アンバランス 〜ビビりですが最強チートを得たのでなんとか異世界生き抜きます〜

2章 モンスターテイムと奴隷たち

間話６ ミラシャの気持ち (ミラシャ視点)

(読み飛ばし推奨、ミラシャ視点。読みづらいです)


　ミラシャは、ミラシャという名前のスライムです。

　ミラシャには大好きなご主人様がいます。

　ご主人様にはミラシャだけでなく、他の魔物たちの仲間がいます。

　最近はメスの魔物も多くなってきて、ミラシャみたいにご主人様が大好きな子が増えてきました。

　ピンチです！
　ミラシャはピンチなんです！

　最初はご主人様と二人きりで、ミラシャとご主人様のラブラブタイムでした。

　それはもう、ミラシャのあーんなところやこーんなところを、ツンツンしてくる仲なんです！

　それにナデナデだっていっぱいされました！

　だけどミラシャは強くなってしまいました。
　ご主人様は弱いモンスターを強くするのにお熱なんです。

　今はラブラブできません。あっでも、ナデナデはしてもらえます。やっぱりラブラブでした。

　ミラシャは進化をして、人に近い姿になれます。

　ご主人様の横に立てるから嬉しい進化だと思ったんですが、くっついていた方が良かったかもです。

　でもご主人様の横に立てるだけじゃなく、役にも立ってます。

　ミラシャは先輩モンスターです。
　後輩モンスターみんなのお世話を、ミュマと一緒にしています。

　ミラシャはみんなとお話しして、みんながご主人様が大好きなことを知りました。

　ご主人様は強くてカッコいいです。

　ミラシャが独り占めするのは良くないです。

　独り占めはミラシャがカッコ悪いです。

　ご主人様はみんなのものです。

　ミラシャはご主人様が大好き。
　みんなもご主人様が大好き。

　つまりみんなは仲間でした。
　みんなで、大好きなら問題無しです。

　なのでみんなにもミラシャの考えを伝えました！
　でも、あんまり分かってもらえませんでした。

　あっ、同じ先輩モンスターの三名は、分かってくれました！

　メライア、マゴタン、フェリルは、ミラシャくらい賢くてみんないい子です。

　ミラシャたちモンスターは、進化したら賢くなるみたいです。

　それなら、後輩モンスターの女の子たちも、進化したらミラシャの考えが分かるはず！

　そしてご主人様とみんなで番つがいになれば、みんな幸せです。


　強いご主人様と弱いモンスターな私たち。

　ご主人様は一人で何でもできちゃうので、ミラシャたちが役に立てることは少ないです。

　でも、ご主人様を笑顔にすることはできるはず！

　いっぱい強くなって、いっぱい進化して、みんなでご主人様にナデナデしてもらいます！

　ご主人様はお金を欲しがっていたので、モンスターの素材もいっぱい手に入れたら、ご主人様は笑顔に、ミラシャたちはもっとナデナデ追加です！

　ご主人様は学園という場所に行ってしまいますが、ご主人様がいなくても私たちは頑張らないとですね！

　あ、ご主人様を独り占めしたがっている進化していない子たちを、進化させるのもやらないと。

　もし進化しても、ご主人様のことを独り占めしたがったらどうしましょう？

　その時はその時ですね。

　メライアたちに手伝ってもらって、力づくでも説得しないと。

「ミラシャの考え、賛成ですよ～」
「マゴタンに任せろ！」
「皆でご主人様の番に！」

　みんなで一緒にご主人様を笑顔にして、最後にはみんなご主人様の番になる。

　ミラシャの計画は、ばっちしなのです！