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本編
期待してもいいだろうか(8)*
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「…務め、か」
アデリナは責任感が強い。彼女は自分が成すべきことを自分に課して、それを果たす為の努力を惜しまない。ヴァルターはそんな彼女だから惚れたが、やはりアデリナが自分に抱かれるのは務めだからだと思うと、少し複雑だった。
「…旦那様?」
「今は、務めのことを忘れてくれ」
「えっ」
ヴァルターが驚いたように目を見開いたアデリナの唇に口付ける。彼女は初めはそれに戸惑っていたようだが、受け入れるように腕を背中に回した。忘れてくれと言ったところで忘れられないだろうが、それが肯定の意のように感じて、彼は少しほっとした。
「ん…」
舌を絡めあい、唇を重ねるうちにアデリナは惚けたような表情になっていく。ヴァルターがネグリジェの紐を解いてずらすと、白くて細い肩が現れた。
「アデリナ」
情欲に濡れたアデリナの目と、同じ熱を含んだヴァルターの目が合う。少し俯いた彼女はネグリジェを脱ぐと、ベッドの上に乗り上げた。ヴァルターもナイトガウンを脱ぎ捨て、横になったアデリナに覆い被さる。
「旦那様…」
「アデリナ、名を」
ヴァルターは彼女が務めとして抱かれるのだとしても、それを利用しない手はない。拒絶されない程度に、少しずつ意識して貰えるようにすればよい。
「…ヴァルター」
おずおずと彼女が口にした自分の名に、ヴァルターは思わず口元が緩んだ。アデリナは顔を赤くしながらも、彼から目をそらさない。彼はその唇に一度口付けると、白い肌に唇を伝わせていく。片手で胸を柔らかく揉みながら、反対の胸の頂きを唇で食んだ。
「…っ、…んん」
アデリナは声を漏らしながら、ヴァルターの後頭部に手を回し、髪を緩くかき乱す。それを繰り返している内に、彼女が腿を擦り合わせ、それに気づいたヴァルターは身を起こした。
ヴァルターは彼女の両脚を開かせてその間に割り入ると、膝を立たせる。彼は自分しか知らない彼女のその秘めた場所を前に、息をのんだ。ヴァルターが濡れそぼつ割れ目を指でなぞると、アデリナはびくりと体を震わせる。反応を見ながら彼は指を差し入れ、中を擦ると、その指が軽く締め付けられた。
「あ、…ん…っ」
反応が良い所を指で何度も擦り付けると、彼女の腰が揺れる。彼は緩んだそこにもう一本と指を差し入れ、ゆっくりと抽挿させながら、割れ目の上の小さな突起に口付けた。
「あっ…そんなところ、…あぁっ」
舌先で転がして軽く吸い付くと、アデリナはびくんと身体を跳ねて喘いだ。指で中を擦りながらそれを繰り返すと、彼女の声にも変化が表れる。
「ぁっ…ヴァルタ、ぁ…も、もう…ん、あっ」
腰が浮き、びくびくと体を震わせてアデリナは達した。中がうねり指に絡みつき、ヴァルターはその中で果てる快楽を思い出して生唾を飲み込んだ。
アデリナは責任感が強い。彼女は自分が成すべきことを自分に課して、それを果たす為の努力を惜しまない。ヴァルターはそんな彼女だから惚れたが、やはりアデリナが自分に抱かれるのは務めだからだと思うと、少し複雑だった。
「…旦那様?」
「今は、務めのことを忘れてくれ」
「えっ」
ヴァルターが驚いたように目を見開いたアデリナの唇に口付ける。彼女は初めはそれに戸惑っていたようだが、受け入れるように腕を背中に回した。忘れてくれと言ったところで忘れられないだろうが、それが肯定の意のように感じて、彼は少しほっとした。
「ん…」
舌を絡めあい、唇を重ねるうちにアデリナは惚けたような表情になっていく。ヴァルターがネグリジェの紐を解いてずらすと、白くて細い肩が現れた。
「アデリナ」
情欲に濡れたアデリナの目と、同じ熱を含んだヴァルターの目が合う。少し俯いた彼女はネグリジェを脱ぐと、ベッドの上に乗り上げた。ヴァルターもナイトガウンを脱ぎ捨て、横になったアデリナに覆い被さる。
「旦那様…」
「アデリナ、名を」
ヴァルターは彼女が務めとして抱かれるのだとしても、それを利用しない手はない。拒絶されない程度に、少しずつ意識して貰えるようにすればよい。
「…ヴァルター」
おずおずと彼女が口にした自分の名に、ヴァルターは思わず口元が緩んだ。アデリナは顔を赤くしながらも、彼から目をそらさない。彼はその唇に一度口付けると、白い肌に唇を伝わせていく。片手で胸を柔らかく揉みながら、反対の胸の頂きを唇で食んだ。
「…っ、…んん」
アデリナは声を漏らしながら、ヴァルターの後頭部に手を回し、髪を緩くかき乱す。それを繰り返している内に、彼女が腿を擦り合わせ、それに気づいたヴァルターは身を起こした。
ヴァルターは彼女の両脚を開かせてその間に割り入ると、膝を立たせる。彼は自分しか知らない彼女のその秘めた場所を前に、息をのんだ。ヴァルターが濡れそぼつ割れ目を指でなぞると、アデリナはびくりと体を震わせる。反応を見ながら彼は指を差し入れ、中を擦ると、その指が軽く締め付けられた。
「あ、…ん…っ」
反応が良い所を指で何度も擦り付けると、彼女の腰が揺れる。彼は緩んだそこにもう一本と指を差し入れ、ゆっくりと抽挿させながら、割れ目の上の小さな突起に口付けた。
「あっ…そんなところ、…あぁっ」
舌先で転がして軽く吸い付くと、アデリナはびくんと身体を跳ねて喘いだ。指で中を擦りながらそれを繰り返すと、彼女の声にも変化が表れる。
「ぁっ…ヴァルタ、ぁ…も、もう…ん、あっ」
腰が浮き、びくびくと体を震わせてアデリナは達した。中がうねり指に絡みつき、ヴァルターはその中で果てる快楽を思い出して生唾を飲み込んだ。
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