夏の日の面影を僕は忘れない

 -夏が始まる。
 私が一番嫌いな季節が。
 だけど今年は、いつもの夏とは異なるだろう-
 
 
 失恋の傷を癒せないまま日々を過ごしていた「私」は、偶然失恋相手の面影のある少年-葵と出会った。
 夏休みを利用して祖父の家に来ているという葵なぜか「私」を『ナツコ』と呼び懐いてしまい、
 「私」は半ば強引に共に過ごすようことになる。
 偶然の出会いから始まった葵と『ナツコ』は自分たちの衝撃の関係を知ることになるのだが…。
 夏が終わるときに、「私」は何を思うのだろうか…。
 
 葵と『ナツコ』の一夏を切り取った物語。

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