不遇な令嬢は皇太子と結ばれる

雪野まゆ

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舞踏会が終わった後、エリザベスは皇太子殿下に気に入られようとしたり、他の候補者達に牽制したりしていた気がする。
そんなことをしていたためか…
「見て公爵令嬢であるエリザベス様、また殿下に付きまとっていましたわよ」
「本当にはしたないったらないわ」
「でも、候補者の中で唯一の公爵令嬢ですしね」
「だから調子にのってるのよ、自分が唯一の公爵令嬢だから絶対皇太子妃に慣れると思ってるんじゃないの」
「身分だけで選ばれる訳がないのにね…殿下の心を手に入れないと」
「けど今のところ殿下は誰も選ぶ気はなさそうよ」
「噂だけどすでに心に決めた人がいるとか」
「だとしたらもうこの選定会は意味ないですわね」
「分かりませんよ、もしかしたら変わるかも…」
「なら、頑張らないと…」
皇太子殿下には心に決めた人がいる?だとしたら一体誰なのだろうかあの皇太子殿下の心を射止めた人は…
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