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本編
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(うんざりだわ、どいつもこいつも)
レアケは心底うんざりしていた。王にも、王妃にも、二人の息子にも。目の前の酔っぱらいの頬をひっぱたき、魔法で頭から水をかぶせて外に放り出す想像をしながら、レアケはそれを実行できない己が身を嘆いた。
「王太子殿下ともあろう方が、このような時間に一人で行動なさるなど……」
「ああ、なんだ? この私に説教でもするつもりか?」
「……私はただ、身を案じているだけ」
レアケはうそは言っていない。ただ、案じているのは王太子ではなく我が身なだけだ。レアケの言葉を自分の都合よく解釈したイェンスは上機嫌に口端をあげて笑う。
「そうかそうか、私が心配か! まったく、かわいいやつめ!」
仮にイェンスが塔の近くで刺客に襲われるなり魔物に襲われるなりして命を落としたとしても、レアケは悲しむことも、良心を痛めることも一切ないだろう。むしろ、清々するとさえ思えるくらいに憎んですらいる。
「レアケ。おまえはあんな老いぼれよりも、私のほうがいいだろう?」
「……殿下といえども、少々、口が過ぎましょうぞ」
「おまえまで、老いぼれの味方をするのか!」
イェンスは怒りのままにレアケの湯浴み着をつかむ。逆らうことのできないレアケは、ただ冷ややかな目で彼を見ていることしかできなかった。
「……ふん」
イェンスは頭に血がのぼっていたが、つかんだ湯浴み着の合間から白く柔らかそうな乳房を見てにやりと笑う。頭にのぼっていた血がおりて下半身に集まったようで、イェンスはレアケの湯浴み着を乱暴に脱がし、放り投げた。水で重くなった湯浴み着はべちゃりと音を立てて床に落ちる。
「この前、老いぼれがここに来ただろう。あんな枯れた老いぼれじゃあ、満足できなかったんじゃないか?」
レアケは裸のまま乱雑に腕を引かれ、足をもつれさせる。なんとか転倒は免れたものの、そのままイェンスに引かれて足を動かした。
(はあ、またなの……)
王はけっして有能ではないが、即位してから四十年近く、悪政でも国を崩壊させない程度の手腕は持ち合わせている。対して、王太子は無能と言ってもいい。本人に自覚があるのかどうかはわからないが、王太子はなにかと父王より勝っていると証明したがった。
「っ……魔女さま……」
エスタの少し不安そうな声が聞こえ、レアケは顔を上げる。泣きそうに顔を歪めたエスタに安心させるように笑いかけると、レアケはそのままイェンスに連れられて階段を上がった。
塔の最上階にたどり着くと、イェンスは乱暴にレアケの手を引き、部屋の中へ突き飛ばした。レアケはバランスを崩して頭をベッドの縁にぶつけ、その場に倒れ込む。
「……っ」
「おいおい、床がいいのか?」
口を開こうとしたレアケだが、ぶつけ方が悪かったのか、頭の中がぐるぐると回って起き上がれなくなっていた。レアケの様子など一切気にせず、イェンスは彼女を仰向けに転がして馬乗りになる。
「う……っ」
魔法を使おうとするも、レアケはうまく集中できずに小さくうなった。そうしているうちにイェンスは彼女の唇を奪い、胸をわしづかむ。
「ん、ぅ……っ」
吐き出される息は酒臭く、気持ち悪い舌が口内を這い回る。乱雑に体を弄られ、胸を強くもまれ、レアケは不快感で目に涙が浮かんだ。
(……早く、終わって!)
レアケには抵抗ができなかった。いまの彼女にできることは、この不快な時間が早く終わり、イェンスか隙をみせる機会を待つことしかない。執拗で不快な口づけにレアケが耐えていると、突然、二人の後ろから大きな物音が聞こえた。
「ん……?」
イェンスは上体を起こして後ろに目を向ける。レアケはようやく見つけたその隙を見逃さず、魔法を使った。
「っ、なん……だ……ぁ……」
イェンスは魔法をかけられたことに気づかず、そのまま体の力が抜けてレアケの上に倒れ込む。太腿に彼の滾ったものがあたり、レアケは不快感に顔をしかめた。
「……エスタや」
レアケが静かな声で名を呼ぶと、扉を開いて物音をたてたエスタは顔を真っ青にした。エスタはレアケのいいつけを守らず、ここに来たようだ。
「……魔女さま、ごめんなさい」
「今回はおかげで助かった故、不問としよう。……エスタ、すまぬが少し手を貸してくれぬか?」
「うん」
エスタはすぐにレアケに駆け寄り、手を差し出した。エスタの手をとると、レアケはイェンスの下から抜けだす。
(……気持ち悪い)
腰を揺らして自身を床にこすりつけている男を侮蔑の目で見下ろし、レアケは不快感にひどく顔を顰めた。
(ああ、切り落としてやりたい……)
レアケは王族に危害を加えてはならないとレイフから命じられている。抵抗は危害にみなされているためできなかったが、ある魔法は使えた。
レアケが使ったのは、相手が望む都合のいい幻を見せる魔法だ。相手を害するものではなく、むしろいい気分にさせているのだから、益すると言っていい。
イェンスは魔法を使われているとは知らず、幻の中でレアケをいいようにして愉しんでいるのだろう。気持ち悪いものを見せられているが、自身で相手をするよりははるかにましだ。
「魔女さま……顔、すっごくやばいことになってる」
「…………エスタ、部屋を出るぞ」
「えっ、でも、こいつはどう……」
「見るでない、放っておくのだ」
レアケはイェンスに視線を向けたエスタの目をそっと覆う。そのまま部屋を出て扉を閉めたところで、レアケは立ちくらみがしてその場にへたりこんだ。
「魔女さま! 大丈夫か……?」
「……っ、少々……いや、先に下りようかの」
「でも……」
「早く、ここを離れたいのだ」
いま、レアケとイェンスを隔てるものはたった一枚の扉だけだ。多少無理をしてでも早く離れたい。
「……うん」
エスタはその意図を察してレアケに肩を貸す。ゆっくりと階段を下りてソファのある部屋までやってくると、レアケはソファに倒れるように座り込んだ。
「魔女さ……まっ」
一糸まとわぬ姿のまま、四肢を投げ出すように倒れ込んだレアケの姿を見てエスタは顔を真っ赤にした。しかし額から血がにじみ出ていることを見つけると、すぐに顔を青くする。
「頭から血が!」
「……ああ、うん。この程度、大丈夫よ」
レアケがすっと指でそこを拭うと、傷は魔法ですぐに塞がった。エスタはそれを見届けると、慌てて自分の部屋から上掛けを引っ張り出してくる。
「魔女さま、これを」
「なにからなにまで、すまぬのう」
「……私は魔女さまの侍女なんだから、これくらい当然だろ」
「ふふ。そなたはやさしい子だのう」
「は? やさしいって……おかしいんじゃないか?」
レアケはそっぽを向くエスタの頭をそっとなでた。少し照れくさそうにしながらもそれを甘受するエスタを愛しく思うと同時に、レアケはエスタがここには長くいられないと思う。
これからも、こういったことは何度でも起きうる。いままで何度も起きたように。
(きっと、エスタも同じように……)
エスタがそれを目の当たりにしたように、いままでここにやってきた侍女も、それを何度も目の当たりにした。そして、レアケが望んでここにいるわけではないとすぐに気づいて――
「う……っ」
レアケは両手で顔を覆って声を殺し、涙を隠した。これではなにも隠せていないとわかっていても、抑えることができなかった。
少女らはレアケに同情し、哀れむ。それだけならまだ良い。だが良い子ほど早くに、こう思うのだ。
なんとかしてあげたい
少女がそう思ったとき、少女はここから消えることになる。
「……エスタ」
「なんだよ」
「……そなたがここに来た理由を、けっして忘れてはならぬよ」
エスタはその言葉に目を見開き、言葉を失った。その言葉に含まれている意味を理解しているのだろう。
ここに来た理由のため、なにがあっても目を、耳を、口を塞いでおきなさい。
エスタはそれに答えられず、レアケの涙からか、それとも言葉からか、逃げるように紅茶をいれると言い残して離れた。
レアケは心底うんざりしていた。王にも、王妃にも、二人の息子にも。目の前の酔っぱらいの頬をひっぱたき、魔法で頭から水をかぶせて外に放り出す想像をしながら、レアケはそれを実行できない己が身を嘆いた。
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「ああ、なんだ? この私に説教でもするつもりか?」
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レアケはうそは言っていない。ただ、案じているのは王太子ではなく我が身なだけだ。レアケの言葉を自分の都合よく解釈したイェンスは上機嫌に口端をあげて笑う。
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「……殿下といえども、少々、口が過ぎましょうぞ」
「おまえまで、老いぼれの味方をするのか!」
イェンスは怒りのままにレアケの湯浴み着をつかむ。逆らうことのできないレアケは、ただ冷ややかな目で彼を見ていることしかできなかった。
「……ふん」
イェンスは頭に血がのぼっていたが、つかんだ湯浴み着の合間から白く柔らかそうな乳房を見てにやりと笑う。頭にのぼっていた血がおりて下半身に集まったようで、イェンスはレアケの湯浴み着を乱暴に脱がし、放り投げた。水で重くなった湯浴み着はべちゃりと音を立てて床に落ちる。
「この前、老いぼれがここに来ただろう。あんな枯れた老いぼれじゃあ、満足できなかったんじゃないか?」
レアケは裸のまま乱雑に腕を引かれ、足をもつれさせる。なんとか転倒は免れたものの、そのままイェンスに引かれて足を動かした。
(はあ、またなの……)
王はけっして有能ではないが、即位してから四十年近く、悪政でも国を崩壊させない程度の手腕は持ち合わせている。対して、王太子は無能と言ってもいい。本人に自覚があるのかどうかはわからないが、王太子はなにかと父王より勝っていると証明したがった。
「っ……魔女さま……」
エスタの少し不安そうな声が聞こえ、レアケは顔を上げる。泣きそうに顔を歪めたエスタに安心させるように笑いかけると、レアケはそのままイェンスに連れられて階段を上がった。
塔の最上階にたどり着くと、イェンスは乱暴にレアケの手を引き、部屋の中へ突き飛ばした。レアケはバランスを崩して頭をベッドの縁にぶつけ、その場に倒れ込む。
「……っ」
「おいおい、床がいいのか?」
口を開こうとしたレアケだが、ぶつけ方が悪かったのか、頭の中がぐるぐると回って起き上がれなくなっていた。レアケの様子など一切気にせず、イェンスは彼女を仰向けに転がして馬乗りになる。
「う……っ」
魔法を使おうとするも、レアケはうまく集中できずに小さくうなった。そうしているうちにイェンスは彼女の唇を奪い、胸をわしづかむ。
「ん、ぅ……っ」
吐き出される息は酒臭く、気持ち悪い舌が口内を這い回る。乱雑に体を弄られ、胸を強くもまれ、レアケは不快感で目に涙が浮かんだ。
(……早く、終わって!)
レアケには抵抗ができなかった。いまの彼女にできることは、この不快な時間が早く終わり、イェンスか隙をみせる機会を待つことしかない。執拗で不快な口づけにレアケが耐えていると、突然、二人の後ろから大きな物音が聞こえた。
「ん……?」
イェンスは上体を起こして後ろに目を向ける。レアケはようやく見つけたその隙を見逃さず、魔法を使った。
「っ、なん……だ……ぁ……」
イェンスは魔法をかけられたことに気づかず、そのまま体の力が抜けてレアケの上に倒れ込む。太腿に彼の滾ったものがあたり、レアケは不快感に顔をしかめた。
「……エスタや」
レアケが静かな声で名を呼ぶと、扉を開いて物音をたてたエスタは顔を真っ青にした。エスタはレアケのいいつけを守らず、ここに来たようだ。
「……魔女さま、ごめんなさい」
「今回はおかげで助かった故、不問としよう。……エスタ、すまぬが少し手を貸してくれぬか?」
「うん」
エスタはすぐにレアケに駆け寄り、手を差し出した。エスタの手をとると、レアケはイェンスの下から抜けだす。
(……気持ち悪い)
腰を揺らして自身を床にこすりつけている男を侮蔑の目で見下ろし、レアケは不快感にひどく顔を顰めた。
(ああ、切り落としてやりたい……)
レアケは王族に危害を加えてはならないとレイフから命じられている。抵抗は危害にみなされているためできなかったが、ある魔法は使えた。
レアケが使ったのは、相手が望む都合のいい幻を見せる魔法だ。相手を害するものではなく、むしろいい気分にさせているのだから、益すると言っていい。
イェンスは魔法を使われているとは知らず、幻の中でレアケをいいようにして愉しんでいるのだろう。気持ち悪いものを見せられているが、自身で相手をするよりははるかにましだ。
「魔女さま……顔、すっごくやばいことになってる」
「…………エスタ、部屋を出るぞ」
「えっ、でも、こいつはどう……」
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レアケはイェンスに視線を向けたエスタの目をそっと覆う。そのまま部屋を出て扉を閉めたところで、レアケは立ちくらみがしてその場にへたりこんだ。
「魔女さま! 大丈夫か……?」
「……っ、少々……いや、先に下りようかの」
「でも……」
「早く、ここを離れたいのだ」
いま、レアケとイェンスを隔てるものはたった一枚の扉だけだ。多少無理をしてでも早く離れたい。
「……うん」
エスタはその意図を察してレアケに肩を貸す。ゆっくりと階段を下りてソファのある部屋までやってくると、レアケはソファに倒れるように座り込んだ。
「魔女さ……まっ」
一糸まとわぬ姿のまま、四肢を投げ出すように倒れ込んだレアケの姿を見てエスタは顔を真っ赤にした。しかし額から血がにじみ出ていることを見つけると、すぐに顔を青くする。
「頭から血が!」
「……ああ、うん。この程度、大丈夫よ」
レアケがすっと指でそこを拭うと、傷は魔法ですぐに塞がった。エスタはそれを見届けると、慌てて自分の部屋から上掛けを引っ張り出してくる。
「魔女さま、これを」
「なにからなにまで、すまぬのう」
「……私は魔女さまの侍女なんだから、これくらい当然だろ」
「ふふ。そなたはやさしい子だのう」
「は? やさしいって……おかしいんじゃないか?」
レアケはそっぽを向くエスタの頭をそっとなでた。少し照れくさそうにしながらもそれを甘受するエスタを愛しく思うと同時に、レアケはエスタがここには長くいられないと思う。
これからも、こういったことは何度でも起きうる。いままで何度も起きたように。
(きっと、エスタも同じように……)
エスタがそれを目の当たりにしたように、いままでここにやってきた侍女も、それを何度も目の当たりにした。そして、レアケが望んでここにいるわけではないとすぐに気づいて――
「う……っ」
レアケは両手で顔を覆って声を殺し、涙を隠した。これではなにも隠せていないとわかっていても、抑えることができなかった。
少女らはレアケに同情し、哀れむ。それだけならまだ良い。だが良い子ほど早くに、こう思うのだ。
なんとかしてあげたい
少女がそう思ったとき、少女はここから消えることになる。
「……エスタ」
「なんだよ」
「……そなたがここに来た理由を、けっして忘れてはならぬよ」
エスタはその言葉に目を見開き、言葉を失った。その言葉に含まれている意味を理解しているのだろう。
ここに来た理由のため、なにがあっても目を、耳を、口を塞いでおきなさい。
エスタはそれに答えられず、レアケの涙からか、それとも言葉からか、逃げるように紅茶をいれると言い残して離れた。
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