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第十六章

モニ系おまけ劇場『敵の攻撃を跳ね返す兵器』

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ミール「敵の攻撃を跳ね返して攻撃するなんて、スーパーX二号機みたいですね」
Pちゃん「なんでミールさんが『ゴジラvsビオランテ』を知っているんですか!?」
ミール「《海龍》のライブラリーに地球の映像作品が一杯あるので、海斗さんの部屋で一緒に見ていました」
Pちゃん「なるほど。では「ヤマト」の空間磁力メッキとかも知っているのですか?」
ミール「はい。デスラー砲を跳ね返した兵器ですね。他にもキングシーサーの目「ゴジラvsメカゴジラ」とか、スペルゲン反射鏡「ウルトラマン」とか。でも今回出てきた位相共役鏡というのは初めて見ましたね」
Pちゃん「位相共役鏡は「小惑星諸島独立す」という小説に出てきた兵器です。これは映像化されていないのでミールさんも見る機会がなかったのでしょう。ただ、この小説を読んだときに作者は勘違いしていたのですね」
ミール「どんな勘違いをしたのです?」
Pちゃん「レーザーを元来た方向へ跳ね返す装置だから、アポロ宇宙船が月面に設置したコーナーキューブ(三枚の平たい鏡を直角に組み合わせた装置。この装置の中に入った光線は反射を繰り返して元の方向へ出ていく)のような装置だと思っていたようです。ところが今回の話を書いてから「位相共役鏡」でググったら、まったく違う装置だと分かってショックを受けていました」
ミール「あらま」
Pちゃん「とにかく原理は分からんがレーザーを元来た方へ跳ね返せるようなので、そのまま使ったのですが、下手したら科学警察がやってきますね」
ミール「分からないなら、書かなきゃいいのに」
Pちゃん「ところでミールさん。さっきご主人様の部屋で一緒に見ていたと言っていましたが、映像を見ていただけですよね?」
ミール「まさか。もちろんその後でR18な事も……」
Pちゃん「なんですってえ! 許しません!」
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