blood†cross

5.5話目

急展開

ーー客室ーー

桃「さぁ、どーぞ。こちらです」

朔「ありがとう、世話になるよ」

冬「……」

桃「僕は孟さんの手伝いしてきますね」

朔「あぁ、俺らは先に寝させてもらうね」

桃「はい、わかりました。おやすみなさい朔さん、冬弥くん。」

朔「おやすみ」

冬「おやすみなさい…」


ーーバタンーー


朔「さぁ、冬弥。今日は寝よ？」

冬「はい。」

ーギシッー

朔「おやすみ冬弥」

朔「おやすみなさい朔さん」


ーー3時間後ーー

桃「孟さんっ！だめですっ！」

孟「いつもしてることだろ」

桃「今日はお2人が居るんですよ！」

孟「寝てるし聞こえねぇって」

桃「で、でも……」

孟「もう黙れ」

桃「まっ…んっ、はぁ、んんん」

孟「キスだけでトロけてるじゃねぇか」

桃「だってぇ」

孟「だって、なんだ？」

桃「孟さんの意地悪」

孟「なんとでも言え」

桃「はっ、んふっ、んっ！！」

孟「ん、はぁ、ふっ」

桃「も、もぅ、だめっ」


ーー客室ーー

冬（もぞもぞ）

朔「ん…どうしたの冬弥？」

冬「えっと…その…」

朔「？？」

ーギシギシー

桃「あぁ！気持ちいいです孟さんっっ！」

孟「俺もだっ！佑依っ」

桃「んんっ！あっ、んぁっ！」

孟「そろそろ出すぞ！」

桃「はいっ！」


朔「……」

冬「……」

朔「ま、まぁ、付き合ってるからねあの2人…」

冬「は、はいっ」

朔「耳塞ぐ？」

冬「だ、だ、大丈夫です！」

朔（照れてる…ふふ、可愛い）
朔「ねぇ、冬弥」

冬「は、はい！？」

朔「もっとこっちに来て？」

冬「は、はい…」
冬（もぞもぞ）
冬「き、来ました」

朔「うん、よしよし」
朔（そっと頭を撫でてあげる）

冬「んっ！！」

朔（そのまま撫で続ける）

冬「…………」

朔（あれ？）
朔「冬弥？おーーい？」

冬「……スースー」

朔「ふふっ、寝ちゃったか…僕も寝よう。おやすみ冬弥。」（チュッ）


ーー翌朝ーー

ーーコンコンーー

桃「朔さん、冬弥くん、おはようございます！入りますね？」

朔（スースー）

冬弥（スヤスヤ）

桃「あれれ、2人ともピッタリくっついてる」

朔「うぅん、あれ？おはよう佑依くん」

桃「おはようございます、朔さん」

朔「冬弥は俺が起こすから大丈夫だよ」

桃「はい、それではリビングで朝ご飯の用意しときますね！」

朔「ありがと。さーて、この眠姫を起こすかな」

冬「スースー、むにゃむにゃ」

朔「おーい、冬弥。起きないとキスするよ～」

冬「むにゃむにゃ、んんー」

朔「起きないな。じゃぁ、チュッ」

冬「んん？おはようございます朔さん」

朔「おはよう冬弥よく寝れたかな？」

冬「はい、お陰様でよく寝れました」

朔「それなら良かったよ、所でいつ冬弥は気づくかな？」

冬（そう言って朔さんはニコニコした、僕は分からずぽけぇとしてしまった。暫く沈黙が続いた後、僕は慌てた）
冬「ご、ご、ごめんなさい！」

朔「可愛い冬弥に抱き着かれるのは嬉しいけど、俺も理性が持たなくなるからね」

冬「どういう意味ですか？」

朔「こういうこと」

冬（そう言って朔さんは口付けをしてきた）

冬「んっっ！」

朔「さぁ、2人が待ってる行こう」

冬「は、はい！」
冬（僕は真っ赤になった顔を見られないように後ろから着いて行った）


ーーリビングーー


孟「おっ、やっと起きてきたか」

桃「おはようございます冬弥くん」

朔「おはよう」

冬「おはようございます」

孟「その顔は、大丈夫だな」

冬「？？」

孟「さぁさぁ、飯の時間ださっさと食って体力つけろ！」

冬（孟さんが優しく微笑む）

桃「さぁ、冬弥くん。僕の特性パイ食べてください、朔さんもどーぞ。」

朔「美味しそうだね、これは佑依くんが全部作ったの？」

桃「いえ、孟さんが殆どです」

朔「へぇ～、孟料理なんて出来たんだ」

孟「最初から出来たわけじゃねぇよ？でも、お前よりは先にこっち来てたからな。ある程度は出来るようにならないと生活できねぇよ」

冬「美味しそう……」

桃「さぁ！食べましょ！」

孟「いただきます！」

朔「いただきます」

桃「いただきます。」

冬「い、いただきます…」

朔「ん、美味しいこれ」

孟「それは佑依が作ったスープだ美味いに決まってる」

桃「や、やめてください！恥ずかしいです！」

朔「いや、本当に美味しいよ。ね？冬弥」

冬「はい！とっても美味しいです！こっちのパスタも！」

桃「それは孟さんが作ったんです。美味しいでしょ？」

冬「とっても！」

朔「良かった、冬弥元気になったね」

冬「昨日はありがとうございました。皆さんにご迷惑おかけして……」

孟「気にすんな」

桃「そうですよ！僕冬弥くんと知り合えて良かったです！」

冬「僕も佑依さんと知り合えて良かったです！」





そうして食事を済ませて僕らは帰宅した