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第二部
見た目も大事よね(3)
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「……ねえ、レイモンド」
エレノーラは沈黙を破り、顔を上げて声をかける。すると、レイモンドもゆっくりと顔を上げた。レイモンドの顔は赤く、エレノーラも同じように赤い。
「なんだ……?」
「もう一度、言ってくれないかしら……?」
「っ、それは……その……」
レイモンドは所在なさげに自分の手を弄った。むり強いするつもりはないが。できるなら、もう一度聞きたい。エレノーラは期待をこめた目でじっと見つめるが、レイモンドはしばらく彼女と見つめあった後、ふっと目をそらしてしまった。
(……残念)
エレノーラが肩を落としたところで、レイモンドが口を開く。
「エレノーラは……僕の、お姫さま……だろ……」
エレノーラは勢いよく顔を上げてレイモンドを凝視するが、彼は顔を赤くして彼女から目をそらしたままだった。レイモンドは先ほどよりもはっきりと聞こえた言葉に、にやにやしてしまうのがとめられない。
(えへ、えへへ……私、魔女だけど……お姫さま……)
エレノーラは顔がゆるみ、変な声が出た。せめてと両頬を手で覆ったものの、なにも隠せていなかった。
エレノーラが幼い頃に聞いた、悪い魔女に拐われたお姫さまと、それを助け出した王子さまが結ばれて、しあわせに暮らした童話。この童話でなくとも、魔女とは悪しきように描かれることが多い。それは魔女が、一般的な人々から見れば信じがたいほどの魔力を持ち、それに見合った人々が扱えないような強力な魔法を扱うものが多いからだ。
強大な力は恐れの対象になり得るし、実際に悪事を働いた魔女もいる。特にこの国では、何十年と人々を苦しめた享楽の魔女のせいで、魔女のイメージは最低だろう。
エレノーラは元々魔女に、いや、魔法使いにすらなろうと思っていなかった。先代の薬草の魔女の元で暮らし、学んでいるうちに、いつの間にか魔力がふくれ上がって魔女になっていた。
エレノーラは魔女としては若く、まだまだひよっこで、扱う魔法も補助のものばかり。されども魔女、お姫さまという存在からは一番遠く、悪役になる側だ。
(そんな私でも、お姫さまになれる……)
エレノーラが愛し、彼女を愛してくれるレイモンドの前なら、魔女でなくお姫さまだ。
「エレノーラ」
「ふふ……ありがとう、レイモンド」
エレノーラは恥ずかしいとは思いつつも、にやにやした顔のまま彼にレイモンドを向ける。
「隣、座っていいか」
「うんうん。ごめんね、にやにやしちゃうの、止められなくて」
「……かわいいから、いい」
エレノーラはレイモンドがかわいいと言ってくれるならいいと、自分の表情はどうでもよくなった。少し横にずれて隣に人一人分の空きを作ると、レイモンドがそこに座る。エレノーラがぴったりと体を寄せると、レイモンドは彼女の肩を抱き寄せた。
◆
しばらく馬車に揺られ、たどり着いたのは仕立て屋だ。レイモンドの実家であるウェルシュ家がよく利用しているらしい。
エレノーラはこういったところで服を仕立てるのがはじめてだった。なにからなにまでおまかせ状態、隅々まで採寸された後、レイモンドと共にデザイン画を眺めてはしゃぎ、いくつか見本品を見て試着を楽しんでいた。
「やだ、格好いいわ、レイモンド……!」
「そうか……? じゃあ、これも」
「あぁ、だめ、すてき……レイモンド……」
「そ、そうか……? じゃあ、これも……」
「はぁ、レイモンド……惚れ惚れしちゃう!」
「じゃあ、これも……って、あれ。エレノーラの服を見に来たんだよな? なにか、おかしくないか?」
試着し、それにあわせてレイモンドの服も試着しているうちに、エレノーラは興奮しすぎて彼を着せ替えてばかりになっていた。当初の目的が頭の中からきれいさっぱり消え去っていたが、結果的にはニコラスの頼みごとは果たせているので、よしとしよう。
「僕は、もういい……」
「そう?」
「もういいから、次はエレノーラの……」
「ううん、私は十分だわ」
「え? 僕の方が、多くないか? ……普通、逆じゃないのか?」
「いいじゃない」
エレノーラはつぶやくレイモンドにあいまいに笑い、話を流した。レイモンドは会計しようとしたが、なにかを思い出したかのようにこちらを見る。
「エレノーラ、さっきのドレスはいいのか?」
「えっ」
「デザイン画の、エレノーラが気に入っていたドレス」
先ほど見ていたデザイン画の中に、エレノーラが気になっていたものがあった。ウエストのあたりからふわっと広がったボリュームのあるスカートに、幼い頃に思い描いていたお姫さまのドレスを見て、つい見入ってしまったものだ。レイモンドがこれも頼むかと提案したが、エレノーラは着る機会がないからと断っていた。
「いいの。本当に、着る機会ないもの」
「……そっか。色々と手続きしてくるから、待っていてくれ」
「わかったわ」
レイモンドを見送り、店内に飾られているものを眺めながら時間をつぶす。当初の目的であるレイモンドの服選びと、あわせたおしゃれな服を揃えられて、エレノーラは大満足だった。
しばらくしてレイモンドが戻り、エレノーラは腕を組み、エスコートされながら仕立て屋を後にする。今回注文した分は、後日、レイモンドが取りにくる予定だ。
「たくさん選べて、私、とっても満足だわ!」
「そうか、ならよかった。……僕の分が、倍近くある気がするけど」
「レイモンドが格好いいから悪いのよ」
「ええ……」
笑い合い、会話をしつつ馬車に戻る。エレノーラはレイモンドの手を取って馬車に乗り込んだ。隣り合わせに座り、エレノーラが御者にとある店までとお願いすると、馬車はゆっくりと走り出す。
「それ、なんの店なんだ?」
エレノーラが到着を楽しみにしながら鼻歌を歌うと、レイモンドが問いかける。秘密にしておこうかと少し悩んだが、だますように連れ込むのはいけないと思い直し、正直に答えた。
「いま流行っている、下着屋よ」
エレノーラの答えにレイモンドは無言になる。しばらく馬車の中に沈黙がおりたが、レイモンドは深く息を吐いてから小さな声でつぶやいた。
「そっか。必要なものだしな。僕は馬車で待っている」
「なにを言っているの、レイモンドも一緒にはいるのよ?」
エレノーラの言葉に、レイモンドは飛び上がりそうなくらいに体をふるわせ、狼狽した。
「ぼ、僕は男だぞ!?」
「男も下着を身につけるでしょう?」
「いや、そうだけど……そうじゃなくてっ」
「そのお店、夫婦とか恋人同士で入れるようになっているらしいの」
レイモンドの顔は真っ赤だ。実際にそういった夫婦や恋人同士をみたことがあったのだろうメイドが、「ぜひウェルシュさまと一緒に行ってみてください」と目を輝かせていた。
「奥さんや恋人の下着を選ぶ男性もいるから、大丈夫よ」
「でも、僕は……」
「私、レイモンドに選んでほしいなあ。……だめ?」
エレノーラが上目遣いにお願いすると、レイモンドは顔を赤くしたままうなり、唇をとがらせた。しばらくして、レイモンドはわかったと小さくうなずく。
「エレノーラ、ずるいぞ……そんな顔で頼まれたら、断れないじゃないか」
「あら、本当? じゃあ、これからはこれでお願いしちゃおうかしら!」
「ったく、もう……」
レイモンドは眉尻を下げ、困ったように笑う。エレノーラはその腕に抱きつき、笑い合った。
エレノーラは沈黙を破り、顔を上げて声をかける。すると、レイモンドもゆっくりと顔を上げた。レイモンドの顔は赤く、エレノーラも同じように赤い。
「なんだ……?」
「もう一度、言ってくれないかしら……?」
「っ、それは……その……」
レイモンドは所在なさげに自分の手を弄った。むり強いするつもりはないが。できるなら、もう一度聞きたい。エレノーラは期待をこめた目でじっと見つめるが、レイモンドはしばらく彼女と見つめあった後、ふっと目をそらしてしまった。
(……残念)
エレノーラが肩を落としたところで、レイモンドが口を開く。
「エレノーラは……僕の、お姫さま……だろ……」
エレノーラは勢いよく顔を上げてレイモンドを凝視するが、彼は顔を赤くして彼女から目をそらしたままだった。レイモンドは先ほどよりもはっきりと聞こえた言葉に、にやにやしてしまうのがとめられない。
(えへ、えへへ……私、魔女だけど……お姫さま……)
エレノーラは顔がゆるみ、変な声が出た。せめてと両頬を手で覆ったものの、なにも隠せていなかった。
エレノーラが幼い頃に聞いた、悪い魔女に拐われたお姫さまと、それを助け出した王子さまが結ばれて、しあわせに暮らした童話。この童話でなくとも、魔女とは悪しきように描かれることが多い。それは魔女が、一般的な人々から見れば信じがたいほどの魔力を持ち、それに見合った人々が扱えないような強力な魔法を扱うものが多いからだ。
強大な力は恐れの対象になり得るし、実際に悪事を働いた魔女もいる。特にこの国では、何十年と人々を苦しめた享楽の魔女のせいで、魔女のイメージは最低だろう。
エレノーラは元々魔女に、いや、魔法使いにすらなろうと思っていなかった。先代の薬草の魔女の元で暮らし、学んでいるうちに、いつの間にか魔力がふくれ上がって魔女になっていた。
エレノーラは魔女としては若く、まだまだひよっこで、扱う魔法も補助のものばかり。されども魔女、お姫さまという存在からは一番遠く、悪役になる側だ。
(そんな私でも、お姫さまになれる……)
エレノーラが愛し、彼女を愛してくれるレイモンドの前なら、魔女でなくお姫さまだ。
「エレノーラ」
「ふふ……ありがとう、レイモンド」
エレノーラは恥ずかしいとは思いつつも、にやにやした顔のまま彼にレイモンドを向ける。
「隣、座っていいか」
「うんうん。ごめんね、にやにやしちゃうの、止められなくて」
「……かわいいから、いい」
エレノーラはレイモンドがかわいいと言ってくれるならいいと、自分の表情はどうでもよくなった。少し横にずれて隣に人一人分の空きを作ると、レイモンドがそこに座る。エレノーラがぴったりと体を寄せると、レイモンドは彼女の肩を抱き寄せた。
◆
しばらく馬車に揺られ、たどり着いたのは仕立て屋だ。レイモンドの実家であるウェルシュ家がよく利用しているらしい。
エレノーラはこういったところで服を仕立てるのがはじめてだった。なにからなにまでおまかせ状態、隅々まで採寸された後、レイモンドと共にデザイン画を眺めてはしゃぎ、いくつか見本品を見て試着を楽しんでいた。
「やだ、格好いいわ、レイモンド……!」
「そうか……? じゃあ、これも」
「あぁ、だめ、すてき……レイモンド……」
「そ、そうか……? じゃあ、これも……」
「はぁ、レイモンド……惚れ惚れしちゃう!」
「じゃあ、これも……って、あれ。エレノーラの服を見に来たんだよな? なにか、おかしくないか?」
試着し、それにあわせてレイモンドの服も試着しているうちに、エレノーラは興奮しすぎて彼を着せ替えてばかりになっていた。当初の目的が頭の中からきれいさっぱり消え去っていたが、結果的にはニコラスの頼みごとは果たせているので、よしとしよう。
「僕は、もういい……」
「そう?」
「もういいから、次はエレノーラの……」
「ううん、私は十分だわ」
「え? 僕の方が、多くないか? ……普通、逆じゃないのか?」
「いいじゃない」
エレノーラはつぶやくレイモンドにあいまいに笑い、話を流した。レイモンドは会計しようとしたが、なにかを思い出したかのようにこちらを見る。
「エレノーラ、さっきのドレスはいいのか?」
「えっ」
「デザイン画の、エレノーラが気に入っていたドレス」
先ほど見ていたデザイン画の中に、エレノーラが気になっていたものがあった。ウエストのあたりからふわっと広がったボリュームのあるスカートに、幼い頃に思い描いていたお姫さまのドレスを見て、つい見入ってしまったものだ。レイモンドがこれも頼むかと提案したが、エレノーラは着る機会がないからと断っていた。
「いいの。本当に、着る機会ないもの」
「……そっか。色々と手続きしてくるから、待っていてくれ」
「わかったわ」
レイモンドを見送り、店内に飾られているものを眺めながら時間をつぶす。当初の目的であるレイモンドの服選びと、あわせたおしゃれな服を揃えられて、エレノーラは大満足だった。
しばらくしてレイモンドが戻り、エレノーラは腕を組み、エスコートされながら仕立て屋を後にする。今回注文した分は、後日、レイモンドが取りにくる予定だ。
「たくさん選べて、私、とっても満足だわ!」
「そうか、ならよかった。……僕の分が、倍近くある気がするけど」
「レイモンドが格好いいから悪いのよ」
「ええ……」
笑い合い、会話をしつつ馬車に戻る。エレノーラはレイモンドの手を取って馬車に乗り込んだ。隣り合わせに座り、エレノーラが御者にとある店までとお願いすると、馬車はゆっくりと走り出す。
「それ、なんの店なんだ?」
エレノーラが到着を楽しみにしながら鼻歌を歌うと、レイモンドが問いかける。秘密にしておこうかと少し悩んだが、だますように連れ込むのはいけないと思い直し、正直に答えた。
「いま流行っている、下着屋よ」
エレノーラの答えにレイモンドは無言になる。しばらく馬車の中に沈黙がおりたが、レイモンドは深く息を吐いてから小さな声でつぶやいた。
「そっか。必要なものだしな。僕は馬車で待っている」
「なにを言っているの、レイモンドも一緒にはいるのよ?」
エレノーラの言葉に、レイモンドは飛び上がりそうなくらいに体をふるわせ、狼狽した。
「ぼ、僕は男だぞ!?」
「男も下着を身につけるでしょう?」
「いや、そうだけど……そうじゃなくてっ」
「そのお店、夫婦とか恋人同士で入れるようになっているらしいの」
レイモンドの顔は真っ赤だ。実際にそういった夫婦や恋人同士をみたことがあったのだろうメイドが、「ぜひウェルシュさまと一緒に行ってみてください」と目を輝かせていた。
「奥さんや恋人の下着を選ぶ男性もいるから、大丈夫よ」
「でも、僕は……」
「私、レイモンドに選んでほしいなあ。……だめ?」
エレノーラが上目遣いにお願いすると、レイモンドは顔を赤くしたままうなり、唇をとがらせた。しばらくして、レイモンドはわかったと小さくうなずく。
「エレノーラ、ずるいぞ……そんな顔で頼まれたら、断れないじゃないか」
「あら、本当? じゃあ、これからはこれでお願いしちゃおうかしら!」
「ったく、もう……」
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