不遇な令嬢は皇太子と結ばれる

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公爵令嬢である、エリーネは不遇な令嬢である。
彼女の人生は最初は幸せだったけれど両親が亡くなり、叔父が爵位を継いで義母と義姉が来てから全てが変わってしまった。
私の物はほとんど義姉に奪われた。
唯一のこったのは母の形見のネックレスのみ。
そして彼女は屋根裏部屋に移され、使用人の様に扱われた。
そんな彼女に優しくしてくれたのは、乳母の娘で私の侍女であるララと専属の侍女であるミリだけである。
「エリーネって本当にどんくさいわ早くしてくれない」
「はい、エリザベス様」
「次は部屋を掃除して頂戴」
「わかりました、ローザ様」
「本当邪魔よね」
「何でこんな子がいるのかしら、エリザベスとは大違いだわ」
といいながら去って言った。
私エリーネは公爵令嬢だっただけど今この家に私の居場所はない。
優しくしてくれるのは一部の人のみ。
この環境から一刻も早く本当は抜け出したい、
だけど今はまだ無理だろう。
誰か助けて···