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第十三章

モニ系おまけ劇場『暴力ヒロイン』

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Pちゃん「くくく……ミールさん、酔った勢いで暴力ヒロインの本性を現しましたねw」
ミール「ああ! 違うのです! これは酒の上でやった事で、本当のあたしは優しいのです。ていうか、暴力ヒロインって嫌われるのですか? 昔は主人公に電撃したり、百トンハンマーで叩いたりするヒロインが人気だったじゃないですか」
Pちゃん「確かに昭和時代は。しかし平成・令和時代に暴力ヒロインの居場所はありません」
ミール「なんでそうなったのです?」
Pちゃん「昔の漫画やアニメの男性主人公はドスケベな肉食系が多かったのです。犯罪まがいのセクハラをやったり、局所的上昇気流を起こす忍法でスカートめくりをやったりと傍若無人なスケベ行為をやりたい放題でした。それに対する突っ込み要員として暴力ヒロインが必要だったのです」
ミール「なるほど。「モニ系」キャラではアンダーや矢部のような」
Pちゃん「そうです。しかし、最近の男性主人公は草食系男子が増えています。何も悪い事をしていない主人公に暴力をふるったりしたら、そりゃあヒロインの印象が悪くなりますね」
ミール「そうですね。カイトさんて草食系だし」
Pちゃん「いえ、ご主人様は草食系というより、ヘタレなむっつりスケベです」
海斗「誰がむっつりスケベだ!」
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