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25 謎のおっさん
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『井桐通信 vol506
先日の新宿ダンジョン事件以来、忙しい日が続いている。
今日も講義の合間を縫って、ダンジョン攻略とメディア対応に追われていた。
実に忙しい。そしてこの後はバイトが入っている。もっとも、少し特殊なバイトだが。……いずれメディアにも紹介されることになると思うから、皆気長に待っていてくれ』
「今から店長と打ち合わせをする。休憩室から出ていけ」
国道沿いのホームセンター、クラフトマンの休憩室。
今日も井桐は元気にイキり倒す。
ダンジョンであれだけ酷い目に遭ったのに、何一つ懲りていないようだ。
それはそれで才能があるな、と弔木は関心する。
「打ち合わせをするなら、会議室を使えばいいだろ。俺は休憩中だ」
「会議室はとある資材でいっぱいで使えないんだよ。だからお前が出ていけ」
「資材って何だよ」
「魔力ゼロのお前には関係ないだろうが、教えてやるよ」
井桐は鼻息を荒くして、弔木に答えた。
「ダンジョンの魔導具だ」
「何でうちの店にそんなものがあるんだ」
「使うからに決まってるだろうが。ダンジョン不況の煽りを受けてクラフトマンは閉店するが、新たにダンジョン探索事業に乗り出すことになった。アイテムはその時に使うんだよ」
「そんな話を何でお前が知ってるんだ?」
「俺はダンジョン事業のアドバイザーとして任命されることになった。全て俺が取り仕切っている。俺はもはや、お前と同じ立場ではない! 本部の人間だぞ。弔木、口に気をつけろよ」
「そうか……」
「何だそのリアクションは。驚いて言葉もないようだな?」
「ああ、言葉もないよ。さすがは新宿ダンジョンのボスを倒すだけの実力者だ。俺には一生敵いそうもない」
「……っ!」
弔木の言葉に、井桐は一瞬だけたじろぐ表情を見せる。
新宿ダンジョンでの恐怖がフラッシュバックしているのかもしれない。
「だ……だったら俺の命令に従え。休憩室を出ていけ。魔力ゼロのザコが」
弔木の心は自分でも驚くほど静かだった。
弔木の中には、無限とも言えるほどの魔力が溢れている。
その事実が弔木に圧倒的な自信をもたらしているのだ。
「命令に従う。ちょうど休憩も終わる時間だ。出て行くよ」
「分かれば良いんだよ、分かれば」
〝解除〟
井桐とすれ違いざまに、弔木は自らの魔力を封じる〝静寂〟を解除した。
直後、弔木の全身から恐ろしく邪悪な〝闇の魔力〟が溢れだす。
ドアを閉めた直後。
休憩室から「ひぃいっ!」という情けない叫び声が聞こえてきた。
井桐の声だ。
弔木の魔力が引き金となり、新宿ダンジョンでの恐怖体験がフラッシュバックしたようだ。
素知らぬ顔で弔木は休憩室を後にする。
チョロロロロ……という水漏れのような音は、聞こえないふりをしてやった。
◆ ◇ ◆ ◇ ◆
弔木は少しだけ凹んでいた。
井桐も大概だが、ああいう陰湿なことはやめてやろう。と思った。
井桐は「介護用品コーナー」で、ひっそりと大人用のオムツを買っていた。よほど失禁がショックだったのだろう。
「でもまさか、魔力を解放しただけで漏らすとはなあ。たまげたなあ……」
気分を切り替えて、バイト明け。
弔木はクラフトマンのマンホールの前に立っていた。
「さあ探索探索……っと、その前に。〝封印〟! 〝隠蔽〟!」
弔木は魔力を操作し、マンホールに細工を施した。
まずはゴブリンが内側から出てこないように〝封印〟。
そして何も知らない一般人が外側からマンホールを開けないように、存在を〝隠蔽〟したのだ。
これでダンジョンへの入口を知る者は弔木だけとなった。
またゴブリンが外に出てきたら、大変なことになってしまう。陰ながら善行を積み、弔木はダンジョンに潜った。
「ギャァアアアッ!!」
ゴブリンはまたも弔木の前に血煙をあげて消滅する。
ドロップアイテムがその都度出現するが、拾う気にはなれなかった。ゴブリンは無限に湧いてくるし、バックパックの容量も無限ではない。
ダンジョンを探索して、分かったことが一つある。
ダンジョンにいる魔物は〝レイルグラント〟で遭遇した魔物にそっくりだ。
が、完全に同じものではなかった。
「……魔力で作られた、コピーっぽいんだよなあ」
弔木は、魔力の霧となったゴブリンを見て、一人つぶやいた。
レイルグラントでは殺した魔物の死体が消えることはない。
倒したモンスターからアイテムや魔石が出てくることもない。
そして殲滅したゴブリン達は翌日には復活していた。
まるで、リロードしたら敵が復活するゲームのようでもあった。
「とてつもなく強力な魔法使いか、神に近い存在の仕業なのかもしれないな。でも一体、どこの誰が……?」
弔木は、深く考えるのを止めた。
考えたところで答えが出るはずがないのだ。
「それよりも、探索に集中するか」
ゴブリンの巣穴を抜けて、ダンジョン本体へと向かう。
ダンジョンの中はかなり広く、高さ百メートルほどの空間が広がっていた。
中は神殿の石柱が無数に立っていて、所々に篝火が設置されていた。
さながら「邪心を祀る神殿」とでもいったところか。
篝火の付近には獣の頭骨を被ったオークが歩き回っていた。
第一階層から、かなりのレベルの敵が配置されているようだ。
弔木は足音を殺しながら石像が居並ぶ細い道を進んだ。
その時だった。
「丸腰でいくとか、死ぬつもりか?」
と、石像の一つが弔木に声をかけてきた。
「誰だ!?」
「静かに! 俺は人間だ。隠密石を使って、見つからないように潜んでるんだ。お前も静かに喋れよ」
と石像は返事をする。
「お前もレベルは足りないけどダンジョンで金儲けしようってクチだな。……政府に見つかっていない、この野良ダンジョンで」
隠密石を解除すると、全身黒ずくめの男が姿を現した。
見るからに、怪しい男だった。
「なあ兄ちゃん。ちょっと交渉しないか?」
「交渉?」
「そうだ。交渉だ。見たところ兄ちゃん、探索者証を持っていないようだな。……実は俺も似たようなもんでな」
男が弔木に歩み寄る。
「悪いようにはしない。どうだ?」
最悪、戦闘になったとしても負ける気はしない。
弔木は男との交渉に乗ることにした。
「いいだろう。とりあえずは話だけでも聞こうか」
先日の新宿ダンジョン事件以来、忙しい日が続いている。
今日も講義の合間を縫って、ダンジョン攻略とメディア対応に追われていた。
実に忙しい。そしてこの後はバイトが入っている。もっとも、少し特殊なバイトだが。……いずれメディアにも紹介されることになると思うから、皆気長に待っていてくれ』
「今から店長と打ち合わせをする。休憩室から出ていけ」
国道沿いのホームセンター、クラフトマンの休憩室。
今日も井桐は元気にイキり倒す。
ダンジョンであれだけ酷い目に遭ったのに、何一つ懲りていないようだ。
それはそれで才能があるな、と弔木は関心する。
「打ち合わせをするなら、会議室を使えばいいだろ。俺は休憩中だ」
「会議室はとある資材でいっぱいで使えないんだよ。だからお前が出ていけ」
「資材って何だよ」
「魔力ゼロのお前には関係ないだろうが、教えてやるよ」
井桐は鼻息を荒くして、弔木に答えた。
「ダンジョンの魔導具だ」
「何でうちの店にそんなものがあるんだ」
「使うからに決まってるだろうが。ダンジョン不況の煽りを受けてクラフトマンは閉店するが、新たにダンジョン探索事業に乗り出すことになった。アイテムはその時に使うんだよ」
「そんな話を何でお前が知ってるんだ?」
「俺はダンジョン事業のアドバイザーとして任命されることになった。全て俺が取り仕切っている。俺はもはや、お前と同じ立場ではない! 本部の人間だぞ。弔木、口に気をつけろよ」
「そうか……」
「何だそのリアクションは。驚いて言葉もないようだな?」
「ああ、言葉もないよ。さすがは新宿ダンジョンのボスを倒すだけの実力者だ。俺には一生敵いそうもない」
「……っ!」
弔木の言葉に、井桐は一瞬だけたじろぐ表情を見せる。
新宿ダンジョンでの恐怖がフラッシュバックしているのかもしれない。
「だ……だったら俺の命令に従え。休憩室を出ていけ。魔力ゼロのザコが」
弔木の心は自分でも驚くほど静かだった。
弔木の中には、無限とも言えるほどの魔力が溢れている。
その事実が弔木に圧倒的な自信をもたらしているのだ。
「命令に従う。ちょうど休憩も終わる時間だ。出て行くよ」
「分かれば良いんだよ、分かれば」
〝解除〟
井桐とすれ違いざまに、弔木は自らの魔力を封じる〝静寂〟を解除した。
直後、弔木の全身から恐ろしく邪悪な〝闇の魔力〟が溢れだす。
ドアを閉めた直後。
休憩室から「ひぃいっ!」という情けない叫び声が聞こえてきた。
井桐の声だ。
弔木の魔力が引き金となり、新宿ダンジョンでの恐怖体験がフラッシュバックしたようだ。
素知らぬ顔で弔木は休憩室を後にする。
チョロロロロ……という水漏れのような音は、聞こえないふりをしてやった。
◆ ◇ ◆ ◇ ◆
弔木は少しだけ凹んでいた。
井桐も大概だが、ああいう陰湿なことはやめてやろう。と思った。
井桐は「介護用品コーナー」で、ひっそりと大人用のオムツを買っていた。よほど失禁がショックだったのだろう。
「でもまさか、魔力を解放しただけで漏らすとはなあ。たまげたなあ……」
気分を切り替えて、バイト明け。
弔木はクラフトマンのマンホールの前に立っていた。
「さあ探索探索……っと、その前に。〝封印〟! 〝隠蔽〟!」
弔木は魔力を操作し、マンホールに細工を施した。
まずはゴブリンが内側から出てこないように〝封印〟。
そして何も知らない一般人が外側からマンホールを開けないように、存在を〝隠蔽〟したのだ。
これでダンジョンへの入口を知る者は弔木だけとなった。
またゴブリンが外に出てきたら、大変なことになってしまう。陰ながら善行を積み、弔木はダンジョンに潜った。
「ギャァアアアッ!!」
ゴブリンはまたも弔木の前に血煙をあげて消滅する。
ドロップアイテムがその都度出現するが、拾う気にはなれなかった。ゴブリンは無限に湧いてくるし、バックパックの容量も無限ではない。
ダンジョンを探索して、分かったことが一つある。
ダンジョンにいる魔物は〝レイルグラント〟で遭遇した魔物にそっくりだ。
が、完全に同じものではなかった。
「……魔力で作られた、コピーっぽいんだよなあ」
弔木は、魔力の霧となったゴブリンを見て、一人つぶやいた。
レイルグラントでは殺した魔物の死体が消えることはない。
倒したモンスターからアイテムや魔石が出てくることもない。
そして殲滅したゴブリン達は翌日には復活していた。
まるで、リロードしたら敵が復活するゲームのようでもあった。
「とてつもなく強力な魔法使いか、神に近い存在の仕業なのかもしれないな。でも一体、どこの誰が……?」
弔木は、深く考えるのを止めた。
考えたところで答えが出るはずがないのだ。
「それよりも、探索に集中するか」
ゴブリンの巣穴を抜けて、ダンジョン本体へと向かう。
ダンジョンの中はかなり広く、高さ百メートルほどの空間が広がっていた。
中は神殿の石柱が無数に立っていて、所々に篝火が設置されていた。
さながら「邪心を祀る神殿」とでもいったところか。
篝火の付近には獣の頭骨を被ったオークが歩き回っていた。
第一階層から、かなりのレベルの敵が配置されているようだ。
弔木は足音を殺しながら石像が居並ぶ細い道を進んだ。
その時だった。
「丸腰でいくとか、死ぬつもりか?」
と、石像の一つが弔木に声をかけてきた。
「誰だ!?」
「静かに! 俺は人間だ。隠密石を使って、見つからないように潜んでるんだ。お前も静かに喋れよ」
と石像は返事をする。
「お前もレベルは足りないけどダンジョンで金儲けしようってクチだな。……政府に見つかっていない、この野良ダンジョンで」
隠密石を解除すると、全身黒ずくめの男が姿を現した。
見るからに、怪しい男だった。
「なあ兄ちゃん。ちょっと交渉しないか?」
「交渉?」
「そうだ。交渉だ。見たところ兄ちゃん、探索者証を持っていないようだな。……実は俺も似たようなもんでな」
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