213 / 238
事故物件2
おまけ2
しおりを挟む
樒「今度こそ、事故物件は終了ね」
優樹「うん。プロットは使い切ったし」
樒「しかし、今回は長かったわね。「モニ系」の第十六章にも、負けないんじゃないかしら?」
優樹「いや、完全に負けてるって。文字数もブクマ数も(涙」
樒「それにしても、最後に変な奴が来ちゃったわね。優樹狙いかしら?」
優樹「いや、アラティも僕の姿を見て驚いていたところ見ると、転校してきたのは偶然らしいよ」
樒「で、あいつらって結局何者?」
優樹「じゃあ、最初にあの三人娘の母親マーラについて説明しよう。魔王マーラ・パーピーヤス。マーラの語義は「殺すもの」であるとも、「死」の人称形とも言われる。パーピーヤスは「より以上悪いもの」の意。しかし、仏伝には天(deva、神)であるとの記述があり、「天」魔と呼ばれるのは、ここに由来する。そのためインドにおける肌の黒い被支配者が崇拝した神々を起源とする説もあるんだって」
樒「マーラって、お釈迦様が解脱するのを邪魔した奴でしょ?」
優樹「そう。煩悩の化身であるマーラにとって、釈迦が悟りを開く事は自身の破滅につながる。そこで手始めに釈迦のもとに美しく技に長けた三人の娘達を送り込んだ。その三人娘が、あいつら。ラーガ(快楽)アラティ(嫌悪)タンハー(執着)というわけ」
樒「なるほど。しかし、現代日本に何をしに来たのかしら?」
優樹「さあ。それはロックさんが知っているんじゃないかな?」
樒「そうね。今度会ったら聞いてみよ」
優樹「うん。プロットは使い切ったし」
樒「しかし、今回は長かったわね。「モニ系」の第十六章にも、負けないんじゃないかしら?」
優樹「いや、完全に負けてるって。文字数もブクマ数も(涙」
樒「それにしても、最後に変な奴が来ちゃったわね。優樹狙いかしら?」
優樹「いや、アラティも僕の姿を見て驚いていたところ見ると、転校してきたのは偶然らしいよ」
樒「で、あいつらって結局何者?」
優樹「じゃあ、最初にあの三人娘の母親マーラについて説明しよう。魔王マーラ・パーピーヤス。マーラの語義は「殺すもの」であるとも、「死」の人称形とも言われる。パーピーヤスは「より以上悪いもの」の意。しかし、仏伝には天(deva、神)であるとの記述があり、「天」魔と呼ばれるのは、ここに由来する。そのためインドにおける肌の黒い被支配者が崇拝した神々を起源とする説もあるんだって」
樒「マーラって、お釈迦様が解脱するのを邪魔した奴でしょ?」
優樹「そう。煩悩の化身であるマーラにとって、釈迦が悟りを開く事は自身の破滅につながる。そこで手始めに釈迦のもとに美しく技に長けた三人の娘達を送り込んだ。その三人娘が、あいつら。ラーガ(快楽)アラティ(嫌悪)タンハー(執着)というわけ」
樒「なるほど。しかし、現代日本に何をしに来たのかしら?」
優樹「さあ。それはロックさんが知っているんじゃないかな?」
樒「そうね。今度会ったら聞いてみよ」
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
21
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる