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第二章

ここはマジに地球じゃなかった 4

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「シャトルの装備って、どんなものがあるんだ?」
「十日分の非常食。水。自動車、武器、その他雑貨類」
「自動車があるのか?」
 なら、奴を探しに行くことはできるな。しかし……
「ガソリンを、どこで手に入れるんだ?」
 この惑星に、ガソリンスタンドがあるとは思えないのたが……
「ガソリンは必要ありません。太陽電池付の燃料電池車です。太陽と水があれば、どこまでも行けます」
「便利だね。しかし、それは僕に使いこなせるのかな?」
「運転方法は、ガソリン車と変わりません」
 御都合主義だな。
 二百年の間に、いろんな乗り物が開発されたはず。
 そのほとんどは、僕の手に負えないと思う。
 とにかく、どんな車か見せてもらう事にした。
 シャトルのカーゴがから出てきたのは、ワゴンRのような車種。
 屋根には折り畳み式の太陽電池があり、太陽電池で発電した電気で水を分解して、発生した水素をタンクに蓄えておいて、燃料電池で使うというシステムだそうだ。
 一回の充電で、三百キロは移動できる。ただしフル充電に二日かかる。
 つまり三百キロ走ったら二日休まなきゃならないわけだ。
 なんかの歌みたいだな。
 まあ、急ぎの旅でないなら問題ないわけだが……
 次に武器を見せてもらった。
 平和な日本では、あまり必要のないものだったが、ここは何が出てくるかわからない世界だ。
 武器はやはり必要。どんなものがあるか、チェックしておかないと。
 二百年も経っているなら、レーザーガンとか荷電粒子砲とか陽電子ポジトロンライフルとか、波○砲とか想像もつかないような未来兵器があるはず。
 そんなものを、いきなり渡されても使い方が分からない。
 今のうちに、使い方を覚えておくに越した事はない。
「お待たせしました」
 Pちゃんは、僕の目の前に武器を置いた。
「……」
 なんだ? これは……
「おい。今が二百年後というのは嘘か?」
「とんでもない。ロボットは嘘をつきません」
 僕は目の前の武器を指差した。
「じゃあ、これは何だ?」
「あれ? ご存じだと思ったんですが。拳銃とショットガンです」
「んな事は分かってる」
 拳銃は父さんが集めていたモデルガンをいじっていたので使い方はわかるし、実際にハワイの射撃場で撃った事あるので問題はない。
 ショットガンも、クレー射撃で使っていたものと同じ銃だから使い方はわかる。
 しかし……
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