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順風満帆なはず…です…①
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クローディスとの衝撃の出会いから数日経った。
夜会の時で出会った後のことは……正直どうなったか覚えていない。
リオネルとサイナスの仲介があって無事に帰路につけたような気がする。
だた、あの時のクローディスの少し勝ち誇った顔だけははっきり覚えている。
率直に言って出会いは最悪だった。
(まぁ……逆に言うとクローディス殿下は私と関わりたいと思わないだろうし……まぁ結果としては良かったのかも)
過ぎたことをいちいち気にしていても仕方がない。
それにいつ断罪の連絡が来るのかと不安だったが、今のところその動きもないのだ。
せっかく夜会に誘ってくれたリオネルには面子を潰す形で逆に申し訳なかったような気もするが、それはそれで攻略対象達と距離を置けるのでラッキーと思うことにした。
まぁ若干の良心の呵責はあったが。
アドリアーヌはトウモロコシの苗を植える作業に没頭してそんな考えを頭の隅に追いやった。
「お姫様、調子はどうだい?」
そう言って畑にひょっこり現れたのはロベルトだ。
手にはアドリアーヌが叩き込んだフラワーアレンジメントで作った花束を持っている。
季節の野菜と共に持ってくるあたり、ロベルトもアドリアーヌの性格をすっかり分かっている。
「ありがとう。わぁ……なんて新鮮な野菜!ファゴさんに渡しておいて!」
「ははは、花よりも野菜に目が行くなんてさすがお姫様だね」
「ちゃんと花も見ているわ。ロベルトもアレンジメントの腕を上げたわね」
「そりゃお姫様のために頑張ったよ。ほら世界に一つの花束。お姫様を想って作ったよ」
「はいはいどうも」
「うーん、本気なんだけどなぁ」
恭しく渡された花束を受け取ってアドリアーヌは屋敷の中に入ることにした。
この軽口さえなければロベルトもいい人なのだが、どうも彼の性分として口からつらつらと口説き文句が出るのはもう性分なのかもしれない。
「そうそう、もう作業は終わり?新居の方は見に行けそう?」
「ええ。今日のお仕事は終わったし。午後の仕事もお休みもらったから」
「じゃあ今日はずっとお姫様と一緒だね。新居、どういうのにしようか?」
今日はロベルトと新居を探す予定だ。
もちろんロベルトと住むわけではなく、アドリアーヌはムルム伯爵邸を離れることにしたのだ。
と言うのも、現時点でのアドリアーヌの仕事はムルム伯爵邸の使用人の仕事ではない。
経営コンサルタントの仕事になっていた。
ロベルトの紹介や口コミもあってなんだかんだとコンサルタントの仕事が舞い込むことになった。
コンサルタントなどと言うにはおこがましい内容ではあるが、それでも売り上げが上がるので依頼はひっきりなしである。
アドリアーヌとしても自分の懐にお金が入るとともに、ムルム伯爵邸へ稼いだお金を家計に入れてるのでありがたい話であった。(ムルム伯爵はお金を家計に入れることを固辞していたが、自分の食費ということにして入れている)
「あーあ、お姫様が良いって言ってくれたら僕が養ってあげるのに」
「結構よ。それより立地についてだけど……」
「あぁ、小さいけどいい家があるんだ。街からもそう遠くはないし、ムルム伯爵邸にもそんなに離れていないよ」
そうなのだ。ムルム伯爵邸は郊外にあるため、アドリアーヌはほぼ毎日街に出かけなくてはならなかった。
たいした距離ではないが、毎日通うのはそれなりに時間がかかる。
しかもコンサルの仕事の片手間で街に通うのは体力的にも防犯的にも心配だという伯爵の配慮によって、この度街のはずれの方に家を買うことにしたのだった。
「ほら、ここの家なんてどうだい?」
物件を見つけてきたのはロベルトだ。
彼の情報網と人脈は結構なもので、こうして格安ではあるが日当たりもよく小ぎれいな家を見つけてくれたのだった。
庭は広く、少し手入れをすれば畑も作れるし、ハーブガーデンもできそうだ。
家も白を基調とした二階建ての家で、決して大きくはないが一人で住むには充分である。なんならゲストルーム付きだ。
(あぁ……これでターシャ・デューダの生活に一歩近づける!)
庭を眺めつつ、これからの生活に思いを馳せる。
自給自足。仕事はそれなりにあって生活には困らないし、前世の激務ではない。家事類も伯爵邸で培ったものがあるので問題なくこなせるだろう。
「喜んでもらえたかな?」
「うん、とっても気に入ったわ。ありがとうロベルト」
「もっと築浅でいい物件もあると思うんだけど……本当にここでいいの?」
「少し古いけど味があるし、金額もお手頃だしね。うん、ここに決めた!」
「じゃあ、契約しに行こうか」
ロベルトに促されるように新居を後にする。
アドリアーヌは新居を後にしつつ、もう一度その家を振り返る。
緑に埋もれるように立っている家を見て、アドリアーヌはもう一度これからの平穏な夢の生活へ思いを馳せるのだった。
その後、大家となる人物に挨拶と契約に行く。
大家となった人物は年老いた女性で、白髪に黒髪がいくつか混じっていて腰が曲がっていた。まるで魔女のような風貌だった。
元は彼女があの家に住んでいたが、自分の体が動かなくなり、管理できなくなったため譲ることにしたのだと説明してくれた。
「じゃあ、これで手続き完了ですね」
「あぁ……そうじゃね。あの家をよろしく頼むよ」
老婆をしわがれた声でそういうので、アドリアーヌはごつごつして皴しわの手をそっと握って、あの家を大切に使うと約束した。
街に出るとすでに日が傾いていた。
コンサルの仕事をして街にはすっかり慣れていたが、夜の街はあまりなじみがない。
街灯にオレンジの灯がともり始め、窓からは淡いランプの光が漏れていて何とも幻想的な雰囲気となっていた。
「すっかり遅くなっちゃったね。お姫様はこの後食事、行くよね?」
「そうね。家に帰って適当に食事って思ったけど、せっかくだから何か食べていこうかしら」
「なら、僕のおすすめのお店を紹介するよ。絶対気に入ってもらえると思うな」
「ふふ……楽しみにしてる」
「あぁ、でも公爵令嬢のお眼鏡にかなうかなぁ?」
「〝元〟よ。それにあんまり格式ばったところは苦手だし」
そんな軽口を叩きながらロベルトに案内されたのは、まずはオートクチュールの店だった。
マダム・レイティスという女性の店で、ここのドレスは王都でもトップクラスの人気店だ。
一年先まで予約でいっぱいというのは平民であるアドリアーヌの耳にも入っている。
なぜこんなところに……という疑問も口にできないままに、ロベルトに促されるように店へと入る。
「あぁ、ロベルト。待ってましたよ」
「彼女に」
「はい、用意してました」
「えっと……?ここは?」
中からマダムが出てきててきぱきと用意を始めるのを見て、アドリアーヌは戸惑ってしまった。
何故……こんなところでドレスを着る羽目になっているのか状況がつかめない。
だいたいロベルトと食事に行くはずだったのでは?
そんな疑問を口にする間もなく、あれよあれよという間にアドリアーヌはよそ行きのドレスを着せらえてしまった。
いつも着ている薄紫をイメージしているのか淡い青紫を基調としたドレスは、裾には綺麗なフリルがついており、胸元のレースも美しいドレスだった。
「さあできましたよ」
マダムがさっと化粧を施してくれて、とりあえず着せ替え人形のようにされたのちにホールに戻ると、そこにはきりりとした正装をしたロベルトがいた。
「ロベルト……?だよね?」
「そうだよ」
(うわー、似非王子だと思っていたけど、やっぱりこうやって見るとロベルトってイケメンよね……)
ロベルトは王子様を絵にかいたような金髪碧眼。
女癖が悪いがそれが気にならないほど気遣いができる男だった。
いつもはラフな格好をしているから気にならなかったが、こうしてモーニングを着た格好は気品があり王子様然としている。
「うん、お姫様はやっぱりお姫様だ。ドレス、似合ってるよ」
「ありがとう……って、そうじゃなくて、どうしてこんな格好をしているの?」
「それは、これから行く店がドレスコードがあるからだよ」
「は?」
その店の名前を聞いて、アドリアーヌは固まった。
この王都で一番の高級レストランだ。
一介の市民がおいそれと行ける場所ではない。
だいたいこのドレスだって相当高価なもので、今のアドリアーヌの財力では払える代物ではない。
「さぁ、行こう」
「ちょっと……ちょっとロベルト待って。私お金ないわ!ドレスに食事代なんて!破産しちゃう!」
「ははは!大丈夫だよ。これは全部僕からのプレゼント。今までコンサルとしてお世話になったし、これから独り立ちする門出だしね」
「はぁ~!?」
意味が分からない。
だが、もうこの段階ではアドリアーヌは考えることを放棄した。
(後で計算して、分割払いにしてもらおう)
男性に奢られて当然と思えるアドリアーヌではない。
可愛げがないといわれるかもしれないが、たとえその場で奢ってもらっても同等のものを返すのがアドリアーヌの前世からの性格である。
そう考えている間にロベルトはしれっとアドリアーヌの腕を自分の腕に絡ませて歩き出す。
他から見てカップルに見えることは不本意ではあったが、ここでジタバタするほど野暮なことはしたくない。
また淑女としてはエスコートされるもの自然なことだったので大人しく従った。
レストランはマダム・レイティスの店からはそう遠くはなく、アドリアーヌはウィンドウショッピングを兼ねてのんびりと街並みを見て歩いて向かった。
夜会の時で出会った後のことは……正直どうなったか覚えていない。
リオネルとサイナスの仲介があって無事に帰路につけたような気がする。
だた、あの時のクローディスの少し勝ち誇った顔だけははっきり覚えている。
率直に言って出会いは最悪だった。
(まぁ……逆に言うとクローディス殿下は私と関わりたいと思わないだろうし……まぁ結果としては良かったのかも)
過ぎたことをいちいち気にしていても仕方がない。
それにいつ断罪の連絡が来るのかと不安だったが、今のところその動きもないのだ。
せっかく夜会に誘ってくれたリオネルには面子を潰す形で逆に申し訳なかったような気もするが、それはそれで攻略対象達と距離を置けるのでラッキーと思うことにした。
まぁ若干の良心の呵責はあったが。
アドリアーヌはトウモロコシの苗を植える作業に没頭してそんな考えを頭の隅に追いやった。
「お姫様、調子はどうだい?」
そう言って畑にひょっこり現れたのはロベルトだ。
手にはアドリアーヌが叩き込んだフラワーアレンジメントで作った花束を持っている。
季節の野菜と共に持ってくるあたり、ロベルトもアドリアーヌの性格をすっかり分かっている。
「ありがとう。わぁ……なんて新鮮な野菜!ファゴさんに渡しておいて!」
「ははは、花よりも野菜に目が行くなんてさすがお姫様だね」
「ちゃんと花も見ているわ。ロベルトもアレンジメントの腕を上げたわね」
「そりゃお姫様のために頑張ったよ。ほら世界に一つの花束。お姫様を想って作ったよ」
「はいはいどうも」
「うーん、本気なんだけどなぁ」
恭しく渡された花束を受け取ってアドリアーヌは屋敷の中に入ることにした。
この軽口さえなければロベルトもいい人なのだが、どうも彼の性分として口からつらつらと口説き文句が出るのはもう性分なのかもしれない。
「そうそう、もう作業は終わり?新居の方は見に行けそう?」
「ええ。今日のお仕事は終わったし。午後の仕事もお休みもらったから」
「じゃあ今日はずっとお姫様と一緒だね。新居、どういうのにしようか?」
今日はロベルトと新居を探す予定だ。
もちろんロベルトと住むわけではなく、アドリアーヌはムルム伯爵邸を離れることにしたのだ。
と言うのも、現時点でのアドリアーヌの仕事はムルム伯爵邸の使用人の仕事ではない。
経営コンサルタントの仕事になっていた。
ロベルトの紹介や口コミもあってなんだかんだとコンサルタントの仕事が舞い込むことになった。
コンサルタントなどと言うにはおこがましい内容ではあるが、それでも売り上げが上がるので依頼はひっきりなしである。
アドリアーヌとしても自分の懐にお金が入るとともに、ムルム伯爵邸へ稼いだお金を家計に入れてるのでありがたい話であった。(ムルム伯爵はお金を家計に入れることを固辞していたが、自分の食費ということにして入れている)
「あーあ、お姫様が良いって言ってくれたら僕が養ってあげるのに」
「結構よ。それより立地についてだけど……」
「あぁ、小さいけどいい家があるんだ。街からもそう遠くはないし、ムルム伯爵邸にもそんなに離れていないよ」
そうなのだ。ムルム伯爵邸は郊外にあるため、アドリアーヌはほぼ毎日街に出かけなくてはならなかった。
たいした距離ではないが、毎日通うのはそれなりに時間がかかる。
しかもコンサルの仕事の片手間で街に通うのは体力的にも防犯的にも心配だという伯爵の配慮によって、この度街のはずれの方に家を買うことにしたのだった。
「ほら、ここの家なんてどうだい?」
物件を見つけてきたのはロベルトだ。
彼の情報網と人脈は結構なもので、こうして格安ではあるが日当たりもよく小ぎれいな家を見つけてくれたのだった。
庭は広く、少し手入れをすれば畑も作れるし、ハーブガーデンもできそうだ。
家も白を基調とした二階建ての家で、決して大きくはないが一人で住むには充分である。なんならゲストルーム付きだ。
(あぁ……これでターシャ・デューダの生活に一歩近づける!)
庭を眺めつつ、これからの生活に思いを馳せる。
自給自足。仕事はそれなりにあって生活には困らないし、前世の激務ではない。家事類も伯爵邸で培ったものがあるので問題なくこなせるだろう。
「喜んでもらえたかな?」
「うん、とっても気に入ったわ。ありがとうロベルト」
「もっと築浅でいい物件もあると思うんだけど……本当にここでいいの?」
「少し古いけど味があるし、金額もお手頃だしね。うん、ここに決めた!」
「じゃあ、契約しに行こうか」
ロベルトに促されるように新居を後にする。
アドリアーヌは新居を後にしつつ、もう一度その家を振り返る。
緑に埋もれるように立っている家を見て、アドリアーヌはもう一度これからの平穏な夢の生活へ思いを馳せるのだった。
その後、大家となる人物に挨拶と契約に行く。
大家となった人物は年老いた女性で、白髪に黒髪がいくつか混じっていて腰が曲がっていた。まるで魔女のような風貌だった。
元は彼女があの家に住んでいたが、自分の体が動かなくなり、管理できなくなったため譲ることにしたのだと説明してくれた。
「じゃあ、これで手続き完了ですね」
「あぁ……そうじゃね。あの家をよろしく頼むよ」
老婆をしわがれた声でそういうので、アドリアーヌはごつごつして皴しわの手をそっと握って、あの家を大切に使うと約束した。
街に出るとすでに日が傾いていた。
コンサルの仕事をして街にはすっかり慣れていたが、夜の街はあまりなじみがない。
街灯にオレンジの灯がともり始め、窓からは淡いランプの光が漏れていて何とも幻想的な雰囲気となっていた。
「すっかり遅くなっちゃったね。お姫様はこの後食事、行くよね?」
「そうね。家に帰って適当に食事って思ったけど、せっかくだから何か食べていこうかしら」
「なら、僕のおすすめのお店を紹介するよ。絶対気に入ってもらえると思うな」
「ふふ……楽しみにしてる」
「あぁ、でも公爵令嬢のお眼鏡にかなうかなぁ?」
「〝元〟よ。それにあんまり格式ばったところは苦手だし」
そんな軽口を叩きながらロベルトに案内されたのは、まずはオートクチュールの店だった。
マダム・レイティスという女性の店で、ここのドレスは王都でもトップクラスの人気店だ。
一年先まで予約でいっぱいというのは平民であるアドリアーヌの耳にも入っている。
なぜこんなところに……という疑問も口にできないままに、ロベルトに促されるように店へと入る。
「あぁ、ロベルト。待ってましたよ」
「彼女に」
「はい、用意してました」
「えっと……?ここは?」
中からマダムが出てきててきぱきと用意を始めるのを見て、アドリアーヌは戸惑ってしまった。
何故……こんなところでドレスを着る羽目になっているのか状況がつかめない。
だいたいロベルトと食事に行くはずだったのでは?
そんな疑問を口にする間もなく、あれよあれよという間にアドリアーヌはよそ行きのドレスを着せらえてしまった。
いつも着ている薄紫をイメージしているのか淡い青紫を基調としたドレスは、裾には綺麗なフリルがついており、胸元のレースも美しいドレスだった。
「さあできましたよ」
マダムがさっと化粧を施してくれて、とりあえず着せ替え人形のようにされたのちにホールに戻ると、そこにはきりりとした正装をしたロベルトがいた。
「ロベルト……?だよね?」
「そうだよ」
(うわー、似非王子だと思っていたけど、やっぱりこうやって見るとロベルトってイケメンよね……)
ロベルトは王子様を絵にかいたような金髪碧眼。
女癖が悪いがそれが気にならないほど気遣いができる男だった。
いつもはラフな格好をしているから気にならなかったが、こうしてモーニングを着た格好は気品があり王子様然としている。
「うん、お姫様はやっぱりお姫様だ。ドレス、似合ってるよ」
「ありがとう……って、そうじゃなくて、どうしてこんな格好をしているの?」
「それは、これから行く店がドレスコードがあるからだよ」
「は?」
その店の名前を聞いて、アドリアーヌは固まった。
この王都で一番の高級レストランだ。
一介の市民がおいそれと行ける場所ではない。
だいたいこのドレスだって相当高価なもので、今のアドリアーヌの財力では払える代物ではない。
「さぁ、行こう」
「ちょっと……ちょっとロベルト待って。私お金ないわ!ドレスに食事代なんて!破産しちゃう!」
「ははは!大丈夫だよ。これは全部僕からのプレゼント。今までコンサルとしてお世話になったし、これから独り立ちする門出だしね」
「はぁ~!?」
意味が分からない。
だが、もうこの段階ではアドリアーヌは考えることを放棄した。
(後で計算して、分割払いにしてもらおう)
男性に奢られて当然と思えるアドリアーヌではない。
可愛げがないといわれるかもしれないが、たとえその場で奢ってもらっても同等のものを返すのがアドリアーヌの前世からの性格である。
そう考えている間にロベルトはしれっとアドリアーヌの腕を自分の腕に絡ませて歩き出す。
他から見てカップルに見えることは不本意ではあったが、ここでジタバタするほど野暮なことはしたくない。
また淑女としてはエスコートされるもの自然なことだったので大人しく従った。
レストランはマダム・レイティスの店からはそう遠くはなく、アドリアーヌはウィンドウショッピングを兼ねてのんびりと街並みを見て歩いて向かった。
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