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心は意外と純粋、身体は意外に素直 5
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※ここより本番
物が余りない小綺麗なリビングを抜けて横にある戸を開けると、やはり物が少ない寝室があった。本当、ぱっと見目に入るのはベッドとベッドサイドに置かれた何やら木の置物だけで。
「とりあえず、ベッド…」
「ん、どうぞ。ライトは?」
「んと、これ」
「嘘でしょ。朔さん実はオシャレなの?」
「失礼すぎねぇか…?あんまり明るいの好きじゃねぇんだよ…」
チッと舌打ちをして腕で手を隠す朔の顔は少しばかり朱に染まっている。
部屋のライトが無いと思ったが、先程の木の置物は間接照明だったようだ。僅かに明るくなった部屋で、今度は自分の意思で抱かれてくれるつもりなのだろうか。
興奮で心がざわつく。目が爛々と輝き捕食する獣のような目つきになっているに違いない。
「オレ、優しくできるかわかんない、今日」
「知るかよ…一回目も俺からすりゃ碌でもねぇ記憶だわ」
「同じ?」
「同じ…みたいなもんだ」
記憶があるだけ全然違うのだが、やる事は変わらないのだし…。
あまりにも恥ずかしくて服を自分で脱ごうと力の入らない手でもたもたとシャツのボタンを外そうとする。ネクタイは力が入らなさ過ぎて諦めた。諦めたら暁良がシュルシュルと解くから、多分全部脱がされるんだろうなと途中からは大人しく脱がされることにしたが、最後の最後のでシャツのボタンは弾け飛んでいった。
絶対許さない。俺、そういうのできないのにクソが。
「ボタ、お前…!」
「そんくらい、オレが直してやるからちょっと黙って」
「お、おぅ…」
いつも…と言っても会うのは二回目だが、こんなことを言う印象ではなかったので思わず黙る。特別格好いいタイプではない表情だが、余裕のない表情というのはいいものかもしれない。あれだけ余裕のあるチャラい喋りをする人間が、犬ならいっそ唸ってそうなほど余裕なく人の服を脱がしている。
「そんなに、ん、ッ…ヤリたいもん…?」
本来淡白である朔からすれば、今の自分の状況も暁良の興奮している表情も不思議でたまらなかった。自身も一度出しているとはいえ主張は相変わらずしているのだが、興奮しているかと言われたら分からない。
「はっ、それ朔さんが言うの?こんなにしておいて、さ」
「うぁっ…!膝、やめろバカァ…ッ!」
「これでヤらなくていい、とは言わせないよ」
「そんッ…な、もんか?」
押し倒されたままで話す朔は思わず首を小さく傾げ暁良を見上げた。その姿はまるで純粋な目で、思わずカッとなる。
「そんなもんだよ。とりあえず、また可愛く鳴いて…ね?」
そこからはあっという間だった。下も全て乱暴に脱がされ驚く余裕も静止する時間も無いままに秘部へと手は伸びて、相変わらず持ち歩いているらしいジェルローションを足した指でグチュグチュとナカを擦られる。
「イッ…つ、めた…んぅぅ…!」
店にいた時から疼いていた場所をすりすりと撫でられ腰がヒクヒクと跳ねてもっとと無意識に強請ってしまう。
目を瞑って首を振りながら耐えようとしても、時折強く押されては目を見開き雄の顔を見せる暁良を見てしまって胸が何故だか切なく締め付けられる。合わせるようにナカも絞めつけてしまい何だか急に恥ずかしくなってきて腕を顔の前でクロスさせて隠す。
「ははっ、恥ずかしくなってきちゃった…?いいよ、隠してて。その内隠せなくなるだろうから」
朔も知らないうちに指は増やされていて、指だけなのに感じる強い快感に腕の隙間から涙が流れた。
「も、むりぃ…!やめ、やめろってぇ!」
「えー、やめるのは流石に無しでしょ…。じゃあ指はやめよっか」
声音だけで分かる楽しそうな声に本能的に恐怖を感じて体が震える。思わず腕を外して暁良を見ると興奮して隆起し切ったペニスが目に入り思わず見入ってしまった。
「これ、ココに入るんだよ?よく見ててね」
「は…?あっ、え?アァァッ!」
腰を持たれ柔らかい先端を感じたと思ったら散々解されたアヌスは嬉しそうに飲み込みんで奥まで入り込む。押し潰されて擦られる前立腺への刺激で先走りを射精のように吐き出し強く肉棒を絞めつけた。
「んっ…挿入れただけでイッちゃったの?朔さん…これで、ッ淡白とか、嘘でしょ…!」
「ひぁっ、あっ、嘘、うそじゃ、ないぃぃ!セックス、そんな…、あぁんッ!好きじゃ、な、ぃ…!」
「だったら、オレにだけって、ことで、いい?」
ズンズンと突き上げ最早自分の為だけに腰を振りながら、それでも律儀に感じてふわふわのナカでキュウキュウと自分の雄を撫で上げてくるのだからそれが本当ならたまらなかった。
物が余りない小綺麗なリビングを抜けて横にある戸を開けると、やはり物が少ない寝室があった。本当、ぱっと見目に入るのはベッドとベッドサイドに置かれた何やら木の置物だけで。
「とりあえず、ベッド…」
「ん、どうぞ。ライトは?」
「んと、これ」
「嘘でしょ。朔さん実はオシャレなの?」
「失礼すぎねぇか…?あんまり明るいの好きじゃねぇんだよ…」
チッと舌打ちをして腕で手を隠す朔の顔は少しばかり朱に染まっている。
部屋のライトが無いと思ったが、先程の木の置物は間接照明だったようだ。僅かに明るくなった部屋で、今度は自分の意思で抱かれてくれるつもりなのだろうか。
興奮で心がざわつく。目が爛々と輝き捕食する獣のような目つきになっているに違いない。
「オレ、優しくできるかわかんない、今日」
「知るかよ…一回目も俺からすりゃ碌でもねぇ記憶だわ」
「同じ?」
「同じ…みたいなもんだ」
記憶があるだけ全然違うのだが、やる事は変わらないのだし…。
あまりにも恥ずかしくて服を自分で脱ごうと力の入らない手でもたもたとシャツのボタンを外そうとする。ネクタイは力が入らなさ過ぎて諦めた。諦めたら暁良がシュルシュルと解くから、多分全部脱がされるんだろうなと途中からは大人しく脱がされることにしたが、最後の最後のでシャツのボタンは弾け飛んでいった。
絶対許さない。俺、そういうのできないのにクソが。
「ボタ、お前…!」
「そんくらい、オレが直してやるからちょっと黙って」
「お、おぅ…」
いつも…と言っても会うのは二回目だが、こんなことを言う印象ではなかったので思わず黙る。特別格好いいタイプではない表情だが、余裕のない表情というのはいいものかもしれない。あれだけ余裕のあるチャラい喋りをする人間が、犬ならいっそ唸ってそうなほど余裕なく人の服を脱がしている。
「そんなに、ん、ッ…ヤリたいもん…?」
本来淡白である朔からすれば、今の自分の状況も暁良の興奮している表情も不思議でたまらなかった。自身も一度出しているとはいえ主張は相変わらずしているのだが、興奮しているかと言われたら分からない。
「はっ、それ朔さんが言うの?こんなにしておいて、さ」
「うぁっ…!膝、やめろバカァ…ッ!」
「これでヤらなくていい、とは言わせないよ」
「そんッ…な、もんか?」
押し倒されたままで話す朔は思わず首を小さく傾げ暁良を見上げた。その姿はまるで純粋な目で、思わずカッとなる。
「そんなもんだよ。とりあえず、また可愛く鳴いて…ね?」
そこからはあっという間だった。下も全て乱暴に脱がされ驚く余裕も静止する時間も無いままに秘部へと手は伸びて、相変わらず持ち歩いているらしいジェルローションを足した指でグチュグチュとナカを擦られる。
「イッ…つ、めた…んぅぅ…!」
店にいた時から疼いていた場所をすりすりと撫でられ腰がヒクヒクと跳ねてもっとと無意識に強請ってしまう。
目を瞑って首を振りながら耐えようとしても、時折強く押されては目を見開き雄の顔を見せる暁良を見てしまって胸が何故だか切なく締め付けられる。合わせるようにナカも絞めつけてしまい何だか急に恥ずかしくなってきて腕を顔の前でクロスさせて隠す。
「ははっ、恥ずかしくなってきちゃった…?いいよ、隠してて。その内隠せなくなるだろうから」
朔も知らないうちに指は増やされていて、指だけなのに感じる強い快感に腕の隙間から涙が流れた。
「も、むりぃ…!やめ、やめろってぇ!」
「えー、やめるのは流石に無しでしょ…。じゃあ指はやめよっか」
声音だけで分かる楽しそうな声に本能的に恐怖を感じて体が震える。思わず腕を外して暁良を見ると興奮して隆起し切ったペニスが目に入り思わず見入ってしまった。
「これ、ココに入るんだよ?よく見ててね」
「は…?あっ、え?アァァッ!」
腰を持たれ柔らかい先端を感じたと思ったら散々解されたアヌスは嬉しそうに飲み込みんで奥まで入り込む。押し潰されて擦られる前立腺への刺激で先走りを射精のように吐き出し強く肉棒を絞めつけた。
「んっ…挿入れただけでイッちゃったの?朔さん…これで、ッ淡白とか、嘘でしょ…!」
「ひぁっ、あっ、嘘、うそじゃ、ないぃぃ!セックス、そんな…、あぁんッ!好きじゃ、な、ぃ…!」
「だったら、オレにだけって、ことで、いい?」
ズンズンと突き上げ最早自分の為だけに腰を振りながら、それでも律儀に感じてふわふわのナカでキュウキュウと自分の雄を撫で上げてくるのだからそれが本当ならたまらなかった。
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