4 / 45
影絵芝居 ③
しおりを挟む
かっかと胸が熱くなり不意に固まると、額に密着する感触が伝わってきた。ああ、いつも通り額を寄せてきただけか。びっくりしたわ……。
こっそりほっと胸を撫でおろす。
セルンに悩まなくていいと言われたが、それでも婚約している身でニロと唇を重ねることに負い目を感じてしまう。
「……すまない。フェーリ」
長いまつ毛をあげて、ニロは真顔で私を見つめてきた。
(……どうして謝るの?)
「ああ、……ふむ。この間、余が己を制御できなかったゆえ、お前に負担をかけてしまったろう……」
(……私に負担?)
「ふむ……。この数日間、お前はよく眠れなかったであろう? ……余との、せ、接吻のことで……」
やや赤みの帯びた頬でニロが答えた。
え、悩みのことがバレてしまったの? 必死に考えないようにしていたのに、どうして……?
「フェーリ。お前は余から隠し事をしないと約束したであろう?」
いまの思考が伝わったのか、ニロに困った顔をされた。
『とにかく今後は余に隠し事をするな、何かあったら真っ先に相談したまえ』
8年まえ、指切りでニロとそう約束したわ。そうか、それでニロが怒ったのか……。
「余はもう二度とお前を困らせない。ゆえにしかと婚約を解消させてから、お前の唇に触れる」
そう言うとニロは私の小指に自分の小指を絡めて、上下にふった。
「これは約束だ」
真剣な眼差し。
ちらちらと揺れる蝋燭の火を映すニロの瞳は、宝石のように透き通って、異様に輝いてみえた。
(……ありがとう、ニロ。そして約束を守らなくてごめんね……)
覚えているけれど、あれはニロに言える相談ではなかった……。
「謝るな、フェーリ。約束を忘れたわけではなかろう?」
(うん……)
思考だけではなく、なぜだかニロにはすべての心情を把握されているような気がする。
「……お前に嫌な思いをさせてすまなかった」
私の頬を包み込んで、ニロは囁いた。
悲しそうな顔……。罪悪感で眠れなかったのは本当だけれど、よかったと思うこともあるのに……。
「いやな、思い、だけじゃない……」
「……ん?」
頑張って唇を動かすと、その声に反応してニロは首をひねった。
いまは恥ずかしがっている場合じゃない。ここはちゃんとニロに伝えないと……。
「ニロの、気持ち。……知れて、嬉し、かった……」
思い切って言ったけど、やっぱ恥ずかしい……!
ドクドクと早鐘のような脈打ちが伝わり、少しでもその音を鎮めようと息を止めたら、ドスン、と音を立てて、ニロが床に座り込んだ。
「ニロ、大丈夫……?」
「……近くにくるな。フェーリ」
自分の膝を抱えて、ニロは顔を埋めた。
その首筋はなぜかリンゴのように赤くなっている。
「……どうしたの?」
ニロの肩に手をかけて問いかければ、ちらりと腕の隙間から熱っぽい銀の視線を感じた。
「また、制御が効かなくなるゆえ、余の近くにくるな……」
制御が効かなくなるって、つまり……っ。
ドキンと飛び上がって、ニロから距離をとった。
顔が熱い。きっと真っ赤だよどうしよう……。
悶えていれば、しぃんと奇妙な沈黙が流れた。
うっ、ニロが固まってるわ。
先に声をかけるべきだよね? ……いや、ここは黙って待つべき、かな……?
前世から恋愛経験がないから、この場合どうすればいいのかわからないよ……って、恋愛⁇ で、でも私とニロは、別に……っ。
混乱しながらつくねんと座っていれば、目の前にニロの手が伸びてきた。
「フェーリ。ち、……んんっ。……ちとだけ、お前の手を繋いでも、よいか……?」
顔を半分腕にうずめたまま、ニロは私の様子をうかがった。あれ、ニロも真っ赤だ……。
いつもと違う。少し甘いその雰囲気にふわっと胸が揺れる。
「だめ、なのか……?」
恥ずかしくて、つい無言でいると、再びニロの声が響いた。
はじめから戸惑うことなんてないのに、すぐに返事が出なかった。おずおずする自分をここまで嫌だと思ったことはない。もっと素直になれと勇気をふりしぼり、声を出した。
「ダメ、じゃない……」
もじもじと手を差し出せば、ニロはホッとしたように熱い息をこぼした。
うっ、震えが止まらない……。
瞳を絡ませあい、二人の指先が触れる。
とたん、ピリッとした甘い痺れが背筋まで駆け抜けた。
「…………っ」
え、なにこれ。静電気……?
息を呑み、思わず手を引っ込めようとしたが、がしっとニロに掴まれた。見あげれば、そこには堪え難そうな表情があった。
(ニロ……?)
動揺する私をみすえて、
「……すまない、フェーリ。……ちと、だけ…っ」
ごくりとニロの喉が動いた。
その目元はほんのり朱く染まっている。
(ちょっとって、なに……)
ニロは返事をせず、ただ桃色の唇を甘噛みして、距離を迫ってきた。
心の中で予想がつき、罪悪感と期待に胸が躍りだす。
うそ。でも、そんな……。さっき、約束したばかり、だから……。
じぃと身をこわばらせていれば、鼻先にニロの唇が触れ、チュッと小さな水音がなった。
あれ? と目をしばたたかせる私をみて、ニロは甘く微笑んだ。
「フェーリ。あいし──」
「──うわぁあ! お化けだ!」
「ええええっ!!」
「!」
ニロの声をかき消すように、塔の中に悲鳴がかちあった。驚いてすっくと立ち上がると、目の前にはわなわなと震える小さな人影が見えた。
小麦色の肌……地元の子供たちなのかな……?
そうして呆然と彼らを見つめていると。
「うぁああ……! もう二度と壁に落書きしないから許してぇ……!」
男の子が鼻水を垂らしてそう叫ぶと、後ろにいる女の子もポロポロと大粒の涙をこぼし始めた。
「嫌だあ! ベイサの島に行きたくない……!」
「飴さんあげりゅから……連れて行かにゃいで……うぇーん」
と一番幼く見える男児がひっくひっく泣き出した。
ベイサ……これは南に伝わる怪談の一つで、悪戯っ子を死者の島へ連れて行くお化けのことだよね。白い顔で手を長く伸ばせるから、先に逃げ出した子から捕まれると本に書いてあったわ。
「あげりゅ……。これで全部、グスッ……」
とポケットから飴を取り出した男児は潤んだ茶色の瞳で私を仰ぎ見る。
それ、なんで私に差し出すの……?
こっそりほっと胸を撫でおろす。
セルンに悩まなくていいと言われたが、それでも婚約している身でニロと唇を重ねることに負い目を感じてしまう。
「……すまない。フェーリ」
長いまつ毛をあげて、ニロは真顔で私を見つめてきた。
(……どうして謝るの?)
「ああ、……ふむ。この間、余が己を制御できなかったゆえ、お前に負担をかけてしまったろう……」
(……私に負担?)
「ふむ……。この数日間、お前はよく眠れなかったであろう? ……余との、せ、接吻のことで……」
やや赤みの帯びた頬でニロが答えた。
え、悩みのことがバレてしまったの? 必死に考えないようにしていたのに、どうして……?
「フェーリ。お前は余から隠し事をしないと約束したであろう?」
いまの思考が伝わったのか、ニロに困った顔をされた。
『とにかく今後は余に隠し事をするな、何かあったら真っ先に相談したまえ』
8年まえ、指切りでニロとそう約束したわ。そうか、それでニロが怒ったのか……。
「余はもう二度とお前を困らせない。ゆえにしかと婚約を解消させてから、お前の唇に触れる」
そう言うとニロは私の小指に自分の小指を絡めて、上下にふった。
「これは約束だ」
真剣な眼差し。
ちらちらと揺れる蝋燭の火を映すニロの瞳は、宝石のように透き通って、異様に輝いてみえた。
(……ありがとう、ニロ。そして約束を守らなくてごめんね……)
覚えているけれど、あれはニロに言える相談ではなかった……。
「謝るな、フェーリ。約束を忘れたわけではなかろう?」
(うん……)
思考だけではなく、なぜだかニロにはすべての心情を把握されているような気がする。
「……お前に嫌な思いをさせてすまなかった」
私の頬を包み込んで、ニロは囁いた。
悲しそうな顔……。罪悪感で眠れなかったのは本当だけれど、よかったと思うこともあるのに……。
「いやな、思い、だけじゃない……」
「……ん?」
頑張って唇を動かすと、その声に反応してニロは首をひねった。
いまは恥ずかしがっている場合じゃない。ここはちゃんとニロに伝えないと……。
「ニロの、気持ち。……知れて、嬉し、かった……」
思い切って言ったけど、やっぱ恥ずかしい……!
ドクドクと早鐘のような脈打ちが伝わり、少しでもその音を鎮めようと息を止めたら、ドスン、と音を立てて、ニロが床に座り込んだ。
「ニロ、大丈夫……?」
「……近くにくるな。フェーリ」
自分の膝を抱えて、ニロは顔を埋めた。
その首筋はなぜかリンゴのように赤くなっている。
「……どうしたの?」
ニロの肩に手をかけて問いかければ、ちらりと腕の隙間から熱っぽい銀の視線を感じた。
「また、制御が効かなくなるゆえ、余の近くにくるな……」
制御が効かなくなるって、つまり……っ。
ドキンと飛び上がって、ニロから距離をとった。
顔が熱い。きっと真っ赤だよどうしよう……。
悶えていれば、しぃんと奇妙な沈黙が流れた。
うっ、ニロが固まってるわ。
先に声をかけるべきだよね? ……いや、ここは黙って待つべき、かな……?
前世から恋愛経験がないから、この場合どうすればいいのかわからないよ……って、恋愛⁇ で、でも私とニロは、別に……っ。
混乱しながらつくねんと座っていれば、目の前にニロの手が伸びてきた。
「フェーリ。ち、……んんっ。……ちとだけ、お前の手を繋いでも、よいか……?」
顔を半分腕にうずめたまま、ニロは私の様子をうかがった。あれ、ニロも真っ赤だ……。
いつもと違う。少し甘いその雰囲気にふわっと胸が揺れる。
「だめ、なのか……?」
恥ずかしくて、つい無言でいると、再びニロの声が響いた。
はじめから戸惑うことなんてないのに、すぐに返事が出なかった。おずおずする自分をここまで嫌だと思ったことはない。もっと素直になれと勇気をふりしぼり、声を出した。
「ダメ、じゃない……」
もじもじと手を差し出せば、ニロはホッとしたように熱い息をこぼした。
うっ、震えが止まらない……。
瞳を絡ませあい、二人の指先が触れる。
とたん、ピリッとした甘い痺れが背筋まで駆け抜けた。
「…………っ」
え、なにこれ。静電気……?
息を呑み、思わず手を引っ込めようとしたが、がしっとニロに掴まれた。見あげれば、そこには堪え難そうな表情があった。
(ニロ……?)
動揺する私をみすえて、
「……すまない、フェーリ。……ちと、だけ…っ」
ごくりとニロの喉が動いた。
その目元はほんのり朱く染まっている。
(ちょっとって、なに……)
ニロは返事をせず、ただ桃色の唇を甘噛みして、距離を迫ってきた。
心の中で予想がつき、罪悪感と期待に胸が躍りだす。
うそ。でも、そんな……。さっき、約束したばかり、だから……。
じぃと身をこわばらせていれば、鼻先にニロの唇が触れ、チュッと小さな水音がなった。
あれ? と目をしばたたかせる私をみて、ニロは甘く微笑んだ。
「フェーリ。あいし──」
「──うわぁあ! お化けだ!」
「ええええっ!!」
「!」
ニロの声をかき消すように、塔の中に悲鳴がかちあった。驚いてすっくと立ち上がると、目の前にはわなわなと震える小さな人影が見えた。
小麦色の肌……地元の子供たちなのかな……?
そうして呆然と彼らを見つめていると。
「うぁああ……! もう二度と壁に落書きしないから許してぇ……!」
男の子が鼻水を垂らしてそう叫ぶと、後ろにいる女の子もポロポロと大粒の涙をこぼし始めた。
「嫌だあ! ベイサの島に行きたくない……!」
「飴さんあげりゅから……連れて行かにゃいで……うぇーん」
と一番幼く見える男児がひっくひっく泣き出した。
ベイサ……これは南に伝わる怪談の一つで、悪戯っ子を死者の島へ連れて行くお化けのことだよね。白い顔で手を長く伸ばせるから、先に逃げ出した子から捕まれると本に書いてあったわ。
「あげりゅ……。これで全部、グスッ……」
とポケットから飴を取り出した男児は潤んだ茶色の瞳で私を仰ぎ見る。
それ、なんで私に差し出すの……?
0
お気に入りに追加
56
あなたにおすすめの小説
悪役令嬢は二度も断罪されたくない!~あのー、私に平穏な暮らしをさせてくれませんか?~
イトカワジンカイ
恋愛
(あれって…もしや断罪イベントだった?)
グランディアス王国の貴族令嬢で王子の婚約者だったアドリアーヌは、国外追放になり敵国に送られる馬車の中で不意に前世の記憶を思い出した。
「あー、小説とかでよく似たパターンがあったような」
そう、これは前世でプレイした乙女ゲームの世界。だが、元社畜だった社畜パワーを活かしアドリアーヌは逆にこの世界を満喫することを決意する。
(これで憧れのスローライフが楽しめる。ターシャ・デューダのような自給自足ののんびり生活をするぞ!)
と公爵令嬢という貴族社会から離れた”平穏な暮らし”を夢見ながら敵国での生活をはじめるのだが、そこはアドリアーヌが断罪されたゲームの続編の世界だった。
続編の世界でも断罪されることを思い出したアドリアーヌだったが、悲しいかな攻略対象たちと必然のように関わることになってしまう。
さぁ…アドリアーヌは2度目の断罪イベントを受けることなく、平穏な暮らしを取り戻すことができるのか!?
「あのー、私に平穏な暮らしをさせてくれませんか?」
※ファンタジーなので細かいご都合設定は多めに見てください(´・ω・`)
※小説家になろう、ノベルバにも掲載
【完結】身を引いたつもりが逆効果でした
風見ゆうみ
恋愛
6年前に別れの言葉もなく、あたしの前から姿を消した彼と再会したのは、王子の婚約パレードの時だった。
一緒に遊んでいた頃には知らなかったけれど、彼は実は王子だったらしい。しかもあたしの親友と彼の弟も幼い頃に将来の約束をしていたようで・・・・・。
平民と王族ではつりあわない、そう思い、身を引こうとしたのだけど、なぜか逃してくれません!
というか、婚約者にされそうです!
【R18】騎士たちの監視対象になりました
ぴぃ
恋愛
異世界トリップしたヒロインが騎士や執事や貴族に愛されるお話。
*R18は告知無しです。
*複数プレイ有り。
*逆ハー
*倫理感緩めです。
*作者の都合の良いように作っています。
【※R-18】私のイケメン夫たちが、毎晩寝かせてくれません。
aika
恋愛
人類のほとんどが死滅し、女が数人しか生き残っていない世界。
生き残った繭(まゆ)は政府が運営する特別施設に迎えられ、たくさんの男性たちとひとつ屋根の下で暮らすことになる。
優秀な男性たちを集めて集団生活をさせているその施設では、一妻多夫制が取られ子孫を残すための営みが日々繰り広げられていた。
男性と比較して女性の数が圧倒的に少ないこの世界では、男性が妊娠できるように特殊な研究がなされ、彼らとの交わりで繭は多くの子を成すことになるらしい。
自分が担当する屋敷に案内された繭は、遺伝子的に優秀だと選ばれたイケメンたち数十人と共同生活を送ることになる。
【閲覧注意】※男性妊娠、悪阻などによる体調不良、治療シーン、出産シーン、複数プレイ、などマニアックな(あまりグロくはないと思いますが)描写が出てくる可能性があります。
たくさんのイケメン夫に囲まれて、逆ハーレムな生活を送りたいという女性の願望を描いています。
義母に毒を盛られて前世の記憶を取り戻し覚醒しました、貴男は義妹と仲良くすればいいわ。
克全
ファンタジー
「カクヨム」と「小説家になろう」にも投稿しています。
11月9日「カクヨム」恋愛日間ランキング15位
11月11日「カクヨム」恋愛週間ランキング22位
11月11日「カクヨム」恋愛月間ランキング71位
11月4日「小説家になろう」恋愛異世界転生/転移恋愛日間78位
公爵令嬢になった私は、魔法学園の学園長である義兄に溺愛されているようです。
木山楽斗
恋愛
弱小貴族で、平民同然の暮らしをしていたルリアは、両親の死によって、遠縁の公爵家であるフォリシス家に引き取られることになった。位の高い貴族に引き取られることになり、怯えるルリアだったが、フォリシス家の人々はとても良くしてくれ、そんな家族をルリアは深く愛し、尊敬するようになっていた。その中でも、義兄であるリクルド・フォリシスには、特別である。気高く強い彼に、ルリアは強い憧れを抱いていくようになっていたのだ。
時は流れ、ルリアは十六歳になっていた。彼女の暮らす国では、その年で魔法学校に通うようになっている。そこで、ルリアは、兄の学園に通いたいと願っていた。しかし、リクルドはそれを認めてくれないのだ。なんとか理由を聞き、納得したルリアだったが、そこで義妹のレティが口を挟んできた。
「お兄様は、お姉様を共学の学園に通わせたくないだけです!」
「ほう?」
これは、ルリアと義理の家族の物語。
※基本的に主人公の視点で進みますが、時々視点が変わります。視点が変わる話には、()で誰視点かを記しています。
※同じ話を別視点でしている場合があります。
夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました
氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。
ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。
小説家になろう様にも掲載中です
冷宮の人形姫
りーさん
ファンタジー
冷宮に閉じ込められて育てられた姫がいた。父親である皇帝には関心を持たれず、少しの使用人と母親と共に育ってきた。
幼少の頃からの虐待により、感情を表に出せなくなった姫は、5歳になった時に母親が亡くなった。そんな時、皇帝が姫を迎えに来た。
※すみません、完全にファンタジーになりそうなので、ファンタジーにしますね。
※皇帝のミドルネームを、イント→レントに変えます。(第一皇妃のミドルネームと被りそうなので)
そして、レンド→レクトに変えます。(皇帝のミドルネームと似てしまうため)変わってないよというところがあれば教えてください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる