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第一部
そばにいるから(29)*
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「…うっ、…エレノーラ…っ」
下着がテントを張っているが、エレノーラは敢えてそこには触れなかった。
「…レイモンド…ここを許すのは、私だけにしてね?」
エレノーラは胸に頭を擦り寄せて、彼を見上げる。この胸に抱きつくことは、抱かれることも、舐めるのも、自分だけだ、と。彼女の言葉に、彼は大きく息を吐いて刺激に堪えながら、頷いた。
彼女が暫く焦らすように胸を攻め、太腿を撫で続けていると、彼は耐え難くなったのか自分の手をそこに伸ばそうとした。
「自分で触ったら、触ってあげないんだから」
「…っ」
レイモンドは既のところで手を引っ込め、顔を覆う。エレノーラはもう少し焦らそうと考えていたが、自分に触れられたくて我慢した彼が可愛くて、期待に応えようと気合いを入れた。
エレノーラは濡れた下着の上から、彼の陰茎に手を重ねる。布越しにそこがびくびくと震えているのがわかって、体を離して下着を引きずり下ろした。彼女が勢いよく飛び出した陰茎に手を添えると、レイモンドが声を漏らした。
「…あ…っぁ…」
散々焦らされたからか、ちょっとした刺激にも敏感に反応している。手でその形をなぞり、舌先を這わせると、レイモンドの腰がびくりと揺れた。エレノーラはゆるゆると根元を扱きながら、先を咥えて鈴口を舐めると、彼は小さく喘いで息を吐く。
「う、ぁっ」
エレノーラが吸い付いくと、レイモンドは腰を揺らして喘いだ。
「っ舐めなくて、いいから…もうっ」
暫くそれを続けられ、レイモンドはもう耐えられないといった声音で声を上げた。エレノーラは吐き出された言葉に口を離し、上体を起こす。すると、すぐさまレイモンドが彼女の肩を掴んでベッドに押し倒した。彼に余裕はなく、いつもより荒々しく求める姿に、エレノーラは胸が高鳴りつつ両手を広げて受け入れた。
「ん…きて、レイモンド…」
エレノーラの言葉に目を見開いたレイモンドは、一度唇に唇を重ねて直ぐに離した。彼女の両脚を掴んで大きく開かせると、割れ目に自身を押し当てる。エレノーラはそのまま一気に奥まで穿たれ、目の前がちかちかして身を仰け反らせた。
「あっ…は…っ」
エレノーラは挿入されただけで、達してしまった。散々焦らされて余裕がなくなっていたのは、彼女も同じだったようだ。彼女はびくりと体を震わせ、それに気づいているのかいないのかレイモンドは腰をつかんでがつがつと抽挿する。
「ん、っあ、レイモンドぉ…っ」
「はっ、…エレ、ノーラ…っ」
エレノーラが甘く名前を呼ぶと、レイモンドは荒い息の合間に彼女の名を呼び返した。
(…ああ、幸せ…)
エレノーラは何もかもどうでもよくなって、今、この二人の時間がずっと続けばいいと思う。
下着がテントを張っているが、エレノーラは敢えてそこには触れなかった。
「…レイモンド…ここを許すのは、私だけにしてね?」
エレノーラは胸に頭を擦り寄せて、彼を見上げる。この胸に抱きつくことは、抱かれることも、舐めるのも、自分だけだ、と。彼女の言葉に、彼は大きく息を吐いて刺激に堪えながら、頷いた。
彼女が暫く焦らすように胸を攻め、太腿を撫で続けていると、彼は耐え難くなったのか自分の手をそこに伸ばそうとした。
「自分で触ったら、触ってあげないんだから」
「…っ」
レイモンドは既のところで手を引っ込め、顔を覆う。エレノーラはもう少し焦らそうと考えていたが、自分に触れられたくて我慢した彼が可愛くて、期待に応えようと気合いを入れた。
エレノーラは濡れた下着の上から、彼の陰茎に手を重ねる。布越しにそこがびくびくと震えているのがわかって、体を離して下着を引きずり下ろした。彼女が勢いよく飛び出した陰茎に手を添えると、レイモンドが声を漏らした。
「…あ…っぁ…」
散々焦らされたからか、ちょっとした刺激にも敏感に反応している。手でその形をなぞり、舌先を這わせると、レイモンドの腰がびくりと揺れた。エレノーラはゆるゆると根元を扱きながら、先を咥えて鈴口を舐めると、彼は小さく喘いで息を吐く。
「う、ぁっ」
エレノーラが吸い付いくと、レイモンドは腰を揺らして喘いだ。
「っ舐めなくて、いいから…もうっ」
暫くそれを続けられ、レイモンドはもう耐えられないといった声音で声を上げた。エレノーラは吐き出された言葉に口を離し、上体を起こす。すると、すぐさまレイモンドが彼女の肩を掴んでベッドに押し倒した。彼に余裕はなく、いつもより荒々しく求める姿に、エレノーラは胸が高鳴りつつ両手を広げて受け入れた。
「ん…きて、レイモンド…」
エレノーラの言葉に目を見開いたレイモンドは、一度唇に唇を重ねて直ぐに離した。彼女の両脚を掴んで大きく開かせると、割れ目に自身を押し当てる。エレノーラはそのまま一気に奥まで穿たれ、目の前がちかちかして身を仰け反らせた。
「あっ…は…っ」
エレノーラは挿入されただけで、達してしまった。散々焦らされて余裕がなくなっていたのは、彼女も同じだったようだ。彼女はびくりと体を震わせ、それに気づいているのかいないのかレイモンドは腰をつかんでがつがつと抽挿する。
「ん、っあ、レイモンドぉ…っ」
「はっ、…エレ、ノーラ…っ」
エレノーラが甘く名前を呼ぶと、レイモンドは荒い息の合間に彼女の名を呼び返した。
(…ああ、幸せ…)
エレノーラは何もかもどうでもよくなって、今、この二人の時間がずっと続けばいいと思う。
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