13 / 52
本編
13
しおりを挟む
食事を終えた二人は早速川に向かうことにした。ヴィヴィアンヌはつぼと器を片づけ、火がちゃんと消えたことを確認すると、小屋から布を何枚か持ち出す。
「騎士さま。最初はちょっと気持ち悪いかもしれないけど、我慢してね」
「わかりました」
ヴィヴィアンヌは確認を終え、魔法を使ってオリヴィエを宙に浮かせる。オリヴィエは体になにかがまとわりつくような、初めて感じた奇妙な感覚に眉をひそめた。
「騎士さま、大丈夫?」
「……大丈夫です、問題ありません」
オリヴィエの返答を聞くと、ヴィヴィアンヌはゆっくり歩き始める。追従するようにオリヴィエも移動し、支えなく動き出した心許なさに彼は胸に手を当てた。
「そんなに遠くはないんだけど、歩きづらいの。だからいまの騎士さまを連れて行くのは難しいなって思っていて。でもこれなら、騎士さまを連れていけるよね!」
「そっか。ヴィヴィアンヌ、私のためにわざわざありがとう」
「……へへ。水浴びすると、さっぱりして気持ちいいよね。私、大好き」
大好きという言葉に露骨に反応したオリヴィエは顔を赤らめた。もちろん、その好きの対象が水浴びのことだとはわかっている。
(大好き……大好き、か。うん、いいな)
だが、気になる女性のその言葉は聞くだけで元気になれる。そこに笑顔がついていると、なおさらだ。
そのまま二人、いや一人は歩き、一人は宙を浮いて移動を続ける。小屋から川までさほど離れておらず、数分歩いた程度で着いた。
「騎士さま、ついたよ」
ヴィヴィアンヌは川辺にオリヴィエを下ろし、持ってきた布を近くの木の枝に引っ掛ける。川幅は難無く歩いて渡れる程度、流れは緩やかで水は澄んで底が見えていた。
「私、いつもここで水浴びしているの」
「へえ……」
オリヴィエはヴィヴィアンヌの水浴び姿を妄想し、慌てて首を横に振ってかき消した。座ったまま体を引きずらせて川に近づくと、片手で水をすくって顔を洗う。冷たい水が頬を伝い、すっきりした気分になった。
(はあ。まだなんの成果もなく……時間だけが、過ぎてしまった)
頭が冷えたオリヴィエはこれから先のことを考え始める。まずはヴィヴィアンヌの協力を得て体を癒やし、無理なく動けるようになればすぐにでも洞窟の調査を再開するつもりだ。
(……けれど、僕が望むものは……あそこにあるんだろうか)
とめどない不安がオリヴィエを襲う。今回の失敗やヴィヴィアンヌのことで頭がいっぱいだった内は考えずに済んだことがいまになって一気に押し寄せ、これから先のことが不安で仕方がなかった。
(……騎士さま、なにを考えているのかな?)
暗い表情になったオリヴィエに気づき、ヴィヴィアンヌは手を止めて彼を見る。水面を眺めるオリヴィエの背は丸くなっていた。ヴィヴィアンヌは哀愁を漂わせるその背に不安を覚える。
(水浴びしたら、きっと、気分も変わるよね)
ヴィヴィアンヌはオリヴィエを横目に羽織っていた外套を脱ぎ捨てた。一切躊躇なく履物と足に巻いた布を脱ぎ、足首まであったスカートも脱いでいく。上の服も脱いでしまい、全裸になったヴィヴィアンヌはそっとオリヴィエに近づいた。
「騎士さま、服、脱げる? 脱がせようか?」
「え? うわぁっ! !」
顔を上げたオリヴィエはヴィヴィアンヌの姿に悲鳴を上げる。一糸まとわぬヴィヴィアンヌを目に映し、慌てて右手で顔を覆った。残念ながらオリヴィエは覆った手がむだといえるほど、指の合間からしっかりと見ている。
白くて細い四肢と、肩から流れ落ちる赤い髪。その髪が続く先に、控えめながらもふくらみが二つある。その頂きを初めて見たオリヴィエは、大事なものを熱くさせた。
「なっ、ヴィヴィアンヌっ、ふ、服、着てな……」
「なに言っているの、騎士さま。水浴びするんだから、脱がないと」
「いやっ、でも……っ」
「ほら、騎士さまも。……騎士さま、腕下ろしてくれないと脱がせられないよ?」
「えっ、いや……」
オリヴィエは右手で顔を覆ってはいるが、指の合間から見ているのだからまったく無意味、むしろ邪魔にしかなっていない。腰に手を当てたヴィヴィアンヌはなににも隠されておらず、オリヴィエの目が彼女の胸から下へと向けられた。
「騎士さま?」
オリヴィエはうろたえて固まっていたが、その間もしっかり見ていた。ヴィヴィアンヌはオリヴィエが腕を下ろすまで一切引く気はないようだ。オリヴィエが恐る恐る腕を下ろすと、ヴィヴィアンヌは笑って彼の上の服を脱がせる。
「よし。じゃあ、こっちも……」
「うわぁっ!? ……い、いや、こっちは自分で脱げるから!」
ヴィヴィアンヌが下も脱がせようと手を伸ばしたところでオリヴィエが声を上げた。大事なものには布を巻いているため傍目からは見えないが、女性に慣れていない、もちろん童貞な男は初めて見た生の女性の裸体に興奮しきっていた。しかもそれが気になる女性のものなのだから、なおさらだ。
(いまは、すごく、かなり、まずい!)
オリヴィエはすでにヴィヴィアンヌに全身をくまなく見られてはいるが、勃たせたあれを見られるのは恥ずかしすぎた。恥ずかしいだけでなく、見られたら変な気を起こしそうだ。
「……そう?」
「うん!」
「そっか。あ、このあたりは浅めだから、騎士さまは座って水浴びできると思うよ。じゃあ私、先に行くね」
「ああ!」
そう言って背を向けたヴィヴィアンヌの姿を、やはりオリヴィエはしっかりみていた。背中の半ばまで届く赤い髪と、その髪が続く先にある柔らかそうな双丘。見てはいけないと思いながらも目が離せなかった。
(なんだか、変な騎士さま)
男心のわからないヴィヴィアンヌはオリヴィエの様子を不思議に思いながら、ゆっくりと足から川に入った。冷たさに体を震わせ、そのまま足を進めて川の一番深いところまで歩いて行く。水面が腰のあたりに届くと、ヴィヴィアンヌは体を傾けて髪に指を差し入れ、髪をすきながら洗った。
ヴィヴィアンヌもオリヴィエを介抱している間は水浴びができていなかった。久しぶりの水浴びに気分がよく、楽しげに鼻歌を歌う。ヴィヴィアンヌは両手で水をすくって上半身にかけ、冷たさに体を震わせて両目を瞑った。
(う……っ)
オリヴィエはヴィヴィアンヌのその姿を食い入るように見ている。肌を伝う雫と、それをきらきらと輝かせる日の光。オリヴィエは冷たさからぴんと立った桃色の頂きを見て、ごくりと生唾を飲んだ。
「……はあ、気持ちいい~」
ヴィヴィアンヌが楽しそうに口元を笑みの形にして両目を開いたところでオリヴィエははっとする。ばっと彼女から顔をそらし、顔を真っ赤にして自分を恥じた。
(だっ……だめだ!)
オリヴィエはうつむき、自分の下半身に目を向ける。さきほどまではわからなかったが、いまは股間が腰に巻いた布が少しふくらみを見せているのがわかった。
(……最低だろ、僕!)
オリヴィエは下半身をすっぽり覆う腰に巻いた布を脱ぐと、しっかりと巻いていた下着代わりの布も脱ぐ。オリヴィエは抑えを失い勢いよくとびだしてきた自分の陰茎をにらみつけながら、体を引きずりながら川に入った。
「冷た……っ」
オリヴィエは肌から伝わる水の冷たさに声を上げ、体を震わせた。同時に冷たい水が股間に集まった熱を鎮めていく。ようやくおさまった自分のだらしない股間を眺め、オリヴィエは反省のために顔を水面に叩きつけた。
「……うん?」
体を洗っていたヴィヴィアンヌは水飛沫の音が聞こえて振り返る。ヴィヴィアンヌの目に映ったのは座り込んで体を曲げ、顔を川に潜らせているオリヴィエの姿だ。
「あれ。騎士さま、大丈夫~?」
その様子に、ヴィヴィアンヌは心配そうに声をかけた。オリヴィエは顔をあげなかったが、右手を上げてひらひらと揺らして応える。ヴィヴィアンヌは反応があったことにほっとすると、再び鼻歌を歌いながら水で体を清めた。
「騎士さま。最初はちょっと気持ち悪いかもしれないけど、我慢してね」
「わかりました」
ヴィヴィアンヌは確認を終え、魔法を使ってオリヴィエを宙に浮かせる。オリヴィエは体になにかがまとわりつくような、初めて感じた奇妙な感覚に眉をひそめた。
「騎士さま、大丈夫?」
「……大丈夫です、問題ありません」
オリヴィエの返答を聞くと、ヴィヴィアンヌはゆっくり歩き始める。追従するようにオリヴィエも移動し、支えなく動き出した心許なさに彼は胸に手を当てた。
「そんなに遠くはないんだけど、歩きづらいの。だからいまの騎士さまを連れて行くのは難しいなって思っていて。でもこれなら、騎士さまを連れていけるよね!」
「そっか。ヴィヴィアンヌ、私のためにわざわざありがとう」
「……へへ。水浴びすると、さっぱりして気持ちいいよね。私、大好き」
大好きという言葉に露骨に反応したオリヴィエは顔を赤らめた。もちろん、その好きの対象が水浴びのことだとはわかっている。
(大好き……大好き、か。うん、いいな)
だが、気になる女性のその言葉は聞くだけで元気になれる。そこに笑顔がついていると、なおさらだ。
そのまま二人、いや一人は歩き、一人は宙を浮いて移動を続ける。小屋から川までさほど離れておらず、数分歩いた程度で着いた。
「騎士さま、ついたよ」
ヴィヴィアンヌは川辺にオリヴィエを下ろし、持ってきた布を近くの木の枝に引っ掛ける。川幅は難無く歩いて渡れる程度、流れは緩やかで水は澄んで底が見えていた。
「私、いつもここで水浴びしているの」
「へえ……」
オリヴィエはヴィヴィアンヌの水浴び姿を妄想し、慌てて首を横に振ってかき消した。座ったまま体を引きずらせて川に近づくと、片手で水をすくって顔を洗う。冷たい水が頬を伝い、すっきりした気分になった。
(はあ。まだなんの成果もなく……時間だけが、過ぎてしまった)
頭が冷えたオリヴィエはこれから先のことを考え始める。まずはヴィヴィアンヌの協力を得て体を癒やし、無理なく動けるようになればすぐにでも洞窟の調査を再開するつもりだ。
(……けれど、僕が望むものは……あそこにあるんだろうか)
とめどない不安がオリヴィエを襲う。今回の失敗やヴィヴィアンヌのことで頭がいっぱいだった内は考えずに済んだことがいまになって一気に押し寄せ、これから先のことが不安で仕方がなかった。
(……騎士さま、なにを考えているのかな?)
暗い表情になったオリヴィエに気づき、ヴィヴィアンヌは手を止めて彼を見る。水面を眺めるオリヴィエの背は丸くなっていた。ヴィヴィアンヌは哀愁を漂わせるその背に不安を覚える。
(水浴びしたら、きっと、気分も変わるよね)
ヴィヴィアンヌはオリヴィエを横目に羽織っていた外套を脱ぎ捨てた。一切躊躇なく履物と足に巻いた布を脱ぎ、足首まであったスカートも脱いでいく。上の服も脱いでしまい、全裸になったヴィヴィアンヌはそっとオリヴィエに近づいた。
「騎士さま、服、脱げる? 脱がせようか?」
「え? うわぁっ! !」
顔を上げたオリヴィエはヴィヴィアンヌの姿に悲鳴を上げる。一糸まとわぬヴィヴィアンヌを目に映し、慌てて右手で顔を覆った。残念ながらオリヴィエは覆った手がむだといえるほど、指の合間からしっかりと見ている。
白くて細い四肢と、肩から流れ落ちる赤い髪。その髪が続く先に、控えめながらもふくらみが二つある。その頂きを初めて見たオリヴィエは、大事なものを熱くさせた。
「なっ、ヴィヴィアンヌっ、ふ、服、着てな……」
「なに言っているの、騎士さま。水浴びするんだから、脱がないと」
「いやっ、でも……っ」
「ほら、騎士さまも。……騎士さま、腕下ろしてくれないと脱がせられないよ?」
「えっ、いや……」
オリヴィエは右手で顔を覆ってはいるが、指の合間から見ているのだからまったく無意味、むしろ邪魔にしかなっていない。腰に手を当てたヴィヴィアンヌはなににも隠されておらず、オリヴィエの目が彼女の胸から下へと向けられた。
「騎士さま?」
オリヴィエはうろたえて固まっていたが、その間もしっかり見ていた。ヴィヴィアンヌはオリヴィエが腕を下ろすまで一切引く気はないようだ。オリヴィエが恐る恐る腕を下ろすと、ヴィヴィアンヌは笑って彼の上の服を脱がせる。
「よし。じゃあ、こっちも……」
「うわぁっ!? ……い、いや、こっちは自分で脱げるから!」
ヴィヴィアンヌが下も脱がせようと手を伸ばしたところでオリヴィエが声を上げた。大事なものには布を巻いているため傍目からは見えないが、女性に慣れていない、もちろん童貞な男は初めて見た生の女性の裸体に興奮しきっていた。しかもそれが気になる女性のものなのだから、なおさらだ。
(いまは、すごく、かなり、まずい!)
オリヴィエはすでにヴィヴィアンヌに全身をくまなく見られてはいるが、勃たせたあれを見られるのは恥ずかしすぎた。恥ずかしいだけでなく、見られたら変な気を起こしそうだ。
「……そう?」
「うん!」
「そっか。あ、このあたりは浅めだから、騎士さまは座って水浴びできると思うよ。じゃあ私、先に行くね」
「ああ!」
そう言って背を向けたヴィヴィアンヌの姿を、やはりオリヴィエはしっかりみていた。背中の半ばまで届く赤い髪と、その髪が続く先にある柔らかそうな双丘。見てはいけないと思いながらも目が離せなかった。
(なんだか、変な騎士さま)
男心のわからないヴィヴィアンヌはオリヴィエの様子を不思議に思いながら、ゆっくりと足から川に入った。冷たさに体を震わせ、そのまま足を進めて川の一番深いところまで歩いて行く。水面が腰のあたりに届くと、ヴィヴィアンヌは体を傾けて髪に指を差し入れ、髪をすきながら洗った。
ヴィヴィアンヌもオリヴィエを介抱している間は水浴びができていなかった。久しぶりの水浴びに気分がよく、楽しげに鼻歌を歌う。ヴィヴィアンヌは両手で水をすくって上半身にかけ、冷たさに体を震わせて両目を瞑った。
(う……っ)
オリヴィエはヴィヴィアンヌのその姿を食い入るように見ている。肌を伝う雫と、それをきらきらと輝かせる日の光。オリヴィエは冷たさからぴんと立った桃色の頂きを見て、ごくりと生唾を飲んだ。
「……はあ、気持ちいい~」
ヴィヴィアンヌが楽しそうに口元を笑みの形にして両目を開いたところでオリヴィエははっとする。ばっと彼女から顔をそらし、顔を真っ赤にして自分を恥じた。
(だっ……だめだ!)
オリヴィエはうつむき、自分の下半身に目を向ける。さきほどまではわからなかったが、いまは股間が腰に巻いた布が少しふくらみを見せているのがわかった。
(……最低だろ、僕!)
オリヴィエは下半身をすっぽり覆う腰に巻いた布を脱ぐと、しっかりと巻いていた下着代わりの布も脱ぐ。オリヴィエは抑えを失い勢いよくとびだしてきた自分の陰茎をにらみつけながら、体を引きずりながら川に入った。
「冷た……っ」
オリヴィエは肌から伝わる水の冷たさに声を上げ、体を震わせた。同時に冷たい水が股間に集まった熱を鎮めていく。ようやくおさまった自分のだらしない股間を眺め、オリヴィエは反省のために顔を水面に叩きつけた。
「……うん?」
体を洗っていたヴィヴィアンヌは水飛沫の音が聞こえて振り返る。ヴィヴィアンヌの目に映ったのは座り込んで体を曲げ、顔を川に潜らせているオリヴィエの姿だ。
「あれ。騎士さま、大丈夫~?」
その様子に、ヴィヴィアンヌは心配そうに声をかけた。オリヴィエは顔をあげなかったが、右手を上げてひらひらと揺らして応える。ヴィヴィアンヌは反応があったことにほっとすると、再び鼻歌を歌いながら水で体を清めた。
18
お気に入りに追加
960
あなたにおすすめの小説
月の後宮~孤高の皇帝の寵姫~
真木
恋愛
新皇帝セルヴィウスが即位の日に閨に引きずり込んだのは、まだ十三歳の皇妹セシルだった。大好きだった兄皇帝の突然の行為に混乱し、心を閉ざすセシル。それから十年後、セシルの心が見えないまま、セルヴィウスはある決断をすることになるのだが……。
転生したら、6人の最強旦那様に溺愛されてます!?~6人の愛が重すぎて困ってます!~
月
恋愛
ある日、女子高生だった白川凛(しらかわりん)
は学校の帰り道、バイトに遅刻しそうになったのでスピードを上げすぎ、そのまま階段から落ちて死亡した。
しかし、目が覚めるとそこは異世界だった!?
(もしかして、私、転生してる!!?)
そして、なんと凛が転生した世界は女性が少なく、一妻多夫制だった!!!
そんな世界に転生した凛と、将来の旦那様は一体誰!?
お知らせ有り※※束縛上司!~溺愛体質の上司の深すぎる愛情~
ひなの琴莉
恋愛
イケメンで完璧な上司は自分にだけなぜかとても過保護でしつこい。そんな店長に秘密を握られた。秘密をすることに交換条件として色々求められてしまう。 溺愛体質のヒーロー☓地味子。ドタバタラブコメディ。
2021/3/10
しおりを挟んでくださっている皆様へ。
こちらの作品はすごく昔に書いたのをリメイクして連載していたものです。
しかし、古い作品なので……時代背景と言うか……いろいろ突っ込みどころ満載で、修正しながら書いていたのですが、やはり難しかったです(汗)
楽しい作品に仕上げるのが厳しいと判断し、連載を中止させていただくことにしました。
申しわけありません。
新作を書いて更新していきたいと思っていますので、よろしくお願いします。
お詫びに過去に書いた原文のママ載せておきます。
修正していないのと、若かりし頃の作品のため、
甘めに見てくださいm(__)m
黒の神官と夜のお世話役
苺野 あん
恋愛
辺境の神殿で雑用係として慎ましく暮らしていたアンジェリアは、王都からやって来る上級神官の夜のお世話役に任命されてしまう。それも黒の神官という異名を持ち、様々な悪い噂に包まれた恐ろしい相手だ。ところが実際に現れたのは、アンジェリアの想像とは違っていて……。※完結しました
泡風呂を楽しんでいただけなのに、空中から落ちてきた異世界騎士が「離れられないし目も瞑りたくない」とガン見してきた時の私の対応。
待鳥園子
恋愛
半年に一度仕事を頑張ったご褒美に一人で高級ラグジョアリーホテルの泡風呂を楽しんでたら、いきなり異世界騎士が落ちてきてあれこれ言い訳しつつ泡に隠れた体をジロジロ見てくる話。
【完結】冷酷眼鏡とウワサされる副騎士団長様が、一直線に溺愛してきますっ!
楠結衣
恋愛
触ると人の心の声が聞こえてしまう聖女リリアンは、冷酷と噂の副騎士団長のアルバート様に触ってしまう。
(リリアン嬢、かわいい……。耳も小さくて、かわいい。リリアン嬢の耳、舐めたら甘そうだな……いや寧ろ齧りたい……)
遠くで見かけるだけだったアルバート様の思わぬ声にリリアンは激しく動揺してしまう。きっと聞き間違えだったと結論付けた筈が、聖女の試験で必須な魔物についてアルバート様から勉強を教わることに──!
(かわいい、好きです、愛してます)
(誰にも見せたくない。執務室から出さなくてもいいですよね?)
二人きりの勉強会。アルバート様に触らないように気をつけているのに、リリアンのうっかりで毎回触れられてしまう。甘すぎる声にリリアンのドキドキが止まらない!
ところが、ある日、リリアンはアルバート様の声にうっかり反応してしまう。
(まさか。もしかして、心の声が聞こえている?)
リリアンの秘密を知ったアルバート様はどうなる?
二人の恋の結末はどうなっちゃうの?!
心の声が聞こえる聖女リリアンと変態あまあまな声がダダ漏れなアルバート様の、甘すぎるハッピーエンドラブストーリー。
✳︎表紙イラストは、さらさらしるな。様の作品です。
✳︎小説家になろうにも投稿しています♪
愛の重めな黒騎士様に猛愛されて今日も幸せです~追放令嬢はあたたかな檻の中~
二階堂まや
恋愛
令嬢オフェリアはラティスラの第二王子ユリウスと恋仲にあったが、悪事を告発された後婚約破棄を言い渡される。
国外追放となった彼女は、監視のためリアードの王太子サルヴァドールに嫁ぐこととなる。予想に反して、結婚後の生活は幸せなものであった。
そしてある日の昼下がり、サルヴァドールに''昼寝''に誘われ、オフェリアは寝室に向かう。激しく愛された後に彼女は眠りに落ちるが、サルヴァドールは密かにオフェリアに対して、狂おしい程の想いを募らせていた。
抱かれたい騎士No.1と抱かれたく無い騎士No.1に溺愛されてます。どうすればいいでしょうか!?
ゆきりん(安室 雪)
恋愛
ヴァンクリーフ騎士団には見目麗しい抱かれたい男No.1と、絶対零度の鋭い視線を持つ抱かれたく無い男No.1いる。
そんな騎士団の寮の厨房で働くジュリアは何故かその2人のお世話係に任命されてしまう。どうして!?
貧乏男爵令嬢ですが、家の借金返済の為に、頑張って働きますっ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる