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第一部
朝を共に(3)*
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「そ、そんな、こと、は…できません、から…」
しかし、レイモンドはそんなことはしないし、望まない。エレノーラも、それを理解していた。
(あら、夢の中の私は未だレイモンドを食べていないのかしら)
しかし、彼の頬は赤くなり、息が少し荒くなっている。エレノーラがレイモンドの上掛けを捲りあげると、彼のものは少し勃っていた。
(夢の中の、私に興奮しているのかしら?。…ふふ、隅から隅まで…いえ、根元から先っぽまで可愛がりたくなるわね)
エレノーラは少しだけ勃ちあがっているそれに、片手を添えて唇を寄せた。彼女はぴくりと反応するそれが可愛くて、何度もちゅっと音を立てながら口付ける。
「っは…う…っ」
エレノーラが唇で挟み、はむはむと柔らかく食んで舌先でなぞると、レイモンドは声を漏らした。彼女は先走りを垂らしながら立派に勃ちあがった陰茎の裏筋を舐め上げ、先を咥えて舌で鈴口をなぞる。
「は、あ、ぁ…」
眠っているからか、レイモンドはいつもよりいい声を漏らした。エレノーラはそれに興奮し、頭をゆるゆると動かしながら吸い付く。いやらしい音が響いて、彼女は更に興奮してした。片手でレイモンドの逸物を擦りながら、反対の手で自分の濡れそぼった割れ目に指を差し入れて、気持ちがいいところを擦る。エレノーラは口内でレイモンドの陰茎が震えたのを感じ、もう直ぐかと攻めようとしところで、彼は起きたようだ。
「っエレノーラ、また…っ」
体を起こし、レイモンドは彼女を覗き込む。エレノーラは彼と目があい鼻を鳴らした。彼はごくりと喉を鳴らし、彼女を止める様子は無い。エレノーラがそのまま吸い付き根元を扱くと、レイモンドは低い喘ぎ声を漏らして彼女の口内で達する。
「エレ、あぁ、…っ」
エレノーラは放たれたそれを一滴残らず飲み干し、力をなくしている陰茎を舐めて綺麗にした。彼女はこの行為がレイモンドの全てを得て、レイモンドに染め上げられている気がして、好きだった。
「…エレノーラ…」
「おはよ、レイモンド」
エレノーラはふにゃふにゃになってしまったレイモンド自身に軽く口付けて身を起こす。こうして、朝からレイモンドにしゃぶりついていたのはこれが初めてではない。
「夢だったのなら、好きにしておけばよかった…!」
「それができないのが、レイモンドよね」
エレノーラはレイモンドが彼女を乱雑に扱えないのは知っている。
「…次は、好きなようにさせてもらうからな」
「うんうん、レイモンドの好きなようにしちゃって」
エレノーラは腕を伸ばし、レイモンドの背に回す。二人は唇を重ね、舌を交わらせながら深く口付けあった。
好きなようにさせてもらうと言っても、レイモンドの手つきは優しい。エレノーラは彼女の反応をうかがうように這わされた、剣だこまみれの彼の大きな手が気持ちよかった。彼女が胸に吸い付いたレイモンドの髪に指を差し入れると、彼はちらりと彼女を見上げる。エレノーラは彼の空のような目をじっと見つめた。
しかし、レイモンドはそんなことはしないし、望まない。エレノーラも、それを理解していた。
(あら、夢の中の私は未だレイモンドを食べていないのかしら)
しかし、彼の頬は赤くなり、息が少し荒くなっている。エレノーラがレイモンドの上掛けを捲りあげると、彼のものは少し勃っていた。
(夢の中の、私に興奮しているのかしら?。…ふふ、隅から隅まで…いえ、根元から先っぽまで可愛がりたくなるわね)
エレノーラは少しだけ勃ちあがっているそれに、片手を添えて唇を寄せた。彼女はぴくりと反応するそれが可愛くて、何度もちゅっと音を立てながら口付ける。
「っは…う…っ」
エレノーラが唇で挟み、はむはむと柔らかく食んで舌先でなぞると、レイモンドは声を漏らした。彼女は先走りを垂らしながら立派に勃ちあがった陰茎の裏筋を舐め上げ、先を咥えて舌で鈴口をなぞる。
「は、あ、ぁ…」
眠っているからか、レイモンドはいつもよりいい声を漏らした。エレノーラはそれに興奮し、頭をゆるゆると動かしながら吸い付く。いやらしい音が響いて、彼女は更に興奮してした。片手でレイモンドの逸物を擦りながら、反対の手で自分の濡れそぼった割れ目に指を差し入れて、気持ちがいいところを擦る。エレノーラは口内でレイモンドの陰茎が震えたのを感じ、もう直ぐかと攻めようとしところで、彼は起きたようだ。
「っエレノーラ、また…っ」
体を起こし、レイモンドは彼女を覗き込む。エレノーラは彼と目があい鼻を鳴らした。彼はごくりと喉を鳴らし、彼女を止める様子は無い。エレノーラがそのまま吸い付き根元を扱くと、レイモンドは低い喘ぎ声を漏らして彼女の口内で達する。
「エレ、あぁ、…っ」
エレノーラは放たれたそれを一滴残らず飲み干し、力をなくしている陰茎を舐めて綺麗にした。彼女はこの行為がレイモンドの全てを得て、レイモンドに染め上げられている気がして、好きだった。
「…エレノーラ…」
「おはよ、レイモンド」
エレノーラはふにゃふにゃになってしまったレイモンド自身に軽く口付けて身を起こす。こうして、朝からレイモンドにしゃぶりついていたのはこれが初めてではない。
「夢だったのなら、好きにしておけばよかった…!」
「それができないのが、レイモンドよね」
エレノーラはレイモンドが彼女を乱雑に扱えないのは知っている。
「…次は、好きなようにさせてもらうからな」
「うんうん、レイモンドの好きなようにしちゃって」
エレノーラは腕を伸ばし、レイモンドの背に回す。二人は唇を重ね、舌を交わらせながら深く口付けあった。
好きなようにさせてもらうと言っても、レイモンドの手つきは優しい。エレノーラは彼女の反応をうかがうように這わされた、剣だこまみれの彼の大きな手が気持ちよかった。彼女が胸に吸い付いたレイモンドの髪に指を差し入れると、彼はちらりと彼女を見上げる。エレノーラは彼の空のような目をじっと見つめた。
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