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ばあちゃん生活環境を整える
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誰もいない場所。
マジで人気(ひとけ)が無い。
鳥の鳴き声聴こえるけど、…人気(ひとけ)が無い。
背中に背負ったままだったバッグをその場にドサリと下ろした。
入り口右手に設置されている、収納庫ベッド?にゴロリと横になり
先にフミフミしていた伊藤さんをモミモミする。
女神のテンションでウキウキとタイニーハウスの説明を受けたが
今改めて部屋を見つめる。
確かに、ネット上で見つけていいなぁ。とか、住みたいな。とか考えていたよ。
1人になりたいなぁ。確かに考えたよ?
だけど、1人になりたいってこーゆー事じゃなくてな?
大勢の中の1人になりたいって。
他人の生活音とか、感じながら1人で居たいって。
コンビニ行って無言でレジして商品受け取るけど、他人がいるよね。
会話が面倒臭いとか、なんか色々、、。
ぁぁぁ…ちょっと冷静になった。
玄関あけたら異世界だった。
まぁ、それはいいが(良くないが)、娘の所では来る筈のばーちゃんが来ない、と騒ぎになるか?
現実世界?の自分は行方不明者になるんだろうか。
それとも居なかった者になってしまうんだろうか。
家賃やら光熱費やら年金やら口座やら色々心配はらあるが、此処に居たらどうしようもない。
向こうに任せるしか無い。
神様の気まぐれで連れて来られたから、また気まぐれで戻されるかもしれない。
…とりあえず…
お腹すいたな。
下ろしたバッグの中には、娘の所で食べようとした食料が入ってる。
アルミホイルに包んだおにぎりが、自分の分と娘夫婦、孫の分。
オカカとタラコと焼鮭とシーチキン。
タッパーに詰めたオカズ。
娘の好きな砂糖入卵焼き、唐揚げ、竹輪の磯部揚げ、アスパラの肉巻き、お煮染、トマトのマリネ、生ハムマリネ、竹輪のエビマヨ、カリカリポテト、トマトのカプレーゼ、トマトの砂糖漬け、キュウリキムチ。
スティックタイプのコーヒー24本入りが4箱。
ブラックチョコレート(個包装)、パイ菓子、チーズクラッカー、ピーナツ入り煎餅、エビ菓子。
ブドウ(房から粒を外したもの)、リンゴ(既に剥いてある)、いちご(お徳用小粒ジャム等使用用)。
ムクリと起き上がりバッグからホイルに包んだおにぎりを出す。
タッパーも出す。
よっこらしょ。と呟いてスリスリと摺り足で、ストーブ前に出したテーブルまで移動して座る。
飲み物は…入り口に置きっぱなしにしていた
両手に持っていた袋からお茶のペットボトルを出す。
あー、この袋の中も整理しなくちゃ。
あ!伊藤さんのごはんも用意しなきゃね。
ガサゴソと、確かこの袋に入れた筈…と独り言を呟きながら
キャットフードと皿が入った袋を取り出す。
伊藤さんのごはんは、エサ皿水皿とお気に入りのパウチとカリカリを、猫模様の巾着袋に纏めて、袋に入れている。
今日は娘の所にお泊まり予定だったから、荷物が沢山あったんだ。
色々持ってて良かった…んだろうな。うん。
自分を納得させる。
猫模様の布袋から皿とパウチを取り出して、ストーブ前のスペースに置く。
いつの間にか足の間を八の字にスリスリしながら着いてきた伊藤さんは、置いた途端にガツガツと食べ始めた。
それを見ながらわたしもおにぎりを食べる。
ペットボトルのお茶を飲みながら、
温かいお茶が飲みたいなあ…
などと思っていた。
-------
確か、わたしの部屋のものを持ってきたって言ってたよな?
テーブルに手を突いて
よっこらしょ。
先ほどまで寝転んでいた収納庫ベッド?の元まで来る。
これが開くのかい?
どこから?
マット捲るの?
右往左往しながら布団を持ち上げて、壁とマットの間に開口部がある事に気がついたら。
掛け布団で隠されている感じ?
パカリと開けるとつっかえ棒があり、車のボンネット開けるみたいに固定できた。
センサーライトみたいに、蓋?を開けると電気?灯りが点り中が見えた。
階段があり、後ろ向きで降りると小部屋みたいになっていて棚が四方にある。
灯りは感応式?普通の電気みたいに明るい。
降りてすぐの正面には、トイレットペーパー等トイレ関係買い置き。
階段横の棚には台所関係買い置き、トイレ関係横の棚にはお風呂関係買い置きと洗濯関係買い置き。
階段裏?の棚には食品買い置きが。
ふりかけとかツナ缶とか袋麺とかカレー(レトルト)とか果物缶詰めとか。
醤油も味噌もある。
なにしろ米がある(笑)しかも「はんたら」(30キロ、精米してあるから27キロ位)。
異世界勝ち組。
ローリングストックよろしく、1つ使えば1つ買う、を繰り返しているから
常に買い置きがある。
年を取ると物を溜め込む癖がつくのよね。
紙袋とか包装紙とか、ちょっと綺麗な空き箱とか。
お土産で貰う、ネズミな場所の缶入りクッキーなんて好物よ!色んな意味で。
それらもキチンとある(笑)
…あれ?こんなに保存食とかあっても食材無かったら…?
生きていけなくないかい?
野菜とか野菜とか野菜とか肉とか。
まぁ…米あるから1ヶ月は余裕だわね。
徐々にこの世界に慣れましょ。
とりあえず…トイレットペーパー持って行きましょうかね…。
片手でトイレットペーパー持って上がるのに苦労したが、なんとか最後はポイッと投げて終了。
蓋を閉めて布団を被せる。
掛け布団仕舞う季節になったら、この場所はクッションとかで埋めるかな。
さて次は…トイレとお風呂の確認。
収納庫ベッドの反対側の2階部分の下にあるトイレお風呂スペース。
ちゃんとドア?で区切られてる。
日本人的には安心。
だけど
外国みたいに、トイレとお風呂が同じ場所にあるよ。
ユニットバスとはちょっと違うけど。
日本人的にはちょっと拒否反応出るかな。
お風呂とトイレが一緒だから。
ま。自分1人だからいいけど。
お風呂…は、ガラス?でブースみたいに区切られているけどお風呂からトイレ丸見え。
なんか隠せるといいんだけど。
トイレにトイレットペーパー置いて。
お風呂はシャワー、しかも固定式。
浴槽はナシ。
…ナシ、なんだよ…。
やはりラノベ異世界常識か?
…よし!次!
お風呂スペースの位置に衝立てが設置してあり、着替え出来る場所がある。
小さなタンス?もあるから着替えしまえる。
でだ、
それでだ、
この衝立てのお風呂の此方側、トイレ向こう側からは見えない位置にドアがある。
しかも引戸だ。
裏口だろうか?と開けた。
閉めた。
…そろり、ともう一度開けた。
ガクリと膝を着いた。
なぜ
なぜ
なぜわたしの軽バンがある!
これもか!
これも持ってきたのか。
向こうから!
ガソリンはどうするんだ?
置物か?
置物なのか?
どうすりゃええんよ?
頭を抱える。
よし!見なかった事にしよう。
わたしはドアを閉めた。
-------
あと確認しなきゃならん事は…っと。
洗濯か?
どこで洗濯するんだ?
キョロキョロしても洗濯するスペース?は見当たらず。
はて?
台所で水溜めて手洗いか…?
あ、冷蔵庫みたいなのあるのかな?
とりあえず手持ちは冷蔵庫必要ないから後回し。
洗濯したらどこに干す?
ハンガーないし。
洗濯ロープも無いよね。
竹
竹無いかな、竹。
竹切って物干し竿だ。
あとは長めの棒が…6本。
三股に縛って竹掛けたら干せるな、うん。
今度、切羽つまる手前で探そう。
あとはなんだろな~…あ、ロフト?
トタトタと階段を上る。
足元を伊藤さんが走る。
踏むわ。伊藤さん。
ロフトはクローゼットがある。
大きめなベッドがある。
ダブル位?クイーンサイズとか?
わたしが3人寝られるな。
デカイわ。
下の収納庫ベッドでいいかな。寝るの。
クローゼット開けた。
わたしの服が入ってた。
アパートのちっちゃなハンガーラックに掛けてあった服が。
前開きボタンシャツ…はっきり言って作業着シャツ。
青と灰色各2枚づつ。計4枚。
白いシャツ、当然前開き。1枚。
腕が回らない?から上から被るタイプの服は脱ぎ着が難しいから前開きしか着られない。
クリーム色のカーディガン1枚。
ウィンドブレーカー1枚。
しま○らで買った灰色モケモケの上着1枚。
ジーパン1本。
しま○らで買ったトレーニングパンツ、所謂ケイ○とかのヤツ、これが3本。
以上。
これだけ。
手持ちの服…結婚してた時と同じ服。
結婚する時持ってた着物は全て売り払った。
離婚後の生活費の足しにした。
服とスマホとパソコンと僅かなお金だけ持って離婚した。
家をでた。
軽バンはわたしの名義に変えてあったから乗って出た。
服を見てたらまた鬱々としてきた。
クローゼットを閉めた。
お風呂前にあるタンス?に服を移動させよう。
寝る場所、トイレ、食べる場所、これだけあれば暫く大丈夫。
お風呂は…入らなくても拭くだけでも耐えられる。
伊藤さんがデカイベッドの真ん中で
へそ天でねてた。
伊藤さんが居てくれてよかった。
マジで人気(ひとけ)が無い。
鳥の鳴き声聴こえるけど、…人気(ひとけ)が無い。
背中に背負ったままだったバッグをその場にドサリと下ろした。
入り口右手に設置されている、収納庫ベッド?にゴロリと横になり
先にフミフミしていた伊藤さんをモミモミする。
女神のテンションでウキウキとタイニーハウスの説明を受けたが
今改めて部屋を見つめる。
確かに、ネット上で見つけていいなぁ。とか、住みたいな。とか考えていたよ。
1人になりたいなぁ。確かに考えたよ?
だけど、1人になりたいってこーゆー事じゃなくてな?
大勢の中の1人になりたいって。
他人の生活音とか、感じながら1人で居たいって。
コンビニ行って無言でレジして商品受け取るけど、他人がいるよね。
会話が面倒臭いとか、なんか色々、、。
ぁぁぁ…ちょっと冷静になった。
玄関あけたら異世界だった。
まぁ、それはいいが(良くないが)、娘の所では来る筈のばーちゃんが来ない、と騒ぎになるか?
現実世界?の自分は行方不明者になるんだろうか。
それとも居なかった者になってしまうんだろうか。
家賃やら光熱費やら年金やら口座やら色々心配はらあるが、此処に居たらどうしようもない。
向こうに任せるしか無い。
神様の気まぐれで連れて来られたから、また気まぐれで戻されるかもしれない。
…とりあえず…
お腹すいたな。
下ろしたバッグの中には、娘の所で食べようとした食料が入ってる。
アルミホイルに包んだおにぎりが、自分の分と娘夫婦、孫の分。
オカカとタラコと焼鮭とシーチキン。
タッパーに詰めたオカズ。
娘の好きな砂糖入卵焼き、唐揚げ、竹輪の磯部揚げ、アスパラの肉巻き、お煮染、トマトのマリネ、生ハムマリネ、竹輪のエビマヨ、カリカリポテト、トマトのカプレーゼ、トマトの砂糖漬け、キュウリキムチ。
スティックタイプのコーヒー24本入りが4箱。
ブラックチョコレート(個包装)、パイ菓子、チーズクラッカー、ピーナツ入り煎餅、エビ菓子。
ブドウ(房から粒を外したもの)、リンゴ(既に剥いてある)、いちご(お徳用小粒ジャム等使用用)。
ムクリと起き上がりバッグからホイルに包んだおにぎりを出す。
タッパーも出す。
よっこらしょ。と呟いてスリスリと摺り足で、ストーブ前に出したテーブルまで移動して座る。
飲み物は…入り口に置きっぱなしにしていた
両手に持っていた袋からお茶のペットボトルを出す。
あー、この袋の中も整理しなくちゃ。
あ!伊藤さんのごはんも用意しなきゃね。
ガサゴソと、確かこの袋に入れた筈…と独り言を呟きながら
キャットフードと皿が入った袋を取り出す。
伊藤さんのごはんは、エサ皿水皿とお気に入りのパウチとカリカリを、猫模様の巾着袋に纏めて、袋に入れている。
今日は娘の所にお泊まり予定だったから、荷物が沢山あったんだ。
色々持ってて良かった…んだろうな。うん。
自分を納得させる。
猫模様の布袋から皿とパウチを取り出して、ストーブ前のスペースに置く。
いつの間にか足の間を八の字にスリスリしながら着いてきた伊藤さんは、置いた途端にガツガツと食べ始めた。
それを見ながらわたしもおにぎりを食べる。
ペットボトルのお茶を飲みながら、
温かいお茶が飲みたいなあ…
などと思っていた。
-------
確か、わたしの部屋のものを持ってきたって言ってたよな?
テーブルに手を突いて
よっこらしょ。
先ほどまで寝転んでいた収納庫ベッド?の元まで来る。
これが開くのかい?
どこから?
マット捲るの?
右往左往しながら布団を持ち上げて、壁とマットの間に開口部がある事に気がついたら。
掛け布団で隠されている感じ?
パカリと開けるとつっかえ棒があり、車のボンネット開けるみたいに固定できた。
センサーライトみたいに、蓋?を開けると電気?灯りが点り中が見えた。
階段があり、後ろ向きで降りると小部屋みたいになっていて棚が四方にある。
灯りは感応式?普通の電気みたいに明るい。
降りてすぐの正面には、トイレットペーパー等トイレ関係買い置き。
階段横の棚には台所関係買い置き、トイレ関係横の棚にはお風呂関係買い置きと洗濯関係買い置き。
階段裏?の棚には食品買い置きが。
ふりかけとかツナ缶とか袋麺とかカレー(レトルト)とか果物缶詰めとか。
醤油も味噌もある。
なにしろ米がある(笑)しかも「はんたら」(30キロ、精米してあるから27キロ位)。
異世界勝ち組。
ローリングストックよろしく、1つ使えば1つ買う、を繰り返しているから
常に買い置きがある。
年を取ると物を溜め込む癖がつくのよね。
紙袋とか包装紙とか、ちょっと綺麗な空き箱とか。
お土産で貰う、ネズミな場所の缶入りクッキーなんて好物よ!色んな意味で。
それらもキチンとある(笑)
…あれ?こんなに保存食とかあっても食材無かったら…?
生きていけなくないかい?
野菜とか野菜とか野菜とか肉とか。
まぁ…米あるから1ヶ月は余裕だわね。
徐々にこの世界に慣れましょ。
とりあえず…トイレットペーパー持って行きましょうかね…。
片手でトイレットペーパー持って上がるのに苦労したが、なんとか最後はポイッと投げて終了。
蓋を閉めて布団を被せる。
掛け布団仕舞う季節になったら、この場所はクッションとかで埋めるかな。
さて次は…トイレとお風呂の確認。
収納庫ベッドの反対側の2階部分の下にあるトイレお風呂スペース。
ちゃんとドア?で区切られてる。
日本人的には安心。
だけど
外国みたいに、トイレとお風呂が同じ場所にあるよ。
ユニットバスとはちょっと違うけど。
日本人的にはちょっと拒否反応出るかな。
お風呂とトイレが一緒だから。
ま。自分1人だからいいけど。
お風呂…は、ガラス?でブースみたいに区切られているけどお風呂からトイレ丸見え。
なんか隠せるといいんだけど。
トイレにトイレットペーパー置いて。
お風呂はシャワー、しかも固定式。
浴槽はナシ。
…ナシ、なんだよ…。
やはりラノベ異世界常識か?
…よし!次!
お風呂スペースの位置に衝立てが設置してあり、着替え出来る場所がある。
小さなタンス?もあるから着替えしまえる。
でだ、
それでだ、
この衝立てのお風呂の此方側、トイレ向こう側からは見えない位置にドアがある。
しかも引戸だ。
裏口だろうか?と開けた。
閉めた。
…そろり、ともう一度開けた。
ガクリと膝を着いた。
なぜ
なぜ
なぜわたしの軽バンがある!
これもか!
これも持ってきたのか。
向こうから!
ガソリンはどうするんだ?
置物か?
置物なのか?
どうすりゃええんよ?
頭を抱える。
よし!見なかった事にしよう。
わたしはドアを閉めた。
-------
あと確認しなきゃならん事は…っと。
洗濯か?
どこで洗濯するんだ?
キョロキョロしても洗濯するスペース?は見当たらず。
はて?
台所で水溜めて手洗いか…?
あ、冷蔵庫みたいなのあるのかな?
とりあえず手持ちは冷蔵庫必要ないから後回し。
洗濯したらどこに干す?
ハンガーないし。
洗濯ロープも無いよね。
竹
竹無いかな、竹。
竹切って物干し竿だ。
あとは長めの棒が…6本。
三股に縛って竹掛けたら干せるな、うん。
今度、切羽つまる手前で探そう。
あとはなんだろな~…あ、ロフト?
トタトタと階段を上る。
足元を伊藤さんが走る。
踏むわ。伊藤さん。
ロフトはクローゼットがある。
大きめなベッドがある。
ダブル位?クイーンサイズとか?
わたしが3人寝られるな。
デカイわ。
下の収納庫ベッドでいいかな。寝るの。
クローゼット開けた。
わたしの服が入ってた。
アパートのちっちゃなハンガーラックに掛けてあった服が。
前開きボタンシャツ…はっきり言って作業着シャツ。
青と灰色各2枚づつ。計4枚。
白いシャツ、当然前開き。1枚。
腕が回らない?から上から被るタイプの服は脱ぎ着が難しいから前開きしか着られない。
クリーム色のカーディガン1枚。
ウィンドブレーカー1枚。
しま○らで買った灰色モケモケの上着1枚。
ジーパン1本。
しま○らで買ったトレーニングパンツ、所謂ケイ○とかのヤツ、これが3本。
以上。
これだけ。
手持ちの服…結婚してた時と同じ服。
結婚する時持ってた着物は全て売り払った。
離婚後の生活費の足しにした。
服とスマホとパソコンと僅かなお金だけ持って離婚した。
家をでた。
軽バンはわたしの名義に変えてあったから乗って出た。
服を見てたらまた鬱々としてきた。
クローゼットを閉めた。
お風呂前にあるタンス?に服を移動させよう。
寝る場所、トイレ、食べる場所、これだけあれば暫く大丈夫。
お風呂は…入らなくても拭くだけでも耐えられる。
伊藤さんがデカイベッドの真ん中で
へそ天でねてた。
伊藤さんが居てくれてよかった。
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