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帝国編
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「もう十分だろう、マルディチル公」
「おや?」
乱暴に伸ばしてきたボルボン公の手を遮るように、コシモがドナロッテを背中に隠した。
「断りもなく淑女に触れようとは、ボルボン公。いつもの完璧なマナーはどうしたのですか?」
宙を切った手を硬く握りしめて、ふぅ、とボルボン公が息を漏らしてから、穏やかに微笑んだ。
「何を言っているのだね、マルディチル公? 私とドナロッテの仲だ。ドナロッテを子どもの頃からみてきたのだから、気兼ねなく彼女に触れることくらい、普通だがね」
「長年面倒を見てきたから親密に触れてもいい、と? ふぅん、ずいぶんと恩着せがましいことを言いますね」
「……恩着せがましい?」
こめかみに青筋を立てかけたボルボン公が、急きょ爽やかな笑声をあげた。
「ああ、たしかに多少恩着せがましく聞こえるかも知れないが、このくらい許される範囲内ではないかね? なにせ、私がドナロッテを引き取り、その教育に心を砕いていなければ、ドナロッテは帝国の立派な騎士になれなかったからね」
「ああ、たしかに女騎士の礼儀作法はまったく申し分ないです。一挙手一投足が耽美なまでに磨き抜かれていて、まるで公の理想とする女に仕立てーー」
「なあ、戯言ばかりをいうと場が冷めてしまうよ、マルディチル公」
押し殺した低い声でボルボン公がコシモの発言を遮った。
激情の波に堪えているのか、その口の端はひくひくと小刻みに痙攣しはじめている。
「君のお母様のことは気の毒に思っているのだがね、マルディチル公。ただ私とは関係ないと何度も言ったじゃないか。いつまで私の周りを嗅ぎまわって、私を困らせるつもりだい? いい加減やめてくれないと、私なりに考えなくてはならなくなるがねっ」
怒りに顔を赤黒く染めたボルボン公を揶揄うように、コシモがニヤリと笑う。
「くふふ、怖いこわい。具体的に事故の偽装以外、公は私に何ができるというのです?」
いつも通り人を嘲弄するような口調だが、その蒼い瞳の奥には憤恨の色が渦巻いていた。
数秒ほど睨みあってから、ボルボン公は一歩後方へ下がる。
「失敬。君は昔から繊細だと分かっていながら、大人げないことを言ってしまったね、マルディチル公。君の境遇からしてこの性格は無理もない。あまりにも早い再婚でひどい汚名を着せられたまま、再婚相手にはめられ、お母様を殺害されるとは、本当に気の毒だと思っているんだがね。しかし何度聞いても答えは一緒だ、私は君のお母様の事故とは関与していない」
一瞬、コシモの顔から表情が消えた。
ふぅん、と鼻先の皮肉な笑いは、いつもの傲慢さを帯びていなく、冷たいほど淋しく響いた。
「まあ、私も少し言いすぎました。ただ、入場する前たまたま耳に入った噂があってですね、なんでも、ボルボン公が女騎士を強引に帝国に招待したのだとか何とか。これが事実なら、もしかして私の知らない女騎士の価値があるのかもと、気になったのですよ」
強引、という言葉に微かな動揺がドナロッテを襲った。
それを鎮めるように、ボルボン公が一段と明るい声で言った。
「あはは、なんだそれは。根も葉もない話だね? ドナロッテは公国男爵家の養女だ。それ以上でもそれ以下でもない」
「ふぅん、本当にそうなら、調べる必要はなさそうですね」
「ああ、まったくないがね」
「ふぅん」
「あはは、そんなに気になるなら、自由に調べなさい、マルディチル公。ただ、私がドナロッテの才能を見こんで、公国から少し強引に引き取ったのは本当だがね」
ドナロッテの様子を確かめるように、ボルボン公がその顔に眸を向けた時、
「ああ、本当に強引だ! いい加減娘を返してもらいたい」
三人の間に、無骨な大男が割って入ってきた。
「お父様、……!」
ドナロッテを傍に引きよせて、ロレンはちらりとコシモを見てから、ボルボン公を睨みつけた。
長身のドナロッテより頭二つ分ほど大きく、重たそうな鎧を着こなすロレンの強い気迫に、弛緩しかけた場の空気が瞬時に締まった。
「……ベディ卿、久しぶり。元気そうだね」
数秒間の奇妙な静寂を打ち破ったのは、ボルボン公だ。
「閣下こそ、ご息災で。と、挨拶はこのくらいに。和平条約が十年経った今、約束どおりそろそろ娘を返してもらおうかな?」
「あはは、人聞きの悪い言葉を使わないでくれるかね、ベディ卿。私はドナロッテによりよい教育を与えたいだけで、別に拘束などしていないんだがね」
「閣下のおっしゃる通りでございます、お父様、……! ご厚意で貴族の正しい立ち振る舞いをみちびーー」
「だからお前は貴族ではないって言ったじゃないか! もう貴族になろうとするな!」
ドナロッテを遮るロレンの怒号に、その場の雑音が一瞬だけ飛んだ。
ややあって、上級貴族たちの低い忍び笑いが飛び交い、不服そうにドナロッテが下唇を強く噛んだ。
「法律上、養女でも立派な貴族ですよ、男爵」
コシモの素っ気ない声が地面を這う。
その顔に少し不快そうな表情が浮かんでいる。
ーーもしかして、わたしのために怒ってくれている、……?
「血筋とかこだわる人もいますが、女騎士は血筋だけの、薄汚い令嬢より遥かに高貴で貴族らしいですよ」
言いながらコシモはドナロッテの肩を抱き寄せて、背後からぎゅっと体を密着させた。
ーーふわぁ、近い近いちかいっ!
「これから女騎士は私と婚約して、結婚するのですから、いやでも貴族になってしまいますよ、男爵」
ーーちがう、お父様はそういう意味じゃ、ぁ~~~~っ!
太い喉の振動が耳たぶをくすぐって、ぽっぽっとドナロッテの頭上から湯気が噴き上がり、思考が中途半端に乱れた。
唐突な求婚の言葉に、貴族らがぎょっと目を白黒させてお互いの顔を見合わせた。
「冗談はほどほどにしなさい、マルディチル公!」
「くふふ。男爵ならまだしも、あなたまで皇帝の前で声を荒げるとは、気品が落ちたものですね、ボルボン公」
場の視線は大広間の中央奥に集中する。
豪華な天蓋付きの椅子に鎮座し、皇帝は軽く手を振って、気にしない意を示す。
その顔には奇妙なほど無邪気な笑顔があり、すっかり興奮している様子で、コシモに視線を注いでいる。
後日また話の続きをしよう、とボルボン公は往生際よく引きさがって、自分の席にもどった。
「男爵、正式な書類は侍従に持たせていきます」
コシモにそう告げられるが、ロレンは渋面のまま肯定もせず、否定もしなかった。
決定権はドナロッテに委ねる、という視線をドナロッテに送ると、ロレンは無言で自分の席へと戻っていった。
間が悪くなり、少し散歩しよう、とドナロッテはコシモに庭園まで引っ張り出されて、すっかり混乱したままただただその隣を歩く。
コシモの掌が背中に触れる度、ひやっとドナロッテの躰がすくみあがる。
コシモとの婚姻は、ドナロッテにとっては望んでも叶わないものだ。
ベディ家を思うなら、無条件で受け入れるべき、なのだが。
ーー無理だ。隠し通せない。……恥をかかされる前に、はっきり断らないと、……っ
「あの、……閣下」
湿った石畳から目線を上げた時、アーチ門の横からきらりと鉄の鈍い光が見えて、ドナロッテが咄嗟に手を伸ばした。
「んっ」
刺された感覚とともに、腕から焼け付くような痛みが走る。
勢いよく針らしきものを奪いとると、ぐらり、とドナロッテが片膝をつく。
「女騎士! どうしました⁇ 」
「ひぃっ!」
暗闇の中に伯爵令嬢の真っ青な顔があった。
「……あなた! 何をした⁈」
「わ、わたくしっ、わたくしは、知りません、……ええ、そうですわ! すべてコシモ様が悪いのです、コシモ様がいけないのです! わたくしが、あなたさまをこんなにも、こんなにも! お慕いしておりますのに、……!」
耳をつん裂く女の悲鳴を最後に、ドナロッテは意識を手放した。
「おや?」
乱暴に伸ばしてきたボルボン公の手を遮るように、コシモがドナロッテを背中に隠した。
「断りもなく淑女に触れようとは、ボルボン公。いつもの完璧なマナーはどうしたのですか?」
宙を切った手を硬く握りしめて、ふぅ、とボルボン公が息を漏らしてから、穏やかに微笑んだ。
「何を言っているのだね、マルディチル公? 私とドナロッテの仲だ。ドナロッテを子どもの頃からみてきたのだから、気兼ねなく彼女に触れることくらい、普通だがね」
「長年面倒を見てきたから親密に触れてもいい、と? ふぅん、ずいぶんと恩着せがましいことを言いますね」
「……恩着せがましい?」
こめかみに青筋を立てかけたボルボン公が、急きょ爽やかな笑声をあげた。
「ああ、たしかに多少恩着せがましく聞こえるかも知れないが、このくらい許される範囲内ではないかね? なにせ、私がドナロッテを引き取り、その教育に心を砕いていなければ、ドナロッテは帝国の立派な騎士になれなかったからね」
「ああ、たしかに女騎士の礼儀作法はまったく申し分ないです。一挙手一投足が耽美なまでに磨き抜かれていて、まるで公の理想とする女に仕立てーー」
「なあ、戯言ばかりをいうと場が冷めてしまうよ、マルディチル公」
押し殺した低い声でボルボン公がコシモの発言を遮った。
激情の波に堪えているのか、その口の端はひくひくと小刻みに痙攣しはじめている。
「君のお母様のことは気の毒に思っているのだがね、マルディチル公。ただ私とは関係ないと何度も言ったじゃないか。いつまで私の周りを嗅ぎまわって、私を困らせるつもりだい? いい加減やめてくれないと、私なりに考えなくてはならなくなるがねっ」
怒りに顔を赤黒く染めたボルボン公を揶揄うように、コシモがニヤリと笑う。
「くふふ、怖いこわい。具体的に事故の偽装以外、公は私に何ができるというのです?」
いつも通り人を嘲弄するような口調だが、その蒼い瞳の奥には憤恨の色が渦巻いていた。
数秒ほど睨みあってから、ボルボン公は一歩後方へ下がる。
「失敬。君は昔から繊細だと分かっていながら、大人げないことを言ってしまったね、マルディチル公。君の境遇からしてこの性格は無理もない。あまりにも早い再婚でひどい汚名を着せられたまま、再婚相手にはめられ、お母様を殺害されるとは、本当に気の毒だと思っているんだがね。しかし何度聞いても答えは一緒だ、私は君のお母様の事故とは関与していない」
一瞬、コシモの顔から表情が消えた。
ふぅん、と鼻先の皮肉な笑いは、いつもの傲慢さを帯びていなく、冷たいほど淋しく響いた。
「まあ、私も少し言いすぎました。ただ、入場する前たまたま耳に入った噂があってですね、なんでも、ボルボン公が女騎士を強引に帝国に招待したのだとか何とか。これが事実なら、もしかして私の知らない女騎士の価値があるのかもと、気になったのですよ」
強引、という言葉に微かな動揺がドナロッテを襲った。
それを鎮めるように、ボルボン公が一段と明るい声で言った。
「あはは、なんだそれは。根も葉もない話だね? ドナロッテは公国男爵家の養女だ。それ以上でもそれ以下でもない」
「ふぅん、本当にそうなら、調べる必要はなさそうですね」
「ああ、まったくないがね」
「ふぅん」
「あはは、そんなに気になるなら、自由に調べなさい、マルディチル公。ただ、私がドナロッテの才能を見こんで、公国から少し強引に引き取ったのは本当だがね」
ドナロッテの様子を確かめるように、ボルボン公がその顔に眸を向けた時、
「ああ、本当に強引だ! いい加減娘を返してもらいたい」
三人の間に、無骨な大男が割って入ってきた。
「お父様、……!」
ドナロッテを傍に引きよせて、ロレンはちらりとコシモを見てから、ボルボン公を睨みつけた。
長身のドナロッテより頭二つ分ほど大きく、重たそうな鎧を着こなすロレンの強い気迫に、弛緩しかけた場の空気が瞬時に締まった。
「……ベディ卿、久しぶり。元気そうだね」
数秒間の奇妙な静寂を打ち破ったのは、ボルボン公だ。
「閣下こそ、ご息災で。と、挨拶はこのくらいに。和平条約が十年経った今、約束どおりそろそろ娘を返してもらおうかな?」
「あはは、人聞きの悪い言葉を使わないでくれるかね、ベディ卿。私はドナロッテによりよい教育を与えたいだけで、別に拘束などしていないんだがね」
「閣下のおっしゃる通りでございます、お父様、……! ご厚意で貴族の正しい立ち振る舞いをみちびーー」
「だからお前は貴族ではないって言ったじゃないか! もう貴族になろうとするな!」
ドナロッテを遮るロレンの怒号に、その場の雑音が一瞬だけ飛んだ。
ややあって、上級貴族たちの低い忍び笑いが飛び交い、不服そうにドナロッテが下唇を強く噛んだ。
「法律上、養女でも立派な貴族ですよ、男爵」
コシモの素っ気ない声が地面を這う。
その顔に少し不快そうな表情が浮かんでいる。
ーーもしかして、わたしのために怒ってくれている、……?
「血筋とかこだわる人もいますが、女騎士は血筋だけの、薄汚い令嬢より遥かに高貴で貴族らしいですよ」
言いながらコシモはドナロッテの肩を抱き寄せて、背後からぎゅっと体を密着させた。
ーーふわぁ、近い近いちかいっ!
「これから女騎士は私と婚約して、結婚するのですから、いやでも貴族になってしまいますよ、男爵」
ーーちがう、お父様はそういう意味じゃ、ぁ~~~~っ!
太い喉の振動が耳たぶをくすぐって、ぽっぽっとドナロッテの頭上から湯気が噴き上がり、思考が中途半端に乱れた。
唐突な求婚の言葉に、貴族らがぎょっと目を白黒させてお互いの顔を見合わせた。
「冗談はほどほどにしなさい、マルディチル公!」
「くふふ。男爵ならまだしも、あなたまで皇帝の前で声を荒げるとは、気品が落ちたものですね、ボルボン公」
場の視線は大広間の中央奥に集中する。
豪華な天蓋付きの椅子に鎮座し、皇帝は軽く手を振って、気にしない意を示す。
その顔には奇妙なほど無邪気な笑顔があり、すっかり興奮している様子で、コシモに視線を注いでいる。
後日また話の続きをしよう、とボルボン公は往生際よく引きさがって、自分の席にもどった。
「男爵、正式な書類は侍従に持たせていきます」
コシモにそう告げられるが、ロレンは渋面のまま肯定もせず、否定もしなかった。
決定権はドナロッテに委ねる、という視線をドナロッテに送ると、ロレンは無言で自分の席へと戻っていった。
間が悪くなり、少し散歩しよう、とドナロッテはコシモに庭園まで引っ張り出されて、すっかり混乱したままただただその隣を歩く。
コシモの掌が背中に触れる度、ひやっとドナロッテの躰がすくみあがる。
コシモとの婚姻は、ドナロッテにとっては望んでも叶わないものだ。
ベディ家を思うなら、無条件で受け入れるべき、なのだが。
ーー無理だ。隠し通せない。……恥をかかされる前に、はっきり断らないと、……っ
「あの、……閣下」
湿った石畳から目線を上げた時、アーチ門の横からきらりと鉄の鈍い光が見えて、ドナロッテが咄嗟に手を伸ばした。
「んっ」
刺された感覚とともに、腕から焼け付くような痛みが走る。
勢いよく針らしきものを奪いとると、ぐらり、とドナロッテが片膝をつく。
「女騎士! どうしました⁇ 」
「ひぃっ!」
暗闇の中に伯爵令嬢の真っ青な顔があった。
「……あなた! 何をした⁈」
「わ、わたくしっ、わたくしは、知りません、……ええ、そうですわ! すべてコシモ様が悪いのです、コシモ様がいけないのです! わたくしが、あなたさまをこんなにも、こんなにも! お慕いしておりますのに、……!」
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