死後の世界の異世界学園

月影

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1話 死ぬ前の記憶と死後の世界

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  僕は、死後の世界がどうなっているかなど、考えたことなどなかった。そんな僕に、創造もしない出来事が起こった!


  高校生になって半年が過ぎた。コミュ障だった僕は、友達も出来ずクラスの半数からいじめられ、また残りの半数からは見捨てられていた。しかし僕だって最初からいじめられていたわけではない。いじめられた原因は、ある一人の女子生徒をかばったことから始まった。


  僕は、学校屋上で一人考え事をしていた(また、誰にも話しかけられずに、一日が終わっちゃった、がんばって声をかけないと中学の時と変わらないじゃないか!)そんなことを考えていた、その時、数人の声と、こっちに来る音が聞こえてきた。僕は、とっさに隠れた。


男子生徒A「さっさと歩けブスが、キメェんだよ。」
 女子生徒「すいません、すいません、すいません」
男子生徒A「聞こえねぇよ、ブスが死ねよ」
   そこで見たのは、男子生徒二人と女子生徒三人で一人の女子生徒をいじめている光景だった。


   最初は怖くてやり過ごそうと思った。しかし決死の思いで女子生徒を助けようと、飛び出した!

僕「ぁの〰」
男子生徒A「誰だ?!なんだお前か、何かようかよ?」
僕「そういうことは、やめておいた方が良いと思うんだけど?」
男子生徒B「うるせぇよ、じゃまするならぶっ殺すぞ。」
 引かずに、反抗した。だがぼこぼこにされた。
男子生徒A「ちっ、ほんとうぜぇ。今日はこのくらいで見逃してやる。」


いじめていた人達が帰っていった。僕は腰が抜けてしまった。
僕「大丈夫だった?」
女子生徒「助けてくれてありがとうございました。今日のことは必ず恩返しします。」
僕「大丈夫だよ。何も起きなくて良かったよ。」
女子生徒「今日はほんとにありがとうございました。」
そう言って女子生徒は帰っていった。
(このまま終わって何もないといいんだけど。)


  数週間後、あれ以来あの光景を見ることがなかった。(良かった!何にもなくて)と思いながら学校で僕は、椅子に座りながら外を眺めていた。その時上の方から何か降ってくるのがわかった。それは、あのとき助けた女子生徒だった
後から話を聞くとあの女子生徒は、僕が助けたせいでいじめが悪化し自殺してしまった。
僕はすぐに落ちた女子生徒のもとではなく、屋上に駆けつけた。屋上に着くと、あのときの男子生徒と女子生徒がいた。あの女子生徒と会った時間は短くても、あの女子生徒がいじめている人達に負けないと、していたのが眼を見てわかった。僕は、あのときずっと一緒にいれば少しは違ったのかと思い、凄く後悔した。その時男子生徒が言った。


男子生徒「あのときお前が口を挟まなければこんなことにはならなかったのにな。」
僕「お前たちが、いじめなければこうわならなかっだろ」
男子生徒「いいや、お前のせいだね。」
僕は思った。(確かにそうだ、なぜならさっき見た落ちてくる女子生徒の口が、動いていることに気づいていたからだ。その口の動きとは、「あ、な、た、の、せ、い、だ、」とみまちがいかと、思っていたが本当だったんだ。)


僕はそのまま自分がしたことに、後悔し泣き叫んだ。


それから数日がたった日からいじめの対象が、僕へと変わった。そして僕もあの子と同じように、いじめに耐えきれず自殺した。



(これでやっと、楽になれると思った。)
(死後の世界はどんな感じだろう?)
その直後脳内に、声が流れてきた。
謎の声「お前にもう一度チャンスをやろう!」
僕「いや、もう楽になりたいんだやめてくれ!」
謎の声「お前は今から、死後の世界へ行き学園生活を送ってもらう。」
僕「意味がわからない?死後の世界ってなんだ?」
(僕の言葉は聞こえてないようだった。もうどうにでもなればいい!)そう思った。



    俺は目を覚ました。(意識がもうろうとする)
回りを見渡してみると、そこにはすごい光景が広がっていた。いろんな姿をした、物たちが普通に過ごしていた。すると一人の獣人の女の子が話しかけてきた。


獣人の女の子「君大丈夫だった?急に空から降ってきて気を失ってたからびっくりしたよ!」
俺「えっ?!空から降ってきた?」
獣人の女の子「うん!でも怪我とかはないみたいだね!さすが、神竜人だね!」
俺「神竜人?なにそれ?」
獣人の女の子「知らないの?あなたの種族よ。」
俺「種族ってどのくらいあるの?」
獣人の女の子「えっとね、まず人型の人間、エルフ、ドワーフ、獣人型の獣人、神獣人、オーク、ゴブリン、人魚型の魚人、深魚人、竜人型の竜人、神竜人今のところわかっているのはこれくらいかな。あなたはこの中でも一番数が少ない神竜人なの、私は次に少ない神獣人、名前はナスカ、よろしくね!」
俺「よろしく。俺は(ん?名前、名前、俺の名前は)羅刹」
ナスカ「羅刹ね、あなた歳はいくつ?私は16歳」
俺「俺も16歳」
ナスカ「ほんとに!じゃあこれからよろしくね、この世界では、16歳で学園に入る決まりがあるの!」
俺「学園?どんな?」
ナスカ「えっと学園名は確か、魔法異世界学園で、魔法などを競う学園だよ。」
俺「え、俺魔法なんて使えないよ。」
ナスカ「種族によって使えたり使えなかったりするの、使える種族は、人間、エルフ、ドワーフ、魚人、深魚人位だよ。私やあなたはそれぞれの種族の個性があるからそれでいいんだよ。」
俺「教えてくれてありがとう!とりあえずこれからどうしようかな?」
ナスカ「じゃあ療に行こう!」
俺「でも何も持ってないし。」
ナスカ「大丈夫!療に行けば用意してくれるよ。」ナスカにつれられるがまま俺は学園の療へ行った。

(これから俺の新しい異世界生活が始まろうとしている。)


    
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