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ラスペラスとの決戦編
第147話 レード山林地帯遠足計画
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弟をラスペラス国に置いて、俺達は急いでフォルン領に転移した。
身体全身をプールに入る時の消毒液に浸した後、屋敷の執務室に戻って執務をしていると。
「アトラス様。ラスペラス国に潜らせた間者から、調査結果が来ています。確かにかの国に会社、ノルマ、残業といった言葉が存在しています」
セバスチャンに頼んでいた調査の報告がされて、それを聞いた俺は拳を強く握って激怒する。
「……っ! あのきゃは女王め! やってはならないことをっ!」
ノルマ、社畜などを異世界にもたらした諸悪の権化!
なんて女郎だ! せっかくの異世界に地球の生々しい汚点を出してくるなんて絶対許せない!
うわきつめ! いろんな意味で吐き気を催す邪悪!
あの女王を倒さねばこの世界に未来はない!
「報告書を見る限り、画期的な考えだと思うけど……。仕事の成果に基づいて給料が変わるってことだよね?」
カーマがメリットだけを見て呟いている。
確かに利点もあるだろう。うわきつ女王が会社制を導入したのも、それによる経済の良化が狙いだ。
だが恐ろしいデメリットも隠されている。
「このバカ! ノルマはこの世界を地獄に変えるんだぞ! あれに比べれば弟のクズ化計画なんて屁でも……いやあれも社畜と対極の地獄だが……」
「地獄って……例えば?」
「不可能なノルマを渡して、親戚身内に商品売らせようとする。結局売れる知り合いをなくしていき、最終的に仕事辞めさせられる。最終的に友人を全て失いましたとさ」
「……ごめんなさい。想像以上に地獄だった」
ひとりで自己完結することならよい。例えば職人が物を作るのなら、出来高なのはわかる。
だが営業とか運要素強いし売る商品にもよるわけで。
「ちなみに一番のノルマを叩き出すと、女王から投げキッスをもらえるそうですぞ」
「罰ゲームかな?」
「なのでみんな、一位の譲り合いをしているみたいですぞ」
ノルマ制のメリットすらかき消してるじゃねえか!
流石は勘違いうわきつきゃは女王……やってることが常人では理解できない。
「ほら、我が弟が最初にクズにした奴いただろ。ノルマが……ってうつろな目で呟いてたの。あんな生きたゾンビみたいな社畜を量産するんだよ、会社制とかノルマって」
「そ、それは嫌だね……ところで社畜って家畜の会社版?」
俺はカーマの問いにうなずく。
会社に飼いならされた者のことをさすのだから、あっているだろう。
「じゃあうちのドラゴンさんみたいなもの?」
「あんな好き放題やってる金ドラと社畜を一緒にするんじゃねぇ! あれのどこが家畜だ!?」
どこの世界に松阪牛を要求する家畜がいるか!
あの図太さがあれば社畜になんてなるわけもない。嬉々として雇い主に給与交渉とかしてくる奴らだぞ!?
「そういうわけでラスペラス国の女王は悪だ。あの女郎を何とかせねば、この世界は地獄へと変貌する。故に……弟はこれからもラスペラス国で稼働させる」
苦渋の決断だがやむをえまい。
我が弟の力で社畜を開放して、野生へと戻す必要がある。
全員が渇いたような笑みで頷いた。とうとうみんな、我が弟の恐ろしさを理解したらしい。
「そしてラスペラス国が我が弟への対応に苦戦している間に、俺達は防備を整えるのとレード山林地帯を再調査する!」
「質問がありますぞ。もし弟君が捕縛などされた場合、どうするのですぞ?」
「セバスチャン、よいことを教えてやろう。クズのメリットは、失っても欠片も痛くないことだ」
ようは使い捨てのコマである。
下手に弟を捕虜引き渡しとかされても困るし、その場合はいさぎよくラスペラス国に骨を埋めてもらおう。
まああの弟がそう簡単に捕まるとは思えんが……例え地獄の悪魔とでも笑って契約して、自分だけは助かるだろ。
「レード山林地帯の再調査とは、何をするつもりでござる?」
センダイが酒瓶を両手に、交互に口つけながら呟く。
……ついに酒の口内ブレンドまでし始めやがった。
「ジャイランドを覚えているな? あいつが普通の魔物とは思えないんだ。実はこの世界が滅ぶ可能性を示唆されてるんだが、その原因の可能性が……」
「なるほど……ひっく。アトラス殿、寝言は寝て言うものでござるよ」
「万年酔っ払いに言われたくねぇ!」
そりゃさ、この世界が滅ぶ可能性って何だよって話だけども!
でもうわきつ女王はともかく、【異世界ショップ】のミーレからも警告されたんだ。
おそらく本当に起こる可能性が高い。なら調査せざるを得ないのだ。
センダイは俺の顔をまじまじと見つめた後。
「ひっく。まあ本気なら従うでござるよ。確かにあの巨神には、不可思議な点もある故」
どうやらセンダイも納得してくれたようだ。
「では他に反対意見もないようなので、レード山林地帯の調査を行いますぞ。二日後に決行なので、各自準備を。各自食事代は銀貨一枚に抑えるように、それ以上は経費で出しませぬ」
「酒代は食事代に入るでござるか?」
「入るわけないですぞ! ご自分で用意ですぞ!」
「承知……」
「いやそもそも酒を持ってくるんじゃない!」
センダイが絶望的な表情をしている。いや入るわけないだろ……。
てか遠足か!? 確かに今のレード山林地帯は、東側除いてほぼ開発できていて安全だと思うけど……。
「ケーキは経費に入りますか!?」
「自腹でご用意お願いしますぞ」
「アイス……」
「同じですな。……そもそもどうやって持ってくるのですぞ?」
カーマとラークも撃沈して悲しい顔をしている。
完全に気分は遠足だなおい……確かに安全な山に調査なので、遊びに行くようなもんかもだが……。
「マシュマロは食事に入りますか?」
とうとうエフィルンまでボケ始めた。いやこれまでの流れで入らないに決まって。
「入りますぞ」
「入るの!? なんで!?」
セバスチャン!? お前まさか年がいもなくエフィルンのダブル巨大マシュマロに魅了されてっ……!
「簡単に食べれてお腹が膨れそうなので、携帯食としてアリですぞ」
い、言われてみれば確かに……お手軽に食べれて案外よいかも……。
少なくとも干し肉とかよりも味気あるしな……。
「ベビーカステラは食事に入る?」
「入りますぞ」
「えーっとえーっと……ねえあなた、ケーキで食事に入りそうなのない?」
「……一口サイズのパンケーキとかなら」
「アトラス殿、一口サイズの酒を」
「そんなもんねぇ!」
結局、各々が好きなお菓子を食事と言い張って持っていくことになった。
実に彩鮮やか過ぎる食事だなぁ……。
ちなみに後から知ったのだが、センダイは水筒に酒をいれてきて水分なので経費と言い張ったらしい……。
あいつ死ぬほどたくましいよな……ある意味ラスペラス国の社畜に見習わせたい。
身体全身をプールに入る時の消毒液に浸した後、屋敷の執務室に戻って執務をしていると。
「アトラス様。ラスペラス国に潜らせた間者から、調査結果が来ています。確かにかの国に会社、ノルマ、残業といった言葉が存在しています」
セバスチャンに頼んでいた調査の報告がされて、それを聞いた俺は拳を強く握って激怒する。
「……っ! あのきゃは女王め! やってはならないことをっ!」
ノルマ、社畜などを異世界にもたらした諸悪の権化!
なんて女郎だ! せっかくの異世界に地球の生々しい汚点を出してくるなんて絶対許せない!
うわきつめ! いろんな意味で吐き気を催す邪悪!
あの女王を倒さねばこの世界に未来はない!
「報告書を見る限り、画期的な考えだと思うけど……。仕事の成果に基づいて給料が変わるってことだよね?」
カーマがメリットだけを見て呟いている。
確かに利点もあるだろう。うわきつ女王が会社制を導入したのも、それによる経済の良化が狙いだ。
だが恐ろしいデメリットも隠されている。
「このバカ! ノルマはこの世界を地獄に変えるんだぞ! あれに比べれば弟のクズ化計画なんて屁でも……いやあれも社畜と対極の地獄だが……」
「地獄って……例えば?」
「不可能なノルマを渡して、親戚身内に商品売らせようとする。結局売れる知り合いをなくしていき、最終的に仕事辞めさせられる。最終的に友人を全て失いましたとさ」
「……ごめんなさい。想像以上に地獄だった」
ひとりで自己完結することならよい。例えば職人が物を作るのなら、出来高なのはわかる。
だが営業とか運要素強いし売る商品にもよるわけで。
「ちなみに一番のノルマを叩き出すと、女王から投げキッスをもらえるそうですぞ」
「罰ゲームかな?」
「なのでみんな、一位の譲り合いをしているみたいですぞ」
ノルマ制のメリットすらかき消してるじゃねえか!
流石は勘違いうわきつきゃは女王……やってることが常人では理解できない。
「ほら、我が弟が最初にクズにした奴いただろ。ノルマが……ってうつろな目で呟いてたの。あんな生きたゾンビみたいな社畜を量産するんだよ、会社制とかノルマって」
「そ、それは嫌だね……ところで社畜って家畜の会社版?」
俺はカーマの問いにうなずく。
会社に飼いならされた者のことをさすのだから、あっているだろう。
「じゃあうちのドラゴンさんみたいなもの?」
「あんな好き放題やってる金ドラと社畜を一緒にするんじゃねぇ! あれのどこが家畜だ!?」
どこの世界に松阪牛を要求する家畜がいるか!
あの図太さがあれば社畜になんてなるわけもない。嬉々として雇い主に給与交渉とかしてくる奴らだぞ!?
「そういうわけでラスペラス国の女王は悪だ。あの女郎を何とかせねば、この世界は地獄へと変貌する。故に……弟はこれからもラスペラス国で稼働させる」
苦渋の決断だがやむをえまい。
我が弟の力で社畜を開放して、野生へと戻す必要がある。
全員が渇いたような笑みで頷いた。とうとうみんな、我が弟の恐ろしさを理解したらしい。
「そしてラスペラス国が我が弟への対応に苦戦している間に、俺達は防備を整えるのとレード山林地帯を再調査する!」
「質問がありますぞ。もし弟君が捕縛などされた場合、どうするのですぞ?」
「セバスチャン、よいことを教えてやろう。クズのメリットは、失っても欠片も痛くないことだ」
ようは使い捨てのコマである。
下手に弟を捕虜引き渡しとかされても困るし、その場合はいさぎよくラスペラス国に骨を埋めてもらおう。
まああの弟がそう簡単に捕まるとは思えんが……例え地獄の悪魔とでも笑って契約して、自分だけは助かるだろ。
「レード山林地帯の再調査とは、何をするつもりでござる?」
センダイが酒瓶を両手に、交互に口つけながら呟く。
……ついに酒の口内ブレンドまでし始めやがった。
「ジャイランドを覚えているな? あいつが普通の魔物とは思えないんだ。実はこの世界が滅ぶ可能性を示唆されてるんだが、その原因の可能性が……」
「なるほど……ひっく。アトラス殿、寝言は寝て言うものでござるよ」
「万年酔っ払いに言われたくねぇ!」
そりゃさ、この世界が滅ぶ可能性って何だよって話だけども!
でもうわきつ女王はともかく、【異世界ショップ】のミーレからも警告されたんだ。
おそらく本当に起こる可能性が高い。なら調査せざるを得ないのだ。
センダイは俺の顔をまじまじと見つめた後。
「ひっく。まあ本気なら従うでござるよ。確かにあの巨神には、不可思議な点もある故」
どうやらセンダイも納得してくれたようだ。
「では他に反対意見もないようなので、レード山林地帯の調査を行いますぞ。二日後に決行なので、各自準備を。各自食事代は銀貨一枚に抑えるように、それ以上は経費で出しませぬ」
「酒代は食事代に入るでござるか?」
「入るわけないですぞ! ご自分で用意ですぞ!」
「承知……」
「いやそもそも酒を持ってくるんじゃない!」
センダイが絶望的な表情をしている。いや入るわけないだろ……。
てか遠足か!? 確かに今のレード山林地帯は、東側除いてほぼ開発できていて安全だと思うけど……。
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「アイス……」
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カーマとラークも撃沈して悲しい顔をしている。
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「マシュマロは食事に入りますか?」
とうとうエフィルンまでボケ始めた。いやこれまでの流れで入らないに決まって。
「入りますぞ」
「入るの!? なんで!?」
セバスチャン!? お前まさか年がいもなくエフィルンのダブル巨大マシュマロに魅了されてっ……!
「簡単に食べれてお腹が膨れそうなので、携帯食としてアリですぞ」
い、言われてみれば確かに……お手軽に食べれて案外よいかも……。
少なくとも干し肉とかよりも味気あるしな……。
「ベビーカステラは食事に入る?」
「入りますぞ」
「えーっとえーっと……ねえあなた、ケーキで食事に入りそうなのない?」
「……一口サイズのパンケーキとかなら」
「アトラス殿、一口サイズの酒を」
「そんなもんねぇ!」
結局、各々が好きなお菓子を食事と言い張って持っていくことになった。
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ちなみに後から知ったのだが、センダイは水筒に酒をいれてきて水分なので経費と言い張ったらしい……。
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