自殺して離脱すべきだ。それはゲームプレイヤーとしての彼方のフィロソフィーでもある。
問題は終末器がどうすれば出現するか。
とりあえずファンタジスタ内では他のプレイヤーを全員倒して彼方が自殺することで出現していた。だとすれば、全員殺して、そのあと彼方が自殺すれば、死に際に終末器が現れるのではないか?
だからあとローチカの言い訳を十単語だけ聞いて、それで事態が進展しなければ今すぐ殺す。ローチカも桜井さんもここで首を折って殺す。他にも誰かいればとりあえず殺す。そしてゆっくり自殺しよう。
彼方がそう決めてカウントを始めた瞬間、先に桜井さんが口を開いた。
「ひょっとして立夏ちゃんって、あの子?」
桜井さんが指さしたのは、銃撃を受けて崩れたポッドの内側だった。
そこに片目に大きな花を咲かせた少女が仰向けに横たわっていた。そんな奇異な格好の少女が立夏以外にいるはずもない。
ポッド内にはさっきまでは彼方しかいなかったはずだが、100%そうだと言い切れる自信はない。周囲の環境把握を優先して近くをそこまでよく見ていなかったのかもしれない。立夏はかなり小柄だし、見落としていた可能性も有り得なくはない。
とりあえず彼方は大きく息を吸い、五秒かけて吐いた。完全に戦闘用の熱が入った身体と頭を冷やすには、深呼吸一回分の空気を肺に循環させる必要があったから。
「問題は全て無くなった。立夏も連れて、もっと落ち着いた場所で細かく事情を話してもらおう。私から話した方が早いかもしれないが」
「助かるぜ。あたしたちはあんたらと共闘したいと思ってるし、できることは何でも協力するさ。それだけは本当に本当なんだ」
「もういいよ、ローチカさん。幸いにも、私たちが敵対したことはまだ一度も無いのだから」
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最強ゲーマー女子高生による終末系百合ライトノベル。#毎日19時更新 #完結保証 #全話AI挿絵付き #ゲーマゲ
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