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地の神様はいる!!
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神様っているのかな?
私はいるんじゃないかなぁと漠然と思っている。
でも私の母は「幽霊はいるけど神様なんていない」と言っているが…。
そんな母ですが「地の神様はいる」とちょっと矛盾したことを思っているようだ。
というのも一度、地の神様らしきものを見たからだと言っている
それは時を遡ること二十年前。一九九八年の秋。
母はこの年に大腸がんステージ3と診断され手術を受けた。
この時私はまだ学生で自分の勉強のことで頭がいっぱいで母の病気のことなど気が回らなかったのが事実だ。
親が手術、しかもガンのステージ3と言われてもピンとこなかったし、手術がいかに大変かも気づけなかった。
そんな母は大変な手術を終え、切った大腸部分が癒着しないように痛みを堪えてウォーキングを日課としていた。
ある晴れた日の午後のことだった。目の前に突然靄が出現。
よく見ると人間のような形。
若くもないし、年を取っているわけでもない中年
性別は不明。男にも見えるし、女にも見える不思議な存在。
普通の人間が上半身だけ地面に仰向けになっているように見えたという。
霧みたいなはっきりとしたものではないけど明らかに人間の形をしていたそれを見て、母は直感的に「地の神様だ」と思った。
が、知らない私からしたらホラーそのもの。
これは私も体験して思うのだが、幽霊とか怪現象って起こっているときには驚きとか恐怖とかあまりなくて
「なんでここに人がいるの?」
みたいに思考が停止する。
なので母もそんなシュールな光景を目にしても驚きなどはなかったようである。
透き通ったその人物は一言
「よく頑張ったね」
と一言にこりと笑って消えた(らしい)。
きっと手術を乗り越え懸命に頑張っている母を応援したくて、神様が応援してくれたのだと思う。
それ以来、母は「地の神様はいる!!」と思い、地面に淡やツバを吐いているのを見ると憤慨している。
確かに地の神様っていると思う。
漠然として感じなのだが、道祖神とか見るとその土地土地に守り神がいるというのが私の持論。
なので道路は綺麗にしておいた方がいいと私も思っている。
その後、母は病気を乗り越えていまはだいぶ元気になった。
あの時は頼りにならない薄情な娘の代わりに、地の神様が頑張っている母を応援してくれたと思っている。
私もできたら地の神様にあってお礼を言いたい。
今度母が病気になった時には、親身になって支えてあげられるようになる…かも…
「おい、娘よ。母は頑張っているんだぞ。お前も励ましてやれよ」
と、私は地の神様に言われてるのかもしれない。
私はいるんじゃないかなぁと漠然と思っている。
でも私の母は「幽霊はいるけど神様なんていない」と言っているが…。
そんな母ですが「地の神様はいる」とちょっと矛盾したことを思っているようだ。
というのも一度、地の神様らしきものを見たからだと言っている
それは時を遡ること二十年前。一九九八年の秋。
母はこの年に大腸がんステージ3と診断され手術を受けた。
この時私はまだ学生で自分の勉強のことで頭がいっぱいで母の病気のことなど気が回らなかったのが事実だ。
親が手術、しかもガンのステージ3と言われてもピンとこなかったし、手術がいかに大変かも気づけなかった。
そんな母は大変な手術を終え、切った大腸部分が癒着しないように痛みを堪えてウォーキングを日課としていた。
ある晴れた日の午後のことだった。目の前に突然靄が出現。
よく見ると人間のような形。
若くもないし、年を取っているわけでもない中年
性別は不明。男にも見えるし、女にも見える不思議な存在。
普通の人間が上半身だけ地面に仰向けになっているように見えたという。
霧みたいなはっきりとしたものではないけど明らかに人間の形をしていたそれを見て、母は直感的に「地の神様だ」と思った。
が、知らない私からしたらホラーそのもの。
これは私も体験して思うのだが、幽霊とか怪現象って起こっているときには驚きとか恐怖とかあまりなくて
「なんでここに人がいるの?」
みたいに思考が停止する。
なので母もそんなシュールな光景を目にしても驚きなどはなかったようである。
透き通ったその人物は一言
「よく頑張ったね」
と一言にこりと笑って消えた(らしい)。
きっと手術を乗り越え懸命に頑張っている母を応援したくて、神様が応援してくれたのだと思う。
それ以来、母は「地の神様はいる!!」と思い、地面に淡やツバを吐いているのを見ると憤慨している。
確かに地の神様っていると思う。
漠然として感じなのだが、道祖神とか見るとその土地土地に守り神がいるというのが私の持論。
なので道路は綺麗にしておいた方がいいと私も思っている。
その後、母は病気を乗り越えていまはだいぶ元気になった。
あの時は頼りにならない薄情な娘の代わりに、地の神様が頑張っている母を応援してくれたと思っている。
私もできたら地の神様にあってお礼を言いたい。
今度母が病気になった時には、親身になって支えてあげられるようになる…かも…
「おい、娘よ。母は頑張っているんだぞ。お前も励ましてやれよ」
と、私は地の神様に言われてるのかもしれない。
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